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[齋藤さんの栃木市ラブ]

2013年7月15日

スゴい!「樽」づくり。

今回ご紹介したのは、栃木市で樽をつくり続けて30年、樽職人3代目の伝統工芸士、萩原幹雄(はぎわらみきお)さんです。

30歳のころ千葉県に1年ほど修行に行かれた後、この職に就かれたそうですよ。

萩原さんのつくる樽は、栃木県の伝統工芸品に認定されています!

ご覧ください!

こちらは、取材中たまたま“修理”に訪れた、栃木市の有名なお蕎麦やさん「いづるや」さんが持ってきたものです。

(というわけで取材の内容はここで急変しました←ウラ話です 笑)

いづるやさん、以前「たくあん」をつけていたけど底が抜けてしまったものを修理し、「どじょうをいれたい」とのことでした。状態を一瞬で判断し、萩原さんは作業に取り掛かかりました。

そうです。萩原さんは、樽を一から作ることはもちろん、修理もなさるんです。

記念に1枚☆
(右から、いづるやの大塚さん、萩原さん、サイトウです♪)
そんな萩原さんに樽について伺い、印象的だったことは…

樽づくりで一番おもしろいのが「杉」一番泣かされるのも「杉」ということ。

杉の木を組み合わせて樽を作るのですが、その合わせ方によって、ゆるくてもきつくても水が漏れてしまったりして失敗してしまうのだそうです。絶妙な合わせ方が職人さんの腕の見せどころなんですね。

同じ「器」でもプラスチックなどと異なり、「樽」は、食品の余分な水分を吸収し、入れる食べ物を絶妙な風合いに仕上げてくれます。

・・・ということで、なんと!!!

萩原さんお手製の「ぬか漬け」を食べさせていただくことに♡
じゃじゃ~ん!!!

かぶ、にんじん、きゅうりに、おくら!!!


ん!!?? おくら?!?! おくらもぬか漬けにぴったりと、萩原さん。

「ぱくっ」

お、お、お、おいし~~~い 0(^^)0

30切れぐらいはあったぬか漬けを、一気にいただいてしまいました☆

味がまさに、絶妙でした。水っぽくもなく、塩気がつよくなく、まろやかで、とりこになるおいしさ。これも、「樽」が糠(ぬか)の水分をいい具合に吸収し、木ならではの"呼吸”をしているからこそ成せる味。びっくりして、感動しました。


「樽」に関心を持たれたかた「私も樽がほしい!樽で漬物がつけてみたい」という方は、ぜひ萩原さんの工房までお問い合わせください。

萩原さんは、本当にやさしくて、腕の筋(すじ)が職人さんだなぁと見とれてしまう方で、しかもおいしいぬか漬けまでごちそうしてくださいました。

樽と樽づくりの職人さん、これからも大切に見守っていきたいです。


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萩原さんの樽工房…「萩原製樽」

 〒328-0012
 栃木市平柳町1-9-2
電話 0282‐22‐1280

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お漬物とノンアルコールビールで

「樽」に乾杯!!!

  
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