[MY TOWN なかがわ(2014年3月放送終了)]2012年2月23日
#21 自然の灰から作り出す釉の味わいいさご陶芸の直売所に入ると、
落ち着いた色合いで、土の風合いが感じられる お皿やお茶碗、カップなどが目に入ってきます。 その質感・絶妙な色合いは、 思わず手に取りたくなってしまいます。 このいさご陶芸の独特の味わいは、
使っている釉(うわぐすり)に秘密があります。 現在使われている釉のほとんどは、思い通りの色を出すために、 あらかじめ金属成分を溶かしいれて、色を出しています。 しかし昔は、粘土を水で溶いたものに木灰・藁灰を加えたもので、 灰や粘土の中に含まれる金属成分によって色を付けていました。 いさご陶芸では、この手法を利用して、
小砂の山から採れた木の灰を使って自然本来の色を出しています。 自然の灰から作る釉は、木の成分によって色の違いが生まれてきます。 木の種類や、木が生えている場所によっても その土から吸い上げる養分で、成分が変わってくるそうです。 いさご陶芸 陶主の藤田 安雄さんが初めて作った釉は 【 乳濁釉 】という白っぽいものです。 釉のかけ方(薄くかけるか、厚くかけるか)や、灰の成分によって 藍色の色合いが出たりもするそうです。 やはり初めて作った釉ということで、 藤田さんのお気に入りの釉のひとつなんだそうです。 これからは、今作っている釉を中心に、 焼き方や、釉のかけ方などで色や味わいの出し方を 追求していきたいとお話してくださいました。 料理に添えられた『パセリ』のように、 いさご陶芸の陶器で、 ちょっと特別な日常を演出してみてはいかがでしょうか? *-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*
小砂焼 いさご陶芸 〒 324-0611 栃木県那須郡馬頭町小砂3133 営業時間 AM 9:00~ PM 5:00 定 休 日 水曜日 TEL 0287-93-0903 / FAX 0287-93-0911 *-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-* |
天保元年(1830年)那珂川町 小砂(こいさご)で陶土が発見されてから
この地では 水戸藩御用陶器が焼かれるようになりました。
その小砂焼きの精神を受け継ぎ
いさご陶芸には、日用性・芸術性を重視し、
現代の感覚を取り入れた味わいのある作品がたくさん並んでいます。
゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚