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[今週のつながる劇場]

2013年11月29日

11月29日 ~羽田空港~

11月29日の舞台は「羽田空港」
娘の海外旅行をきっかけに、家族の繋がる姿を上演しました。

私の名前はカナヤマ・チカコ、46歳。
今日はこれから韓国へと旅立つ娘のアキを見送りに、
ドライブがてら主人と一緒に羽田空港へやってきた。

今から約3年前にオープンした羽田の新国際線ターミナル。
日本が誇る105店舗ものショップとレストランが集結したその様子は
まるでひとつの街みたい。
中でも江戸の街並みを本格的に再現した「江戸小路」は
散策するだけで、日本の伝統や文化を体感できるようになっているんだって。

「羽田空港が国際空港になってから来るのは初めてよ。キレイねー! 
ちょっとアキ、写真撮って♡ パパ、一緒に撮りましょ!」

江戸小路の赤提灯をバックにハイチーズ。
“ママ、ハシャギ過ぎ!”娘には笑われたけど、いいじゃない。
「えっと、これを…、ハイ、送信っと。アキ、今携帯に写メ送ったからね。
韓国で寂しくなったらそれを見てパパとママを思い出して♪」

“たった2泊だってば!”娘はすっかり呆れ顔。
そうだけど……。韓国に住むお友達に会いに行く娘。
でも初めてのひとり旅だもの、娘を送り出す親としては
どうしても心配になっちゃうのよ。

そうこうしている間に娘の搭乗時間が近づいて来た。
チェックインを済ませ、
ゲートへと向う娘の後ろ姿が小さくなっていく。
「あーあ、行っちゃった。アキがひとりで海外なんてね…。
 18歳か、時間が経つのは早いね。なんだか寂しくなっちゃったわ」


“たった2日じゃないか”と呆れる主人。
「そうね…。よし、せっかくだからもう少し空港を見て行きましょうよ」


5階に上がるとさっき見た「江戸小路」の風景とは一転。
白を基調としたフロアにはアニメやキャラクターグッズのショップがズラリ。
なるほど、ここは日本の“今”を体感する場所なのね。

「ねぇ、あなた。プラネタリウムカフェだって! ちょっと寄って行きましょうよ♪」

見つけたのは“プラネタリウム スターリーカフェ”。
カフェメニューを食べながらプラネタリウムが見られるなんて、楽しそう!

「羽田から飛び立ち、世界各国へと向う旅路の途中で出会う星空や季節の星座が見られるんですって! 
 ここで旅気分が味わえるなんてステキね。
 そういえば新婚旅行で行ったサンフランシスコも夜便で、夜空が綺麗だったっけ。
 パパ、覚えてる?」

“覚えてるよ、到着したときには時差ぼけでお前フラフラだったよなー、
機嫌悪くて参ったよ”って、思い出すのはそこじゃないでしょ! 

天井いっぱいに広がる星空は、ここが空港だということを忘れるほど幻想的で、
気持ちは数十年前の新婚旅行へとタイムスリップ。
「パパ、また旅行に連れて行ってね」こそっとささやいてみたけど、聞こえたかしら?

「やだ、パパ。すっかり暗くなっちゃった! 空港も堪能したし、そろそろ帰りましょうか」

(メール着信音)
「パパ、アキからよ! ソウルに着いたって。そっか、今は海外からもメールできるのね。
 なんだかすぐ近くにいるみたい」

(メール着信音)
「あ、写メも来たよ。お友達、とても可愛い子よ。Facebookで仲良くなったなんていうから、
 心配してたけどいい子みたいで安心したわ。娘も世界とどんどん繋がって行くのね…」

“今、空港から栃木へ帰ってます。アキのおかげで久しぶりのデートができたよ”メール送信っと。

「国境を超えても繋がっていられるなんてすごいよね。離れてる感じが全然しないもの」

“そうだな”と主人。これからきっと娘はどんどん遠くに羽ばたいて行くのだろう。
その都度きっと寂しくなっちゃうんだろうな…。
ううん、大丈夫。私たちは繋がってるんだから。

“帰りも迎えにくるから到着時間をメールしてね”
メール送信っと。

2013年11月22日

11月22日 ~表参道・キディランド~

11月22日の舞台は「表参道・キディランド」
反抗期真っ只中の娘と、対応に困惑する父との間でも繋がる
親子の姿を上演しました。

「フミカ、美味しいか?」

(……。無言。レストラン店内のざわざわ)

「最近、学校はどうだ? 楽しいか?」

「普通」
(レストラン店内のざわざわ)

はぁ。私はウチムラ・カズキ。38歳。
娘のフミカを連れて表参道のファミレスでランチをしているのだが、まったく会話にならない。
中学1年生になる娘は世に言う反抗期まっただ中なのだ。

今日は家族で親戚の住む東京へとやってきたのだが、妻は私の母と姉と女3人で買い物に出かけてしまった。
退屈そうにする娘の機嫌でも取ろうかと連れ出してみたのだが…それが失敗だったか?

娘がまだ小さいときは、よく一緒に動物園や遊園地に行ったものだが、この歳になるとお手上げ。
「お父さんと歩くのは恥ずかしい!」と一蹴されるのがオチで、
今日、こうして一緒に表参道に来ているのは奇跡とも言える。

さて、これからどこへ行こう? 中学生が喜びそうなところ…。
デザートのパフェを食べている娘を見ながら考えていると、娘の携帯ストラップが目に入った。
これは、たしかリラックマ! そうだ、娘はキャラクター物が大好きだったんだっけ。

“表参道 キャラクター”
携帯で検索をかける。あったあった、そうそうキデイランド!



「フミカ、キデイランド行かないか? お前の好きなキャラクターがいっぱいあるぞ」

無言でうなずくも、ちょっと嬉しそうな娘。お、反応よし!

1950年11月の開店以来、60年以上にわたって親しまれてきたキデイランド原宿店。
2010年に一度新築工事で閉店したが、今年の7月にリニューアルオープンし、
扱うキャラクターの数も一気に増えたという。

お店に到着するとそこにはすでにたくさんの人たちが。
家族連れはもちろん、多くの外国人観光客でにぎわうその様子に、
ここが今でも原宿、表参道のランドマーク的な存在として愛されていることを実感する。

「ここ、お父さんが子供の頃におじいちゃんに連れて来てもらったこともあるんだぞ。
そのときはこんなにキャラクターの数もなかったけどなぁ。お、キティちゃんも今はこんなに
オシャレなのかー。おい、フミカ、待ってってば!」

私の昔話には興味などない様子でどんどん店内奥へと進んで行く娘。
父親って寂しいなぁ…と沈んでいると、フミカが“こっち、こっち!早く!”と手招きしている。
どうやらお目当てのリラックマは4階に専門フロアがあるらしい。
「はいはい、今行くよ」なんて面倒なフリをしたけど、久しぶりに娘から声をかけられて心が踊る。
いけない、いけない。ニヤけないようにっと。

大好きなリラックマのフロアに娘のテンションは一気に上がったようだ。
文房具にぬいぐるみ、お弁当箱まで次から次へとカゴへと入れて行く。
「おいおい、そんなに買ったらお母さんに怒られちゃうぞ?」

こちらをチラッと見たあと、口をへの字にする娘。
あーあ、こういうときだけ可愛い顔をするんだから。ほんと、女はずるい。

“今、フミカとキデイランドに来てるよ。買ってやるけど、いいよな?”
メール送信っと。

「フミカ、ママたちも買い物に夢中みたいだぞ。メールが返ってこない。もぅ、しょうがない。
全部買ってやるか。今日だけだぞ? 勉強もがんばるって約束な?」

“うん!”今日一番の笑顔を見せる娘。まったく、現金なんだから。
店を出たとき、ちょどメールがなった。
「なになに、“あんまり甘やかさないでよー!”だって。もう遅いよな、フミカ」

フミカが笑いながら携帯をいじってる。
「誰にメールしてるんだ?」
“内緒”って、またお父さんは蚊帳の外ですか・・・?

親戚の家に戻ると、先に戻っていた妻がフミカの持つ大荷物を見てため息。
“まったく、娘に甘いんだから”って…はい、その通りです。
すると妻が“ちょっとコレ見て”と、携帯を差し出して来た。

「ん? フミカからのメールじゃないか。“今、お父さんがいっぱいリラックマ買ってくれたよ。
嬉しかったよ”……。フミカ、、、あの時、お母さんにメールしてたのか」

“お父さんには素直に甘えられない年頃なのよ”と妻。
会話は減っても、気持ちが離れた訳じゃない。ちゃんと繋がってるんだね。

「フミカ、また行きたいところがあったらお父さんに言ってな。メールでもいいぞ」

娘は何も言わずにうなずいた。

2013年11月15日

11月15日 ~代官山蔦屋~

11月15日の舞台は「代官山蔦屋」
遠距離になってから、繋がってる感じが前よりも強くなった
恋人の姿を上演しました。
僕の名前はタカモリ・ゴウ、28歳。
9月から栃木支社に転勤になったばかりのサラリーマンだ。
今日は土曜日、天気は最高。電車は週末を楽しむ家族連れやカップルで混んでいた。
僕だってもうすぐ…。

今、僕は東京へ来ている。
今日は遠距離恋愛中の彼女、サトミと月に1度のデートの日なのだ。
サトミとはつき合って3年目。
僕の転勤で遠距離恋愛になってからもうすぐ3ヶ月になろうとしていた。

今日はどこへ行こう? 電車にゆられながら携帯に指を走らせる。
「代官山、グルメっと。」
表示された検索結果を吟味しながら、サトミのことを考えた。
“あいつ、イタリアン好きだったよな。あ、でもこの前もイタリアンだから今日はメキシカンなんかもいいかな”

“次は渋谷〜、渋谷〜”(車内アナウンス)
「えっと、渋谷から東横線に乗り換えて…、代官山へ着くのは14時5分か。」
携帯の乗り換えアプリで到着時間を確認。
14時の待ち合わせには5分遅れてしまいそうだが、5分なら許容範囲だろう。

“駅には14時5分につくよ。ちょっと遅れちゃってごめんな。改札待ち合わせでいいか?”
メール送信っと。

(メール着信音)
“ちょっと早く来ちゃったから、蔦屋で待ってます。新しくできたとこだよ”
「え、えぇぇぇ!?」
思わず立ち止まる。どこだよ、蔦屋って! オレがひとりでたどり着けるわけないだろーー!


実は僕は極度の方向オンチなのだ。
しかもトレンドにも疎く、今までのデートはすべて彼女に任せっきり。
乗り換えを調べたり、お店を検索するようになったのは遠距離恋愛になってからの話で、
今日だって携帯がなかったら今頃迷子。ほんと、携帯が繋がってよかったよ…。

“代官山、蔦屋っと”すぐさま携帯で検索。
「駅からは徒歩5分。そう遠くはなさそうだな。にしても、この外観。これ、本当に蔦屋なのか?」

携帯の画面に表示されたその建物はとてもスタイリッシュで、
普段僕が利用しているTUTAYAとは似ても似つかないものだったのだ。
そもそも、僕にとってのTUTAYAは本屋というよりレンタルDVD屋だ。
洋書やジャズの専門書なんて見たことないぞ。

「なになに…」
遡ること30年。1983年に大阪で開業した「蔦屋書店」の夢は
「本、映画、音楽を通してライフスタイルを提案すること」。
その頃の夢は今、叶えられているのだろうか? 
その思いから、今いちど開業当時の夢に向き合うために作られたのがこの「代官山 蔦屋書店」……。

「へー、そうだったのか。専門書コーナーが充実しているのも納得だな」
気付けばアクセスを調べるつもりが、ついついホームページに引き込まれてしまった。
いけない、いけない。サトミを待たせてるんだった!

地図アプリを頼りに蔦屋書店に到着したのは14時20分。サトミ、怒ってるかなぁ…
(☎の音。プルルルル・・・・)
「あ、サトミ? 今着いたよ。どこ? え? トラベルコーナー? 了解。ちょっと待ってて」

「サトミ! ごめん、待った?」
“ううん”と笑顔で首を振る彼女。久しぶりに会う彼女に胸がトクンッと高鳴った。


「へー、広いな。コンシェルジュがいるのも納得だな」
思わずつぶやいた僕に、サトミが“なーに?”と首をかしげる。
「いや、ここにはそれぞれ専門分野のコンシェルジュが30名以上いるんだよ。
欲しい本を探してくれるだけじゃなく、今オススメの本を教えてくれたりもするんだって」

サトミが一瞬驚いた顔を見せて、その後すぐ笑った。
「なんだよ? え、そうだよ、携帯サイトの受け売りです!」
“そんな風に自分から調べることなんてなかったじゃない”サトミが笑う。

「そうかもな、メールや電話も遠距離になってからの方が増えたしね。
離れているのに、繋がってる感じは前より強くなった気がするよ。
あ、今日の夜、メキシカンなんてどう? サトミの好きそうな店探してみたんだけど…」

“頼もしい♡”サトミが腕をからめてきた。
ちょ、照れるじゃないか。
会いたいときに会えなくても、メールや電話で心はいつでも繋がっていられる。
遠距離恋愛もそう悪くない…かも。

2013年11月8日

11月8日 ~SHIBUYA109~

11月8日の舞台は「SHIBUYA109」
ファッションでつながる親子の姿を上演しました。
「え?ごめんなさい、よく聞こえないの。リンカにつき合って買い物してるんだけど、
もううるさくて。あとでかけなおすわ」

ふう、まったくいつまで買い物してるのかしら…。
私はナガヤマ・ミドリ、38歳。
今日は中1になる娘のリンカにせがまれ、渋谷まで買い物に来たのだけど……。
あぁ、うるさい。リンカが目を輝かせて買い物をしている渋谷109は、
私にはゴチャゴチャしてうるさいだけ。
母からかかってきた電話もほとんど聞き取れなかったじゃない。

“こっちこっち!”と向い側のショップからリンカが手招きしている。
「欲しいの見つかった? え? コレ?」
リンカが欲しいと言ってきたのは千鳥格子のセットアップ。
やだ、これ私が大学生のとき同じようなのが流行ったっけ。

「これと似たようなの、ママも昔着てたんだよ」
娘が持っていた服を拝借し、鏡の前で当ててみる。まだイケルかしら?
私の気持ちを読んだのか、リンカが呆れるようにいった“若作り!”

「ちょっと、買ってあげないからねー!」
慌てて“ウソウソ、ママかわいいよー!”とご機嫌とりに走る娘。まったく、調子いいんだから。

いくつものショップがひしめく渋谷109は、今では観光客向けのガイドブックにも掲載される、
日本を代表するファッションスポット。
トレンドアイテムがリーズナブルに揃うから、中高生はもちろん、
最近は主婦層のお客さんも増えてるんだって。


娘が試着している間に私もちょこっと物色。
今年の流行りはキルティングやツイード? チェック柄もブームなんだ。
やっぱり私の大学時代と一緒。流行りって繰り返すのねぇ…。


試着室から出て来た娘。千鳥格子のセットアップを来た姿はどことなく私と似てるかも。
やっぱ親子なんだなぁ…と嬉しく思っていたら、店員さんが声をかけて来た。
え? 今なんて?

「リンカ、聞いた? 今、店員さん“ご姉妹ですか?”って聞いたよねー! 
ママ、お姉ちゃんに見られちゃった♪ パパにメールしよっと!」

「“リンカと渋谷で買い物してます。今ね、店員さんに姉妹に間違えられちゃった♪ 
夜までには帰るから、ご飯食べないで待っててね” 送信っと」

横でリンカが呆れて見ている。いいじゃない、仲良しの両親で♡
ちょっとのことでも繋がってられるって、幸せなことなのよ。

(メール着信音)
「パパが“うまくのせられて買っちゃったんだろー。光景が目に浮かぶよ”だって。」
買い物を終えたばかりのリンカが大きな荷物を抱えて笑っている。
はい、その通りです。バッグまで買わされちゃいましたよーっと。

「あ、おばあちゃんに電話しなきゃ! さっき途中になってたのよ」
渋谷109を後にして、思い出したように母へと電話した。

「ごめんごめん、今お買い物終わったわ。どうしたの? え? 今年も豊作なのね。送ってくれるの? ありがとう。そうそう、お母さん。私が昔着てた千鳥格子のお洋服って実家にまだあるかしら?」

母の用件は実家で大量になった柿を送ってくれるというもの。
こうして結婚後も毎年気にかけてくれるんだからありがたい。

“せっかくなら取りに行けばいいじゃん”とリンカ。
そっか。孫の顔も見せられるし、古いお洋服も探しせるもんね。

「あ、お母さん。私。せっかくだからこれからそっちに向うわ。
柿も欲しいし、昔のお洋服も探したいから。パパにも連絡して、そっちで合流するね」

電話の向こうの母は嬉しそうだ。

「リンカ、パパにメールして。おばあちゃんのとこで一緒にお夕飯しましょって」

“はーい!”とパパにメールする娘。
こうして離れていてもすぐに繋がれる。当たり前の日常が愛おしい。

「ママの昔のお洋服が見つかったら、リンカ、一緒に着てお出かけしましょうね」
“えーー!恥ずかしいよ!”と言いつつも笑っている娘。
さ、おばあちゃんちに急ぎましょう。

2013年11月1日

11月1日~アンダーザツリー~

11月1日の舞台は「アンダーザツリー」。
気の合う仕事仲間と、
これからもつながっていく将来の姿を上演しました。
私の名前はタテヤマ・シゲル、34歳。
この秋から栃木へ赴任が決まり、家族で引っ越して来たばかりだ。
家族でゆっくりと近隣散策をしたいのだが、
まだ東京に残る仕事があり、
週末は東京と栃木の行ったり来たり。
今も東京へと向う電車の中で引き継ぎ資料に目を通している。

(メール着信音)
「“パパ、はやくかえってきてね!”か」
嫁の携帯を借りたのだろう。
3歳になる息子のリクトから送られて来たメールには
一生懸命打ったと思われるひらがなが並んでいる。

「あしたかえるね。かえったらあそぼうな」返信ッと。
こんな些細なメールのやりとりが家族との繋がりを再認識させてくれる。
がんばって早く仕事を片付けようという、モチベーションにもなっていた。

東京本社での仕事も無事に片付き、ホテルへ帰ろうとしていたとき、
後輩の杉山から飲みに誘われた。
なんでも、最近ハマっている日本酒バーがあるらしい。


“とにかくオシャレなんスよ!”と語る杉山に連れられて来たのは
阿佐ヶ谷にある『Japan酒Bar Under the Tree』

“オシャレだ”という杉山の言葉に思わず納得。
その外観はまるでワインバーのようで、
僕の中にあった「日本酒」のイメージを
大きく覆すものだった。


“日本酒はおやじくさいとか、そういった認識を変えたくて”
と話すのはオーナーさん。
日本酒にもっと興味をもってもらいたいとの思いから、
今年の3月にこのBarをオープンしたそうだ。店内に張り出された日本酒のメニューには1〜10までの“ビギナーおすすめ度”が書いてあったり、
少しずつ色んな種類が楽しめる利き酒セットが用意されている。

なるほど、ここなら日本酒初心者でも気軽に楽しめそうだ。

「日本酒ってもっと地味なところで、チビチビ飲むものかと思ってたよ」
そういうと、杉山は“僕もそうなんスよー!”と大きくうなずいた。
どうやら、すでに酔いが回ってご機嫌らしい。

ワインブームや焼酎ブームを経て、今年は日本酒ブームなんだという。
というのは、40代の作り手たちが成熟した技で支える日本酒を土台に、
若手の作り手たちが既成概念にとらわれないクリエイティブな酒造りを展開。
そしてまさに今が、史上最高の味わいを楽しめる日本酒新時代だというのだ。

「繋がってるんだな…。なんか、オヤジと酒が飲みたくなって来たよ」
すでに寝そうな杉山を横目にオヤジへメールすることにした。

「久しぶり。元気にしてるか? 今、東京で後輩と飲んでるんだけど、
日本酒の奥深さにハマりそうだよ。オヤジ、好きだったよな、日本酒。今度教えてくれよ」

(メール着信音)
「お前からメールなんて珍しいな。いいぞ、いつでも飲みに行こう。リクトは元気か?」

「まったく、オヤジのやつ、結局オレより孫かよ」
思わず出た独り言に杉山が反応した。
“いいじゃないですか、3世代で繋がってて。あー、おれも早く結婚したいっス”

「そんなだらしない飲み方してちゃ、嫁さんなんて来ないぞ」
笑うオレに、杉山が“そんなぁ〜”と項垂れている。


「あ、嫁さんにもメールしとこう。
 “今、後輩と飲んでるよ。今度連れてくから、
 家庭の味でも食べさせてやって” 送信っと」

“あ、今、既婚者の余裕見せつけませんでしたー!?”と杉山。
バレたか(笑)

いつか杉山にも家族ができたら、そのときは家族ぐるみでつき合えたらいいな。
子供通しが遊んでる横で、俺たちは酒を飲んで…。
どんどん繋がって行く将来の想像に、笑みがこぼれた。





★アンダーザツリー (Under the Tree)
 
 東京都杉並区阿佐谷北2-2-7 喜楽ビル 1F
 03-5356-6155

営業時間:火~木、日祝 18:00~24:00
    :金土 19:00~26:00

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