[今週のトピックス]2019年1月21日
バリアフリーはビジネスの卵 1![]() |
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2019年1月14日
障害者等用駐車スペース今週は【車いすあるある】。
車いすマークの描かれている駐車区画についてお話ししました。 正式名称は、障害者等用駐車スペース。 公共施設や商業施設はもちろん、最近ではコンビニなどでもみられるようになりました。 車いすマークの駐車区画って、店舗の入り口に近いから便利って思っている人が大半。 僕の場合、車への乗り降りには、車いすの乗せ下ろしがあるので、ドアを全開にする必要があるんです。 だから普通駐車区画よりも1m幅が広いこの区画を使わせてもらっています。 つまり、ここで大切なのは、「便利・不便」ではなく、 「可能か不可能」というものさしで考えるべきだと思います。 本当に必要としている人の為に空けておける、 そんな心にゆとりのある大人でいたいですよね。 ![]() |
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2019年1月7日
今日から始まりました!よろしくお願いします!初回の今日は、僕の人生観を大きく変えた、障害者デビューについてお話ししました。
今から約9年半前に事故に遭い、病院に救急搬送。集中治療室で、 3日間の意識不明から脱した時、父が僕に掛けてくれた言葉が、 「命があればあとはかすり傷。」 医師からは一週間が山だと言われるくらい、瀕死の重傷だったそうです。 人工呼吸器を使うために気管切開をしていたので、しゃべることができなかったり、 筆談をする為に、ペンを持とうとしたら、うまく握れなかったり…。 今までの当たり前がこんなにもありがたい事だったのかと痛感しました。 そして主治医から、 「あなたの足は一生動くことはありません。一生車いす生活になります。」と宣告されました。 しかし、その宣告を真正面から受け止めることができたのは、 命があればあとはかすり傷という言葉があったからこそ。 人生、生きていればいつからでもスタートラインに立てることを証明する為、 日々、仕事にプライベート、そして生きることに一生懸命です。 今日からスタートした「大塚訓平命があればあとはかすり傷」来週も是非 聴いてください! ![]() |
2019年 1/7(月) いよいよ番組スタートです!1/7(月)から始まる『命があればあとはかすり傷』。
初めまして!大塚訓平です! レディオベリーのパーソナリティとしてデビューさせて頂くことになりました。 僕自身は宇都宮市で12年前から不動産業を営んでいますが、2009年に不慮の事故で脊髄を損傷し、車いすでの生活になりました。障害者デビューしたことで、障害者の住環境・外出環境・就労環境を整備をしたいと思い、NPOを立ち上げ、「命があればあとはかすり傷」をモットーにさまざまな活動を行っています。 この番組では、週ごとにテーマを設けてお話していきます。 1週目 訓平的超ポジティブ思考 2週目 車いすあるある 3週目 バリアフリーはビジネスの卵 最終週は、みなさんからのお便りやゲストとのトークをお送りします。 番組にメッセージや 僕に対する質問(なんでも)お待ちしております! メッセージ応募フォームから送ってくださいね! よろしくお願い致します!! |
実は車いすユーザーにとって、外出を阻むものは物理的なバリア以外にも、
様々なバリアがあるもんなんです。
手伝ってもらうのが悪いから・・・、
迷惑かけてしまうのではないか・・・、
という心理的なバリア、
そして外出先のハード面の整備状況を簡単には得られないという情報のバリアがあるんです。
一方、店舗事業者のみなさんからは、
「バリアフリーというワードを聞くと、スロープを作らなければ・・・、車いす対応のトイレをつくらなければ・・・、かなり高額になりそうだ・・・、また、ウェルカムではあるけど、どのように対応したら良いかわからない・・・」という声が聞こえてきました。
このミスマッチを繋ぐことができれば、双方にとってウィンウィンだと思いませんか?
店舗側のポイントは3つ。適切な声掛けやアシストの方法を知ること、
車いすユーザーwelcomeという意思表示をすること、
店舗のハード面(ありのまま)の情報を正しく提供すること。
これによって、車いすユーザー側は、段差などのバリアがあっても、
受け入れ可能である店舗と分かっていますので、自ら積極的に対話をすることができ、
事前に調べたハード面の情報をもとに、安心してお店を利用することができる。
車いすユーザーにとっては、行きたいところに行けるようになり、
店舗事業者にとっては、新たな客層の獲得、つまり売上アップになるのです。
ハード面を整備する、人にやさしい店舗づくりも大切ですが、
ソフト面、ハートのバリアフリーを推進する、人がやさしい店舗づくりも、
とっても大切なことなんです。
まずは、お金のかからないバリアフリーから実践してみるというのはいかがでしょうか。