[Tochigi Nice Story]2014年5月11日
第6回 笠原産業株式会社!しかし、ひとつ、悩みが生じました。
小麦というのは、米などの農産物とは違い、加工に加工を重ねて流通するものです。 小麦粉そのものが直接私たちの口に運ばれることはありません。 ということは・・・そう、小麦粉自体の良し悪しは、なかなかわからないというのが現状なのです。 そこで、笠原さんは、その現状を打破すべく、ひとつの「会」を立ち上げました。 それが「麦わらぼうしの会」なのです。 「麦わらぼうしの会」は、平成14年に発足されました。 年に1度総会を開き、生産農家さんや卸売業者、小売業者、消費者など、流通に関わる人たちを集めて交流するそうです。 農家さんの話しを聞いたり、逆に農家さんが自分たちが作った小麦がどういう形で最終的に食べられていて、それをどう評価されているのか、その場で聞くこともできるので、お互いに小麦を介して、会話ができる場が作れています。 これで、農家さんや製粉会社さんは、小麦に対する自信と誇りを取り戻したわけですね。 さて、みなさま。 麦わらぼうしの会の会員、どうやってなるのか気になりませんか? 方法は、簡単。 栃木産の小麦を使った商品に携わるだけです☆ 携わる、ということは、その商品を販売したり卸したりすることだけではありません。 その商品を手にとり、口にしたそこのあなた! そう、わたしたち消費者も、商品を購入し、口にした瞬間からもう会員の一人なのです! 麦わらぼうしの会の総会には、誰でも参加できます。 それはこういった理由からだったのですね! 「栃木の小麦の良さを知ってもらうには、この粉をもう一度加工してもらって、食べてもらう。そういう意味では連携プレーが必要になってくるんだな、と思い、活動している」 笠原社長が仰っていました。 農家さんだけ、製粉会社さんだけでは成し得ないことが、連携することでできるようになったんですね(●^o^●) 麦わらぼうしの会で作った商品は多数あります。 その中でも特に笠原さんが推していたのは、イワイノダイチという小麦から作った「太うどん」という乾麺。 イワイノダイチはでんぷんに含まれるアミロース量が少ないため、粘弾性が強くモチモチしているんだそうですよ。
その性質を生かすために、太いうどんにし、よりそのモチモチ感がしっかり伝わるように工夫したんですって。 この太うどん、私たちスタッフもいただいたのですが、とってもつるつるツヤツヤしていて、それでいて弾力のある歯ごたえ。
しっかりと咀嚼しないと呑み込めないほどかみごたえのあるうどんでした。 こ・・・これがイワイノダイチの力・・・!! この、麦わらぼうしの会で作られたうどん。 笠原産業さんのホームページや、道の駅などで購入することができます。 ほかにも、うどんだけでなく、小麦粉やお菓子、ラーメンなども販売されています。 麦わらぼうしの会のHPには、麦わらぼうしの会で作られた小麦製品を使った レシピが掲載されていますので、チェックしてみてくださいね♪ |
[side story]2014年5月11日
そして、小麦畑の景色…笠原産業さんのサイドストーリーの紹介です★ 取材に行ったあの日、実は、取材が終わった後に 事務長の飯塚さんに、小麦畑に連れて行っていただいたんです! こーーーーーーんなに広い麦畑!
これが全部黄金色になると思うと、心が躍りますね!ズンチャッズンチャッ アカネッティと飯塚さんでパシャリ。
こういう景色を見ると、 栃木に住んでいてよかったなー、と、改めて思います こちらは取材中の様子。 笠原社長自ら、熱い『栃木産の小麦』への想いを
語っていただきました うどんの太さと、それを噛み切るときの弾力。 図を描いて、体で表現をして、教えてくれましたよ☆ 笠原さんの、栃木、そして土地技(とちぎ)への強い情熱が伝わってきますよね! みなさんも、ぜひご自宅で土地技の小麦粉を使った料理、 作ってみてくださーーい(●^o^●) |
今回は、足利市福居町の「笠原産業株式会社」さんをご紹介しました!
さあ、今回の放送のおさらいです!
栃木県内唯一の小麦製粉会社、笠原産業さん。
製粉専門で、小麦を加工して小麦粉にするというのがこの笠原産業のお仕事です。
そして、うどん屋さんやパン屋さんなどが、その小麦粉を更に加工し、私たちのもとに届くというわけです。