[たかね・ざ・わンダフル]2013年1月23日
たんたん探検隊がゆく!台新田の不思議調査~後編~![]() 台新田古墳は、台新田の北側にある広い空地のような場所にあり、
直径10m 高さ2mほどの円墳のようだ。 1400年ぐらい前の権力者のお墓だったそう。 ![]() 横穴式石室があり、石室が覗ける大変貴重なお墓だったが、
3.11の地震で崩壊し、更に崩れる恐れがあり、 住民の安全のため砂をかけて埋め、今の状態に至る。 今では石室が見ることができず残念だが、 今後必要があれば、この砂を掘り返して調査することも可能だ。 台新田古墳はタイムカプセルのように、未来の人たちに向けて残されることだろう。 さて、台新田には他にも古墳があるということで、 鈴木さんに案内していただいた。 甲塚古墳群が台新田の南西にあるという。 まず、見つけたのは一号墳。 大きさは40mぐらいあり、高さ3,4mある。非常に残りが良い そして、一号墳近くにある雑木林の中を進む。 ![]() それらしいものは見当たらないが、鈴木さんが足を止めた。
なんと目の前のこんもりした土が2号墳だというのだ。 そして周りを見渡すと…3号、4号墳も発見された。 古墳に関して素人の我々探検隊にはただの傾斜にしか見えないが、 鈴木さんは長年の勘で古墳だとピンとくるそうだ。 古くから台新田は高根沢の神聖な地域とされ、 古墳に眠る先祖は下の集落に住む人々を見守ってきたと言われている。 では、古墳に眠る人々はどのような景色を見てきたのだろうか。 それを疑似体験するために、我々は最後に台新田展望台を目指した。 頂上に着くと、高根沢を一望できる美しい景色に目を奪われた。 ![]() 今回の探検を振り返ると、台新田には探険しないと分からない魅力があった。 「台新田は今後も開発から免れて古代の遺跡が残る町であってほしい。」 案内してくださった鈴木さんを始め、われわれ探検隊も同じ気持ちになった。 ![]() |
台新田の不思議調査をお送りしました。
残る謎は、古墳が無数に存在しているという不思議だったが、
これまで歩いてきて古墳らしいものは見つからなかった……
すると戸室隊員が「台新田古墳」と書かれた石柱を発見した。
そして、その古墳の傍らには、古墳を調査する歴史民俗資料館の鈴木さんの姿が!
鈴木さんは以前、高根沢の城跡探険の時にも案内をしてくださった歴史に大変詳しいお方だ。
鈴木さんにこの台新田古墳についてお聞きした。