[今月のエコピープル]2021年6月1日
藍生産農家「藍百姓 藍松」 松由拓大さん「藍百姓 藍松」 松由拓大さんは、栃木県矢板市で 藍染めの原料となる 蓼藍(たであい)を栽培する 生産農家。 世界で“ジャパンブルー(ジャパニーズブルー)”と呼ばれる 藍の魅力を伝えながら、藍を育てる人・栽培面積を増やすための 活動にも力を入れていらっしゃいます。 また、藍の栽培風景が登場する 2021年のNHK大河ドラマ 『青天を衝け』では、藍作指導も 担当されました!! 松由さん、いろいろ見せてくださいましたよー!! 藍の種や、藍の葉を乾燥させたもの、 蒅(すくも)、蒅をつくるために必要な木灰、 ふすま(麦のぬか)なども。 …藍染めに使われる原料は、 今でいうところの 再生可能な資源なわけで…。 先人たちの知恵って スゴイなぁ~!! 松由さんも、 「いまだに 不思議です。 どうしてこの葉っぱから あの青が出るのか。」 …ほんとですよねぇー。 ↑須賀ちゃんが持っているのは、藍を混ぜた 泥だんご。 青が美しくて…まるで宇宙から見た地球みたい…! (本物は見たことナイけどー!笑) そのほかにも、藍の種のプチプチ感がおいしい焼き菓子 (芳賀町にある「古賀洋菓子店」さん作!)や、 藍の成分が入った のど飴もご紹介いただきましたよ♪ …松由さんとお話していると 藍の計り知れない可能性を感じます…! * でも、この藍…、 松由さんによると、現在 日本国内での栽培は 合わせて24ヘクタールまで減っているそう。 (衝撃!) そして、天然の(“化学藍”でない)藍染めは、 たいへん貴重なものになっています。 このままでは 天然の藍がなくなってしまう… 「焦ってるんです!」と松由さん。 そこで 現在は、藍の魅力や様々な用途を伝える活動、また、 “藍百姓”として生計を立てられる人を増やすための仕組みを 模索中とのことです。 県内の幼稚園や小学校では、アサガオのように、 子ども達に藍を育てる体験も広めていらっしゃいます。 (小さな鉢でも 藍は育つんですって…! しかも 栃木県の気候は 栽培しやすいのだとか。) ↓こちらの写真は 藍の種。 この種たちによって どんな未来が創られていくのかしら…と 想いを馳せつつ、、、私たちも かつての日本人のように、 生活の中に もっと藍を身近に感じられたら良いなぁと思います。 藍の種は、「藍松」のHP内でも 販売中! 気になった方は ぜひチェックしてみてください☆ |