[放送内容]2017年10月12日
第7回 美炎・馬頭琴の調べ![]() この日は馬頭琴とパーカッションでの音合わせ。 当日はここにキーボードも加わります。 美炎さんは屋外で演奏する機会も多いそうですが 大抵は音が散ってしまい、お客さんまで音が届かないので マイクを使うことが多いそうです。 が、山の棚田は、ぐるりと周りを囲まれているためか まるで天然のホールのように マイクが無くても綺麗に音が響きます。 ![]() 演奏している側としても とても気持ち良い、と美炎さん。 時おり吹く風や、雲の陰り、差し込む光…… そんな刻一刻と変わる自然と呼応した音色は すべてが融けあいながら 高い空へと上がっていきます。 豊かな音色を奏でる馬頭琴。 物語『スーホの白い馬』にも登場するこの楽器は モンゴルの民族楽器です。 名の通り、馬の頭が彫刻されています。 ![]() パッと見は太い弦が2本…と思いきや それぞれが毛の束になっていて 一束あたり、100本近くもあるのだとか。 現在はナイロンが多く使われているようですが 昔は主に馬のしっぽの毛が使われていたそうですよ。 これを弓で弾くのですが 弦を抑える指の力も結構必要、ということで 綺麗な美炎さんの指にはよく見ると演奏ダコが。 馬頭琴と真摯に向き合ってきたことが しっかりと手に現れていました。 もともと自然が大好きだという美炎さん。 地元・梅平の方たちとの交流も 大きな楽しみの一つになっているそう。 リハーサル後、主催のヒロクラフトさんが用意してくれた 昼食をみんなでほおばりながら 収穫前の稲穂を観察したり 石舞台にある ねむの木の1年の成長に 会話を弾ませていました。 ![]() 演奏会の当日は、いつも朝6時に棚田へ向かい 全身で棚田の空気を感じる時間を持つという美炎さん。 それよりさらに早く起きた梅平里守人の皆さんが 棚田に繋がる森の道を掃き清めてくれているので まるで神社の参道を歩いているような 神聖な気持ちになれるとか。 その神聖さを皆さんにも届けられたら……と お話してくださいました。 最後に 「私にとってもご褒美のような舞台です。 人の輪と自然が 音楽を通して一体になるのを 感じてもらいたい」と語ってくれた美炎さん。 すべてが一つになる、 ここにしかない特別な時間を過ごしに ぜひ、皆様お越しください。 客席は田んぼのあぜ道や山の斜面です。 レジャーシートがあると便利ですよ。 (天候次第では小口集会所 室内に会場変更します) 【第7回 美炎・馬頭琴の調べ ~馬頭の棚田を吹きぬける心地よい風にのせて~】 日時:10月15日(日)受付⇒午前10時頃 開演⇒午前11時 ☆雨天時は11:30~ 場所:山の棚田(那珂川町小口)☆雨天時は小口集会所 チケット:大人(高校生以上)2,500円 ☆当日 3,000円 子ども(3歳以上)1,200円 ☆当日 1,500円 ※前売券は完売しました! お問い合わせ:080-3349-3465 ------------------------------------------------- ※前売券は好評につき、すでに完売しました! 当日券の販売は天候次第。 山の棚田で開催⇒当日券あり 雨天などで小口集会所で開催⇒当日券なし 現在、希望者に発行している「当日整理券」が 規定枚数に達した場合⇒天候にかかわらず当日券なし 詳細はヒロクラフトHPでご確認お願いします。 ![]() |
『第7回 美炎・馬頭琴の調べ』
まだ夏の名残が残る9月某日、
会場となる棚田でリハーサルが行われました。
見事、快晴!
棚田は収穫作業に入った頃で
たわわに実った稲穂がサワサワと風に揺れていました。