[今週のつながる劇場]2015年1月2日
1月2日 ~有楽町・TOHOシネマズ 日劇~私は、「山野喜一郎」。小さな工務店を経営する、68歳。 新年は、我が家に息子たち家族が集まり、にぎやかに迎えました。 その後、東京の長男家族は正月旅行に出かけ、 広島に住む次男家族が先ほど新幹線で帰っていきました。 次男家族を東京駅まで見送り、ホっと一息。。。 嵐のようなにぎやかさが去った後は、 いつも通り私とかあさんの老夫婦二人きり。 (メール受信) さっき別れた孫から、かあさんのケータイへメールが届いた。 「美味しいごはんをありがとう!楽しかったよ」という 内容だったらしい。 喜一郎 みんな、帰っちゃったな。 次、また集まれるのは・・・夏休み頃になるか? 当分孫たちに会えない寂しさを、 独り言っぽくかあさんに言ってみたりして・・・ 喜一郎 さてと・・・どうしますか、かあさん?まっすぐ帰りましょうか? すると、かあさんから意外な提案が! 喜一郎 え!?映画!!映画を観に行こうか!って・・・ お、うん・・・そうだな。せっかくだから、行ってみるか。 すぐに思いついたのは、東京駅のお隣、有楽町にある映画館。 「TOHOシネマズ 日劇」 ここは、有楽町マリオンの阪急側にある映画館。 「日劇」の名称は、かつてこの地にあった「日本劇場」に由来。 1984年のオープン以降、数々の洋画と邦画の超大作や話題作を 上映してきた、伝統と革新性を兼ね備えた劇場であります。 喜一郎 そういえば・・・ 十数年前にもこうやってかあさんと映画を観に行ったっけ。。。 そう・・・ウチのかあさんは、映画が好きな人だった。 我が家のDVDは、ほとんどがかあさんの好きな映画ばっかり。 意外にも、アクション系の作品が多いのだ。 喜一郎 えーと・・・今の時間だと・・・ちょうどいい時間の映画はねぇ・・・ 私は、慣れないスマホで一生懸命、 映画館のホームページで上映時間を調べた。 かあさんのリクエストは、年末からお正月映画として CMも流れていた話題のサスペンス映画とのこと。 喜一郎 よし、ちょうど待たずにピッタリの時間があったぞ。これにしよう! マリオンの1階にあるチケット売り場で、 そのサスペンス映画のチケットを買っていざエレベーターで9階へ。 そういえば・・・ このマリオンの1階で、仕事終わりに待ち合わせもしたっけ。。。 まだ小さかった子供たちとかあさんと。 私は仕事終わりで駆けつけ。 みんなで、買い物をしたり、アニメの映画に付き合ったり、 お祝いのごはんを食べに行ったり。 そんなことを、エレベーターを待っている時にふと思い出した。 喜一郎 昔から、何か用事があると、このへんにはよく来てるな。 かあさんも何か昔のことを思い出したのだろう、 下を向きながら小さく笑っていた。 エレベーターで映画館まで上がり、チケットの番号で席を確認した。 喜一郎 ちょうどイイ時間があって、よかったなかあさん。 さて、始まるまでまだ時間があるから・・・ コーヒーでも買ってこようか。 ん?あれ、かあさん? 席に荷物を置くと、かあさんはすぐに売店へ向かっていた。 喜一郎 ん?なんだ!?お腹でも減っているのか・・・ かあさんはすぐに戻ってきた。 手には、売店で買った、今から見る映画のパンフレット。 そういえば・・・ かあさんは昔から、必ず映画の時はパンフレットを買う人だった。 そして、始まるまでにじっくり熟読するんだった。思い出したぞ! 初めて見た当時は、変な子だなと思ったもんだ。 今日は・・・やけに「そういえば・・・」の多い日だ。 喜一郎 なぁかあさん。 映画が終わったら、どこかでごはんを食べて帰ろうかな。 ついでにもう1つ、そう言えばを思い出した。。。 かあさんは映画を観た後、必ず観た感想を話したい人なんだ。 昔からそうだった。 だから、ごはんを食べながら、あとでゆっくり感想を聞いてあげよう。 今日は映画のおかげで、夫婦の《つながり》を再確認した日だな。 (開演ブザー) 喜一郎 お、始まるぞ。 あ!かあさん、ケータイの電源を切っておかないと。 END |
1月2日の舞台は「有楽町・TOHOシネマズ 日劇」。