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2023年10月19日

『言葉の発達と、オノマトペ』

オノマトペ とは、音や声を表す 擬音語・擬声語、
モノやコトの様子を表す 擬態語 のこと。
日本語にも たくさんの オノマトペがありますが、
幼児期のお子さんと お話しをする時、
そんなオノマトペを 積極的に取り入れると、
お子さんの言葉の発達に役立つことが
たくさんあるのだそうです。

:::

まず、オノマトペは
『言葉の“聞き取り”に役立つ』ということ。

「どんどん」「ゴクゴク」「スルスル」といったオノマトペは、
リズミカルで 音のくり返しが使われることが 多いですよね。
こうした言葉は、お子さんの注意を惹きつけて
印象に残りやすいので、文章のなかから
単語を切り出し・聞き取る、ということが
しやすくなるのだそうです。

:::

また、『言葉を理解するのに役立つ』ということ。
言葉の発達過程にいる 子どもは、常に、
自分の知っている言葉と
知らない言葉の混ざった環境の中にいます。

例えば、「雨が ザーザー 降っている」と 聞いた時、
「降っている」という言葉を まだ知らなかったとしても、
「雨」という単語と、「ザーザー」が 分かれば、
お子さんは そこから 推測で「降っている」の意味を
掴んでいくかも知れません。

なので、ただ「雨が降っている」と言うよりも、
「雨が ザーザー降っている」のように、
オノマトペを使ってあげると、
言葉の理解が 進むことがあるんですね。

:::

そして、『おしゃべりを増やすのに役立つ』ということ。
「ポンポン」「ガリガリ」「ぺたぺた」のように
同じ音が繰り返される オノマトペは、
お喋りが まだおぼつかないお子さんでも、
発しやすい という特徴があります。
実際のモノや様子を 目の前にしながら、
たくさんのオノマトペを口に出してみると、
お喋りを増やす 練習になりますね。

:::

さらに、『動作の言葉(動詞)の習得に役立つ』ということ。
お子さんの言葉の習得では、モノの名前(名詞)よりも、
動作を表す言葉(動詞)のほうが 難しいと言われています。

例えば、「歩く」と「走る」では、
どちらも 人が足を使って進む様子ですが、
どこまでが「歩く」で、どこからが「走る」なのか…
理解するまでに 戸惑う子も いるかも知れません。

そんな時、「のろのろ歩く」、「タッタカ走る」のように、
オノマトペが組み合わさると、動作を表す言葉(動詞)の
習得・使い分けの、助けになることが あるんですね!

:::

…こうして見てみると、
言葉の習得って、奥深いな~と思いますが
オノマトペがこんなに重要な役割を果たしているとは発見です。
様々なイメージを 豊富に含む オノマトペの数々。
ぜひ 小さなお子さんと お話する時には、
たくさん使ってみてください♪
 

2023年10月12日

『子どもとアート鑑賞』

「芸術の秋」♪
お子さんが 成長の中で アートに触れることは
様々な感覚が刺激されて、貴重な体験になりますよね。
そして 今日は、お子さんとアートを鑑賞する際に
ぜひ取り入れてみたい、ある方法を 紹介したいと思います。

:::

それは、「対話型鑑賞法」。
これは、1980年代半ばに
MoMA・ニューヨーク近代美術館で生まれた
教育プログラムなんですが、
グループで 1つの作品を じっくり鑑賞し、
学芸員がリードしながら、みんなで作品について
感じたこと、考えたことなどを話し合う というものです。

たったそれだけ…ではあるのですが、ポイントは、
専門的な知識や 掲示されているキャプションといった
情報を抜きにして、一つの作品をみんなで囲み、
それぞれが 作品から感じたこと・発見したことを
“対話形式”で 交換していく、ということです。

見て・感じて・考えて・話して・聞く…これを繰り返すことで、
「自分の感じたことを 言葉で表現する力」、
「他人の意見を 理解して受けとめる力」が養われ、
観察眼や、論理的思考、説明能力、
コミュニケーション能力などを
自然に身につけることができる…、ということで、
近年は ビジネスの分野でも 注目されています。

:::

では そんな「対話型鑑賞法」を
家庭で取り入れるには どうすればよいか? というと、
まずは、『先入観ゼロ、気軽に美術館に行く』こと♪
「子どもには まだ難しいかも…」なんて思わずに、
気軽にフラッと 出かけてみましょう。

次に、展示を見ながら、『お気に入りの作品を選ぶ』。
作品解説や 美術的な知識は 一切抜きにして、
まっさらな状態で 作品に向き合い、
親子で、心惹かれる作品を1つ、選んでみましょう。

:::

そして、その作品について、『対話する』。
例えば…「この作品の中では、どんな事が起きているのかな?」
「好きなところは?」「どうして そう思ったのかな?」
…などを話し合います。正解はありませんので、
とにかく自由な発想で! 親子で思う存分、語り合いましょう。

また 対話の中では、
『多様な意見を 否定せず受け入れる』こと。
一つの作品について、お互い 自由に意見を言い合うと、
「人はみんな感覚が違うのだ」ということを、
ダイレクトに体験することができます。
このことは、お子さんの心に 多様な意見を受け入れる
土壌を作ることにつながり、視野が広がったり、
新しいアイデアも 生まれやすくなるのだそうです♪

:::

…簡単なのに、とっても深~い「対話型鑑賞法」。
ぜひ この秋は お子さんと 対話しながら
楽しく有意義な「芸術の秋」を 過ごしてみてください♪
 

2023年10月5日

『お風呂が好きになる 絵本』

これからの時期、気温が下がってくると
あったかいお風呂や温泉が恋しくなりますが、
一方で、お風呂に入るのがキライな子、
お風呂に入るまでに時間がかかってしまう子…、
少なくないですよね。そこで 今日は、
お風呂の魅力や大切さに 気づかせてくれる、
そんな“絵本”を、ちょっとだけ 紹介してみたいと思います。

:::

例えば、0歳~2歳くらいの赤ちゃんに おすすめなのが、
1970年発売のロングセラー『おふろで ちゃぷちゃぷ』。
松谷みよ子さんの 優しい文、
いわさきちひろさんの 柔らかいタッチの絵で、
主人公の「ぼく」と「あひるちゃん」が、
一緒に楽しく お風呂に入る様子が 描かれています。
最後の「あたまあらって キューピーちゃん」のくだりは、
記憶に残っているパパママも、多いのではないでしょうか♪
(童心社『おふろでちゃぷちゃぷ』/税込:770円)

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また、物語の理解がすすむ
3歳~5歳くらいの子におすすめなのは、
鈴木のりたけさん 作・絵、2010年発売の『ぼくのおふろ』。
こちらは、毎日のお風呂に飽きてしまった男の子が
自分で考え出した奇想天外なお風呂の世界へ出発するお話です。
なが~いお風呂、プリンのお風呂、
シーソーのお風呂があったら どんなかな???
つい読み入ってしまうストーリー、
緻密なイラストも 魅力の絵本です。
(PHP研究所『ぼくのおふろ』/税込:1,430円)

:::

そして 10月4日に発売されたばかりというのが、
人気作家、新井洋行さん著、『おふろの いえで』。
主人公の「ゆうくん」は、お風呂が大嫌い。
そんな ゆうくんを見てお風呂道具たちは、
「もう、しりません」と“家出”してしまいます!
お風呂道具たちは、行く先々で
しょんぼりしている動物たちに出会い、
お風呂に入ってもらうことで 元気づけていきますが、
その様子を見ていた ゆうくんは……。
ワクワク・ドキドキ、きっとお風呂が 楽しくなる絵本です。
(マイクロマガジン社『おふろの いえで』/税込:1,430円)

:::

いかがでしょうか?
お風呂をテーマにした絵本は、古い本・新しい本も
た~くさんあるんですが、それは、今も昔も
我が子のお風呂に苦心しているパママが
多い証拠、とも言えるかも知れませんね。

お子さんが なかなかお風呂に入りたがらない理由には、
例えば、遊びを中断したくないとか、
お湯が顔にかかるのが怖いとか、様々な理由があるようですが、

そんな時には、お風呂に入るタイミングや、
声かけの仕方、洗い方などを 工夫しつつ、
こうした、たのしい絵本も ぜひ活用して…、
お風呂が お子さんにとって 楽しいものになるように
親子で 実践していけたらいいですね。
 

2023年9月28日

『こどもの味覚は どう育つ?』

“食欲の秋”…毎日のお食事も 楽しくなる季節ですが、
今日は、そんな食事に欠かせない、お子さんの
“味覚の発達”について お話ししてみたいと思います。

:::

そもそも、ヒトが食べ物から感じる“味覚”には、
甘味、塩味、酸味、苦味、うま味 の
5つがあると 言われていますね。
こうした味覚は、その食べ物にどんな成分が含まれているか、
体に悪いものが含まれていないか、などを識別するための
生きていくうえで大切な 役割を担っています。

:::

では、味覚はどのようなメカニズムで
感じられるのか? と言うと、主に、舌の表面にある
細かな突起「舌乳頭(ぜつにゅうとう)」の
「味蕾(みらい)」という器官で感じ取っています。
この味蕾が、味の成分をキャッチして、味覚神経を介し、
脳に信号が送られることで、味を感知することができます。

:::

そして、この味蕾の数が
最も多いと言われているのは、幼少期!
その後は徐々に消耗されていきます。

また、味覚の発達のピークは、3才~4才頃と考えられていて、
だいたい 10才頃までに食べたものの味の記憶が、
その後の味覚の基礎になる、とも言われています。

…なので、味覚の良好な成長・発達には、
味に敏感な子どものうちに 正しい味覚を身に付けること、
また、子どものうちから多彩な味を経験し、
味覚の“幅”を広げることが、大切なんですね。

:::

では、健やかな味覚を育てるための
具体的なポイントは?というと…

例えば、「食材本来の味を感じられるよう、薄味を心がける」。
とくに 濃い味付けの 調味料(ケチャップ、マヨネーズ、
ソース、ドレッシング)などは、食材の味を隠してしまうので、
控えめに使いましょう。

また、「多彩な食べ物に チャレンジさせる」。
様々な食材の味を たくさん経験して、
味覚情報(味の記憶)を数多くインプットすることは、
その後の 食の楽しみ・味覚の幅につながります。
なので、無理をさせる必要はありませんが、
“食わず嫌い”は、ちょっと モッタイナイかも知れません。
食材への警戒心をやわらげる意味でも、
お子さんがキライな食材は、
根気よく食卓に出し続けてみましょう!

そして 最後に、「しっかり咀嚼をさせる」。
味の成分をキャッチする味蕾は、
舌の奥のほう(奥歯の近く)にたくさん存在します。
なので、奥歯でシッカリ噛めば、より味を感じやすく、
味わいも持続して、より一層 おいしく食べることができます。

:::

…ということで、是非、
「食欲の秋」「味覚の秋」には、
お子さんと一緒に 様々な食材をじっくり楽しんで、
“違いの分かる人”の育成にも
チャレンジしてみてはいかがでしょうか?!
 

2023年9月14日

『こどもの“お手伝い”~その①~』

…「私がやる!」「僕もやってみたい!」と、
お手伝いをしたがるお子さんは、
年齢が低いほど 多いかも知れませんね。
パパやママにとっては、その気持ちが 嬉しい反面、、、
お手伝いをしてくれることで 余計に手間や時間がかかったり、
途中で飽きられてしまって、ちょっとイライラ… なんてことも
あると思います。そこで 今日は、
お子さんの“お手伝い”について、考えてみましょう♪

:::

そもそも お子さんがお手伝いをしたがる理由は、大きく2つ。
1つは、素直に、「誰かを助けたい」、
「ママやパパを助けたい」という優しい気持ちからくるもの。
もう1つは、遊びの延長として、
「チャレンジしたい」という 気持ちからくるものです。
とくに 小さい頃(3才くらいまで)は、
とにかく好奇心が 旺盛な時期。家族が目の前でしていることを
「私も!」「僕も!」となるのは、ごく自然なことですね。

:::

また、大人にとって さまざまな家事は、
日々のタスク…いわば“やらなければならない仕事”ですが、
小さなお子さんにとっての“お手伝い”は、
喜びや達成感を味わう「はじめて挑戦するゲーム」のようなもの。
そもそも、取り組む感覚や目的が、
最初から大人とは 違っているのだ…ということを、
理解することが大事ですね。

そう考えると、お子さんに“お手伝い”をお願いする時には、
「仕事を頼む」というよりも、むしろ、
「途中でやめてもいいゲームを いっしょに楽しむ」
くらいの気持ちでお願いするのが、
ちょうどイイかも知れません★
その子が気に入りそうなオモチャや遊びを選ぶのと同じように、
その子に合った“お手伝い”を、探してみましょう。

:::

例えば、年齢別で言うと…
3才くらいまでの お子さんなら、
オモチャを箱にもどす、靴をそろえる…など。
4才~6才くらいのお子さんなら、
服をハンガーにかける、掃除機をかける…など。
小学校1〜2年くらいのお子さんなら、お布団をたたむ、
お風呂掃除をする、ゴミ袋を出しに行く、
新聞や郵便物を取りに行く…など。
余裕をもって安全にできそうな“お手伝い”を選びたいですね。

:::

…お子さんが 小さい時期の“お手伝い”は、
決して 要領がいいとは 言えないかも知れませんが、
お子さんが どんな気持ちで
「お手伝いをしたい」と言っているのかを知ると、
ちょっと、優しい気持ちになれそうです。

また、お子さんの“お手伝い”の体験は、
お子さんの成長や親子のコミュニケーションにおいても
良い影響があるようです…♪
そのあたりについては、また次回、お伝えしたいと思います。
 

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