[✤しもサタ・ウィークリー✤]2015年2月10日
下野市薬師寺跡で発掘調査中!![]() これでなんとかわかってもらえたと信じたい(笑)
下野市市役所文化課の木村さんが発掘調査をしてるということで行ってきました! ![]() 発掘現場は全部手作業です掘っていくそうで、とても気の長くなる作業です。現在は複数の竪穴住居と柱の跡がいくつか見つかっているそうです。
発掘調査は見つけた素材から何通りもの仮定を立てて作業を進めていくんですが、なんだかパズルとか謎解きみたいですよね! 柱の跡を1つ見つけたとして、その周辺を掘り進め、どのように並んでいるかで何があったかを判断するんだそうです。四方に立っていれば住居、等間隔で直線に出てくれば柵や塀となるそうです。 そして今回の発見は"土"だそうです。 落とし穴でも掘らない限りそんなに大きな穴は掘らないと思いますが、深く掘っていくと土の色が変わるのはご存知ですよね? 関東ローム層聞いた事あると思います。 100年で約1cmと言われるように地層は積もって行きます。 その土の変化より、手が加えられた跡があることを発見したんです! この場所の赤土の地層部分が違う土で固く埋められていたんです! 昔の人は建物の基礎に赤土と黒土を混ぜたものを使用していたとされています。 "下野薬師寺の隣接地の赤土が使われているが、丁寧に埋められていた。" しかもその大きさはかなりの大穴であると推測されることより、もしかしたら薬師寺を建てる時に掘った跡ではないかというのです。 そして人が行き来する場所なので、掘ったままにせずに綺麗に埋めたのかもしれないと…。 ただ発掘調査ってあまり掘ってはいけないそうで、一角しか掘ってはいないけれど、その地層の写真がコレ↓ ![]() ヾ(*´∀`*)ノなんだかわからん!
という方がほとんどだと思うので、是非3月に行われてる「下野市薬師寺跡史跡まつり」に来てください。 その時に公開説明を行います! 発掘調査は答えがないのですべてが"かもしれない"になってしまうのが悔しい所ですが、1つの発見から夢を膨らませて、気の長くなる掘削作業を続けていく。 苦労の末、発見した時の喜びは計り知れないものですよね! 歴史にロマンを抱く方の気持ちが少しわかりました! |
リポーターのミッシーこと渡辺美潮です٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
下野市薬師寺跡といえば下野市の有名な史跡ですが、昨年末頃から発掘調査が行われているんです。
下野薬師寺跡の中を掘っているのではなく、梅林側の柵の隣の畑地帯と行ってもピンと来ませんよね…