[なかがわ GOOD リポート(2014年3月放送終了)]2014年2月13日
洞窟の中に観音様!?![]() 本堂に向かって参道を歩いていくと、右手にそびえる岩山には・・・
ん? アルミサッシの窓!? 恐る恐る入ってみると、大人がかがんでやっと通れるくらいの 穴が続いていて、中には、可愛らしい仏様が祀られていました! しかも、1体ではなく、大人の親指くらいの小さいものから 30cm位のものまで、姿かたちもさまざま。 ![]() 誰が何のためにこの洞窟を掘ったのか・・・?
詳しいお話を住職の武士尚仁(たけししょうじん)さんに伺いました! 慈母洞窟と名付けられたこの洞窟は、総徳寺の先々代の住職が 弘法大師の1150年御遠忌(法事)の際、何か出来ることはないかと思案。 境内にある岩山を掘り、そこに総徳寺の観音様、子安(こやす)観音を祀った のだそう。 当時77歳の住職は、なんと7年もかけて一人でこの洞窟を完成させたという から驚きです!! 祀られている子安観音は、子宝に恵まれること、また、子供が健やかに育つよう 願う仏様。本堂に安置されたものの写しになるそうです。 右手に蓮の花、左手に赤ちゃんを抱いたお姿でやさしい表情をされています・・・。 ![]() 訪れた方が手を合わせる場所ではありますが、体をかがめて洞窟を進む気持ちは
ワクワクでいっぱい♪♪♪ 探検隊になったみたいで、素直に楽しかったですよ♪ 近所の子供たちの格好の遊び場なんだとか(笑) たしかにアスレチックのよう・・・♪ 総徳寺は、那須郡にある33カ寺を巡る「那須三十三観音霊場巡り」の 31カ所目。33カ所のうち、子にまつわる観音様はここだけで、 もともと観音巡りの方が多いそうですが、この洞窟は一言声を掛ければ、 どなたでも入ることが出来ます。 ちなみに、洞窟の中は電気がついて、手すりもあるので安心ですよ。 那珂川町の人も意外と知らないまさに“穴場”!! ぜひ、あなたも探検してみませんか? ![]() ~宝珠山曻覺院 総徳寺 (ほうしゅざんしょうかくいん そうとくじ)~
* アクセス 那珂川町大山田下郷1724 * 問い合わせ 0287-93-0019 ![]() |
リスナーさんからの情報をもとに、探検に行って参りました♪
目的地は、那珂川町大山田下郷にある開創約780年のお寺
「総徳寺」。