[今週のつながる劇場]2015年1月30日
1月30日 ~麻布十番・すし 道~私は、「岡部けんじ」。45歳。 今日は、麻布十番にあるお寿司屋さんに来ています。 事前に、この日をちゃんと予約して。 昨年、私は長年勤めていたパン屋さんから、晴れて独立。 自分の店を構えることができました。 そして、その長年お世話になったパン屋の社長と奥様をご招待して、 今夜は私なりの恩返しをさせていただきます。 (着信音) けんじ もしもし、はい、西田社長ですか。 あ、そうです鳥居坂の入り口です。 そうです、そのビルの3階です! 長年、社長とは公私ともにお付き合いさせていただいたけど、 こうやってこの私が社長にごちそうするなんて初めての事。 独立して、お店が落ち着いたら、 まず社長にお礼をしようと決めていました。 (引き戸ガラガラガラ~) けんじ あー社長、奥様!どうぞ、こちらに!どうぞ! 飲み物はビールでいいですか? え、社長も一度、ここのお店には来てみたかったんですか!? 社長も来てみたかったという、ここ麻布十番の「すし 道(みち)」。 最高級の食材を毎朝築地で仕入れ、島根や富山、長崎など、 独自の仕入れ先からも天然物を揃えてます。 シャリは酒粕酢・・・(いわゆる赤酢)を使用。 オーガニックワインやオーガニック日本酒といった、 無添加無農薬のお酒を数多く取り揃えていて。 そのマリアージュに合わせた楽しみ方で、 本物の江戸前鮨を存分にご堪能できるお店。 けんじ 社長の好きなお寿司ということで、いろいろ探しまして、 こちらのお店にさせていただきました。 とりあえず、お店の方も無事にオープンできましたので・・・ 社長のおかげです!今年もよろしくお願いします! かんぱーい!! まずは、一品料理。 ここは、握りの前の一品料理が充実していた、とても美味しいとの噂。 お酒が好きな、社長には最高のコース。 あん肝、カニの塩茹で、カキの豆乳鍋など・・・ 社長は美味しそうに食べ、そしてお酒を楽しくやってる。 隣では奥様が、冷静に一品一品、写真に撮ってる。 美味しいモノを食べた時は、必ず写真に残しておくらしい。 (カシャカシャ) けんじ 社長のとこから独立した時、決めていたんです。 オープンして、落ちついたら、改めてお礼を言わなくては。 ホントは、昨年末に忘年会としてやりたかったんですけどね・・・ 社長と出会い、お世話になっての25年。 話は徐々にさかのぼって、過去の思い出話で盛り上がりました。 何年か前に、従業員のみんなで行った温泉旅行の時。 酔っぱらうとすぐに脱いじゃう社長が、パンツ一丁になって、 隣の宴会場に間違えて入ったこと。 あの時、隣から聞こえてきた悲鳴は、 今でも耳にしっかりと残ってます。 けんじ パンツ一丁の変な人が入ってきた~って、 隣の若い女性が泣いてましたよ。 え?あの時、私も何かありましたっけ!? 社長は自分のスマホを取り出し、 その時の写真があるからと私に見せてくれた。 けんじ あ!この写真は・・・ 社長のスマホには、私が酔っぱらって、おでこにメガネを乗せたまま、 一生懸命にメガネを探してる様子。 けんじ えっ!こんなのいつの間に・・・撮ってたんですか!! えー、知らなかったですよ。。。 時間が経つのも忘れ、楽しい思い出話に、美味しいお酒。 麻布十番の夜景を望みながら、最高のお寿司。 一品料理の後は、さんまのたたき・関サバ・鰹の藁焼きなど、 お刺身盛り合わせ。 そして、メインの握りを6貫。 〆には、卵焼きとお味噌汁。 気持ちもお腹も、大満足でいっぱいに。 けんじ 社長、そろそろイイ時間ですね。 帰りましょうか・・・ すると、社長はいつもの癖で財布を取り出そうとしたので、 私が制止して・・・ けんじ いえ、今日はごちそうさせてください。そういう会なんです。 と言って、初めて社長にごちそうをさせていただくことができた。 何か、初めて独立をしたという実感があった。 けんじ 社長、大丈夫ですか?フラフラしてますよ! 今、電話してタクシーを呼びましたから。 文字通り、千鳥足の社長に肩を貸して、お店の前の通りまで。 すぐにタクシーがやってきて、社長を乗せ、そして奥様にお礼をして、 二人を見送った。 けんじ 今の自分があるのも、社長と出会えたから。 この《つながり》は、これからも大切にしていこう! END |
1月30日の舞台は「麻布十番・すし 道」。