[かぬまにあ]2013年10月12日
鹿沼の祭り文化を支える名工 彩色師 澤田さん![]() お邪魔した澤田さんの鹿沼の作業場には たくさんの筆や色をつける粉、図面などが部屋いっぱいにありました。 子どもの頃からずっと好きだった絵の仕事に就きたいという想いから、 今の仕事と巡り合ったという澤田さん。 江戸時代から使われている彫刻屋台の修復を頼まれたのが、鹿沼の彫刻屋台を手掛けるきっかけだったそうです。 神社の彩色と屋台の彩色、色づかいなど見た目は似ているように感じますが、 表現方法が今までの方法とは全く違く、その技法を習得するまでには苦労したそうです。 ![]() 澤田さんからは本当に貴重なお話をたくさん伺いましたが、 私が一番心に残ったのは、「線」一つでその絵を描いた人の力量がわかる、ということ。 何気なく見ている絵ですが、線1本1本にその職人さんたちの技が込められているのだと知りました。 ![]() 澤田さんがぜひ見ていただきたいという、鹿沼の彫刻屋台の波を描いた「線」を ぜひ間近で見てみたいなと思いました。 澤田さんの表現力が詰まった作品・鹿沼の彫刻屋台が 今日と明日、鹿沼の街に登場します。 ぜひ動く陽明門ともいわれる鹿沼の彫刻屋台を見に、 足を運んでみてください。 ![]() 【鹿沼ぶっつけ秋祭り】 10月12日(土)・13日(日)の2日間 12日は、お昼の12時30分から今宮神社にて彫刻屋台の繰り込み・繰り出しが行われます。 注目は、午後4時~5時の間に見ることができる、鹿沼の彫刻屋台27台が 今宮神社境内に勢ぞろいした姿だそうです。 13日(日)は午前10時から古峯ヶ原宮通りなどで、 市民パレードや屋台の揃い曳きが行われます。 夜には屋台の提灯が灯り、花火が上がり、 昼間とはまた違った幻想的な光景を見ることができます。 澤田さんら職人の方々が作り上げた絢爛豪華な彫刻屋台と、 祭りを盛り上げる鹿沼の人々の熱気を、ぜひ間近で体感してみてください。 祭りが終わった来週も引き続き、 鹿沼の祭りを支える名工の方をご紹介します。 ぜひお聞きくださいね♪ 澤田さん、ありがとうございました!! ![]() |
おはようございます!
今週のかぬまにあでは、今週末の土日に開催される鹿沼の秋の風物詩
【鹿沼ぶっつけ秋祭り】特集!ということで、
彫刻屋台を彩る『彩色師』の澤田さんにお話を伺ってきた様子をお届けしました。
**************************************
お話を伺った澤田さんは、鹿沼市在住。
日光社寺文化財保存会 彩色専門技術主任 技師として
現在は日光東照宮、陽明門の修理をされているそうです。
日光東照宮・陽明門などの修理にも関わる方が、
鹿沼の彫刻屋台の色づけを手掛けていたんですねー。