[番組情報]2017年2月14日
今週は、ベトナム・ダナン市にある「DAIKU」を取材した模様をお届けしました!![]() もともとは、アイ電子工業の自社製品を
海外で生産・販売をする目的でダナンへと進出。 当時、ダナンは過疎状態だったため 日系企業を誘致してほしい。という要請をうけ 会長の一声があり、リース事業が始めました。 栃木の風景に似ていて、そして「海」もあるダナン。 さらに昔話「一寸法師」に登場する船、 「浦島太郎」の乙姫様が身に着けている”羽衣”があるという そういった理由があり、ダナンに拠点を置いたそうです。 また、ダナンは2年前から成田からの直通便が飛び始め、 その空港から 10km圏内に工業団地があるという利点も魅力です! ダナンには納品先があまりないため、
ダナンで生産し日本へ送る、海外へと輸出する。 この流通が主流で、そのため 「釣り具」「モーター」「浄化槽」といった 完成品を主とする事業が中心となっています。 DAIKUの工場を借りている企業も、その一つです。 最近は、中国からベトナムへと移転してくる企業もあり、 すでに3社ほどが工場をリースし、展開しているそうです。 アジア圏の男性は仕事をしない。という話がありますが、 それはベトナムも例外ではありません。 今後、ベトナムで仕事をするのであれば、 ベトナム人は、日本で当たり前のことができないので、 しっかり指導・教育し、育てていくことが重要。と話します。 また現在、サービスアパートメントが増えてきたため
5~6年前の家賃、1900ドル~2000ドルに対して 平均700ドルほどになってきています。 これは駐在する人にとって、 住みやすい・仕事をしやすい環境ですね! リゾート地としての発展も考えるダナン市では、 ホテルの開発も進み、数も増加。 ホテルでは1泊:150ドルほどと、安くなっているため 観光はもちろん、現地取材の拠点としても活用しやすそうです! 西山さんは 「ダナン市は、二兎を追っている状況」と言います。 それは、先ほどもあった「リゾート地」としての発展。 そしてもう一つは「工業都市」としての発展。 そのため、人海戦術を使った集約工業ではなく、 機械加工を使った 「ハイテク工業」を誘致したいと思っているはず。 と分析しています。 ![]() それでは最後に、
西山さんに、世界への扉の鍵を開いていただきます。 海外展開において、最も大切だと思うことは、 【自己管理でしょう。仕事をしている方は 複数人で来ている人も、1人で来ている人も、 精神面や、食生活など、自己管理をしっかりしているはず。 自己管理が出来ないと、 海外で仕事することはなかなか難しいと思います。】 今回も、 世界への扉がまた少し開いた音が聴こえたような気がします。 |
栃木県から世界各国へ進出する企業にスポットを当て、
海外展開のキーポイントを探っていきます。
今週も、ベトナムのダナンで取材した模様をお届けします!
今回は、ベトナム・ダナンにあるリース工場
『DAIKU』 にお邪魔しました。
お話を伺ったのは【DAIKU.JV】の
General Director 西山 厚實 さん です。
DAIKUの本社は、大田原市にある「株式会社アイ電子工業」
産業機器の設計・生産を主に行っております。
その中でDAIKUは、日本企業向け、
標準リース工場の建設管理や運営業務などを行っています。
『工場のアパート』という感じですね!