[番組で紹介した情報]2023年10月19日
『言葉の発達と、オノマトペ』 |
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2023年10月12日
『子どもとアート鑑賞』「芸術の秋」♪
お子さんが 成長の中で アートに触れることは 様々な感覚が刺激されて、貴重な体験になりますよね。 そして 今日は、お子さんとアートを鑑賞する際に ぜひ取り入れてみたい、ある方法を 紹介したいと思います。 ::: それは、「対話型鑑賞法」。 これは、1980年代半ばに MoMA・ニューヨーク近代美術館で生まれた 教育プログラムなんですが、 グループで 1つの作品を じっくり鑑賞し、 学芸員がリードしながら、みんなで作品について 感じたこと、考えたことなどを話し合う というものです。 たったそれだけ…ではあるのですが、ポイントは、 専門的な知識や 掲示されているキャプションといった 情報を抜きにして、一つの作品をみんなで囲み、 それぞれが 作品から感じたこと・発見したことを “対話形式”で 交換していく、ということです。 見て・感じて・考えて・話して・聞く…これを繰り返すことで、 「自分の感じたことを 言葉で表現する力」、 「他人の意見を 理解して受けとめる力」が養われ、 観察眼や、論理的思考、説明能力、 コミュニケーション能力などを 自然に身につけることができる…、ということで、 近年は ビジネスの分野でも 注目されています。 ::: では そんな「対話型鑑賞法」を 家庭で取り入れるには どうすればよいか? というと、 まずは、『先入観ゼロ、気軽に美術館に行く』こと♪ 「子どもには まだ難しいかも…」なんて思わずに、 気軽にフラッと 出かけてみましょう。 次に、展示を見ながら、『お気に入りの作品を選ぶ』。 作品解説や 美術的な知識は 一切抜きにして、 まっさらな状態で 作品に向き合い、 親子で、心惹かれる作品を1つ、選んでみましょう。 ::: そして、その作品について、『対話する』。 例えば…「この作品の中では、どんな事が起きているのかな?」 「好きなところは?」「どうして そう思ったのかな?」 …などを話し合います。正解はありませんので、 とにかく自由な発想で! 親子で思う存分、語り合いましょう。 また 対話の中では、 『多様な意見を 否定せず受け入れる』こと。 一つの作品について、お互い 自由に意見を言い合うと、 「人はみんな感覚が違うのだ」ということを、 ダイレクトに体験することができます。 このことは、お子さんの心に 多様な意見を受け入れる 土壌を作ることにつながり、視野が広がったり、 新しいアイデアも 生まれやすくなるのだそうです♪ ::: …簡単なのに、とっても深~い「対話型鑑賞法」。 ぜひ この秋は お子さんと 対話しながら 楽しく有意義な「芸術の秋」を 過ごしてみてください♪ |
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2023年10月5日
『お風呂が好きになる 絵本』これからの時期、気温が下がってくると
あったかいお風呂や温泉が恋しくなりますが、 一方で、お風呂に入るのがキライな子、 お風呂に入るまでに時間がかかってしまう子…、 少なくないですよね。そこで 今日は、 お風呂の魅力や大切さに 気づかせてくれる、 そんな“絵本”を、ちょっとだけ 紹介してみたいと思います。 ::: 例えば、0歳~2歳くらいの赤ちゃんに おすすめなのが、 1970年発売のロングセラー『おふろで ちゃぷちゃぷ』。 松谷みよ子さんの 優しい文、 いわさきちひろさんの 柔らかいタッチの絵で、 主人公の「ぼく」と「あひるちゃん」が、 一緒に楽しく お風呂に入る様子が 描かれています。 最後の「あたまあらって キューピーちゃん」のくだりは、 記憶に残っているパパママも、多いのではないでしょうか♪ (童心社『おふろでちゃぷちゃぷ』/税込:770円) ::: また、物語の理解がすすむ 3歳~5歳くらいの子におすすめなのは、 鈴木のりたけさん 作・絵、2010年発売の『ぼくのおふろ』。 こちらは、毎日のお風呂に飽きてしまった男の子が 自分で考え出した奇想天外なお風呂の世界へ出発するお話です。 なが~いお風呂、プリンのお風呂、 シーソーのお風呂があったら どんなかな??? つい読み入ってしまうストーリー、 緻密なイラストも 魅力の絵本です。 (PHP研究所『ぼくのおふろ』/税込:1,430円) ::: そして 10月4日に発売されたばかりというのが、 人気作家、新井洋行さん著、『おふろの いえで』。 主人公の「ゆうくん」は、お風呂が大嫌い。 そんな ゆうくんを見てお風呂道具たちは、 「もう、しりません」と“家出”してしまいます! お風呂道具たちは、行く先々で しょんぼりしている動物たちに出会い、 お風呂に入ってもらうことで 元気づけていきますが、 その様子を見ていた ゆうくんは……。 ワクワク・ドキドキ、きっとお風呂が 楽しくなる絵本です。 (マイクロマガジン社『おふろの いえで』/税込:1,430円) ::: いかがでしょうか? お風呂をテーマにした絵本は、古い本・新しい本も た~くさんあるんですが、それは、今も昔も 我が子のお風呂に苦心しているパママが 多い証拠、とも言えるかも知れませんね。 お子さんが なかなかお風呂に入りたがらない理由には、 例えば、遊びを中断したくないとか、 お湯が顔にかかるのが怖いとか、様々な理由があるようですが、 そんな時には、お風呂に入るタイミングや、 声かけの仕方、洗い方などを 工夫しつつ、 こうした、たのしい絵本も ぜひ活用して…、 お風呂が お子さんにとって 楽しいものになるように 親子で 実践していけたらいいですね。 |
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2023年9月28日
『こどもの味覚は どう育つ?』“食欲の秋”…毎日のお食事も 楽しくなる季節ですが、
今日は、そんな食事に欠かせない、お子さんの “味覚の発達”について お話ししてみたいと思います。 ::: そもそも、ヒトが食べ物から感じる“味覚”には、 甘味、塩味、酸味、苦味、うま味 の 5つがあると 言われていますね。 こうした味覚は、その食べ物にどんな成分が含まれているか、 体に悪いものが含まれていないか、などを識別するための 生きていくうえで大切な 役割を担っています。 ::: では、味覚はどのようなメカニズムで 感じられるのか? と言うと、主に、舌の表面にある 細かな突起「舌乳頭(ぜつにゅうとう)」の 「味蕾(みらい)」という器官で感じ取っています。 この味蕾が、味の成分をキャッチして、味覚神経を介し、 脳に信号が送られることで、味を感知することができます。 ::: そして、この味蕾の数が 最も多いと言われているのは、幼少期! その後は徐々に消耗されていきます。 また、味覚の発達のピークは、3才~4才頃と考えられていて、 だいたい 10才頃までに食べたものの味の記憶が、 その後の味覚の基礎になる、とも言われています。 …なので、味覚の良好な成長・発達には、 味に敏感な子どものうちに 正しい味覚を身に付けること、 また、子どものうちから多彩な味を経験し、 味覚の“幅”を広げることが、大切なんですね。 ::: では、健やかな味覚を育てるための 具体的なポイントは?というと… 例えば、「食材本来の味を感じられるよう、薄味を心がける」。 とくに 濃い味付けの 調味料(ケチャップ、マヨネーズ、 ソース、ドレッシング)などは、食材の味を隠してしまうので、 控えめに使いましょう。 また、「多彩な食べ物に チャレンジさせる」。 様々な食材の味を たくさん経験して、 味覚情報(味の記憶)を数多くインプットすることは、 その後の 食の楽しみ・味覚の幅につながります。 なので、無理をさせる必要はありませんが、 “食わず嫌い”は、ちょっと モッタイナイかも知れません。 食材への警戒心をやわらげる意味でも、 お子さんがキライな食材は、 根気よく食卓に出し続けてみましょう! そして 最後に、「しっかり咀嚼をさせる」。 味の成分をキャッチする味蕾は、 舌の奥のほう(奥歯の近く)にたくさん存在します。 なので、奥歯でシッカリ噛めば、より味を感じやすく、 味わいも持続して、より一層 おいしく食べることができます。 ::: …ということで、是非、 「食欲の秋」「味覚の秋」には、 お子さんと一緒に 様々な食材をじっくり楽しんで、 “違いの分かる人”の育成にも チャレンジしてみてはいかがでしょうか?! |
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2023年9月14日
『こどもの“お手伝い”~その①~』…「私がやる!」「僕もやってみたい!」と、
お手伝いをしたがるお子さんは、 年齢が低いほど 多いかも知れませんね。 パパやママにとっては、その気持ちが 嬉しい反面、、、 お手伝いをしてくれることで 余計に手間や時間がかかったり、 途中で飽きられてしまって、ちょっとイライラ… なんてことも あると思います。そこで 今日は、 お子さんの“お手伝い”について、考えてみましょう♪ ::: そもそも お子さんがお手伝いをしたがる理由は、大きく2つ。 1つは、素直に、「誰かを助けたい」、 「ママやパパを助けたい」という優しい気持ちからくるもの。 もう1つは、遊びの延長として、 「チャレンジしたい」という 気持ちからくるものです。 とくに 小さい頃(3才くらいまで)は、 とにかく好奇心が 旺盛な時期。家族が目の前でしていることを 「私も!」「僕も!」となるのは、ごく自然なことですね。 ::: また、大人にとって さまざまな家事は、 日々のタスク…いわば“やらなければならない仕事”ですが、 小さなお子さんにとっての“お手伝い”は、 喜びや達成感を味わう「はじめて挑戦するゲーム」のようなもの。 そもそも、取り組む感覚や目的が、 最初から大人とは 違っているのだ…ということを、 理解することが大事ですね。 そう考えると、お子さんに“お手伝い”をお願いする時には、 「仕事を頼む」というよりも、むしろ、 「途中でやめてもいいゲームを いっしょに楽しむ」 くらいの気持ちでお願いするのが、 ちょうどイイかも知れません★ その子が気に入りそうなオモチャや遊びを選ぶのと同じように、 その子に合った“お手伝い”を、探してみましょう。 ::: 例えば、年齢別で言うと… 3才くらいまでの お子さんなら、 オモチャを箱にもどす、靴をそろえる…など。 4才~6才くらいのお子さんなら、 服をハンガーにかける、掃除機をかける…など。 小学校1〜2年くらいのお子さんなら、お布団をたたむ、 お風呂掃除をする、ゴミ袋を出しに行く、 新聞や郵便物を取りに行く…など。 余裕をもって安全にできそうな“お手伝い”を選びたいですね。 ::: …お子さんが 小さい時期の“お手伝い”は、 決して 要領がいいとは 言えないかも知れませんが、 お子さんが どんな気持ちで 「お手伝いをしたい」と言っているのかを知ると、 ちょっと、優しい気持ちになれそうです。 また、お子さんの“お手伝い”の体験は、 お子さんの成長や親子のコミュニケーションにおいても 良い影響があるようです…♪ そのあたりについては、また次回、お伝えしたいと思います。 |




モノやコトの様子を表す 擬態語 のこと。
日本語にも たくさんの オノマトペがありますが、
幼児期のお子さんと お話しをする時、
そんなオノマトペを 積極的に取り入れると、
お子さんの言葉の発達に役立つことが
たくさんあるのだそうです。
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まず、オノマトペは
『言葉の“聞き取り”に役立つ』ということ。
「どんどん」「ゴクゴク」「スルスル」といったオノマトペは、
リズミカルで 音のくり返しが使われることが 多いですよね。
こうした言葉は、お子さんの注意を惹きつけて
印象に残りやすいので、文章のなかから
単語を切り出し・聞き取る、ということが
しやすくなるのだそうです。
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また、『言葉を理解するのに役立つ』ということ。
言葉の発達過程にいる 子どもは、常に、
自分の知っている言葉と
知らない言葉の混ざった環境の中にいます。
例えば、「雨が ザーザー 降っている」と 聞いた時、
「降っている」という言葉を まだ知らなかったとしても、
「雨」という単語と、「ザーザー」が 分かれば、
お子さんは そこから 推測で「降っている」の意味を
掴んでいくかも知れません。
なので、ただ「雨が降っている」と言うよりも、
「雨が ザーザー降っている」のように、
オノマトペを使ってあげると、
言葉の理解が 進むことがあるんですね。
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そして、『おしゃべりを増やすのに役立つ』ということ。
「ポンポン」「ガリガリ」「ぺたぺた」のように
同じ音が繰り返される オノマトペは、
お喋りが まだおぼつかないお子さんでも、
発しやすい という特徴があります。
実際のモノや様子を 目の前にしながら、
たくさんのオノマトペを口に出してみると、
お喋りを増やす 練習になりますね。
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さらに、『動作の言葉(動詞)の習得に役立つ』ということ。
お子さんの言葉の習得では、モノの名前(名詞)よりも、
動作を表す言葉(動詞)のほうが 難しいと言われています。
例えば、「歩く」と「走る」では、
どちらも 人が足を使って進む様子ですが、
どこまでが「歩く」で、どこからが「走る」なのか…
理解するまでに 戸惑う子も いるかも知れません。
そんな時、「のろのろ歩く」、「タッタカ走る」のように、
オノマトペが組み合わさると、動作を表す言葉(動詞)の
習得・使い分けの、助けになることが あるんですね!
:::
…こうして見てみると、
言葉の習得って、奥深いな~と思いますが
オノマトペがこんなに重要な役割を果たしているとは発見です。
様々なイメージを 豊富に含む オノマトペの数々。
ぜひ 小さなお子さんと お話する時には、
たくさん使ってみてください♪