[番組で紹介した情報]2025年3月28日
『新聞の切り抜きで 学力アップ?』 |
2025年3月21日
『レジリエンスの育て方!』レジリエンス… それは、心の弾力性や 回復力、
凹んだところから 立ち直るチカラ、のことです。 …変化が激しく、先行き不透明な 現代では、 さまざまな逆境や 困難にも 負けない 心を育てる、 「レジリエンス教育」というものが、注目されています。 ::: そう聞くと、難しく感じるかも知れませんが、 レジリエンス教育の基本は、怒りや悲しみ、イライラなど ネガティブな感情を 否定せずに「認めること」。 日々の 子ども達への声かけで、 それを表現していく、ということです。 ::: 具体的には、例えば…、お子さんが、 『友達からイヤなことを言われた』と言って 泣いて帰ってきたとき。 「大したことないよ!気にしなくていいよ!」 …と 言いたくなりますが、実は、これでは、 お子さんの 心のモヤモヤは解消されず なかなか回復に つながりません。 そこで、レジリエンスを育てる声かけは… 「そっか、それはイヤな思いをしたね。」と 寄り添う言葉をかけること。 こんなふうに、親に“共感”してもらえると、 それだけで お子さんは、“安心感”を得ることができて、 また、そこから落ち着いて、その後の具体的な解決策や 対策について考えることができます。 ただし、お子さんが そのイヤだった出来事について 話したがらない場合は、お子さんの思いを 尊重して、 「いつでも聞くよ」というスタンスで 待ちましょう。 ::: もう一つ、例をご紹介すると…、 例えば、お子さんが 自信を失って 落ち込んでいる時。 「そんなことないよ~大丈夫だよ!」と励ましたくなりますが… 実は コレも、レジリエンス教育の観点から見ると、 ちょっと違うみたいです。 この場合も、『自信がない、不安だ』というお子さんの 気持ちを受け止め・寄り添って、 「自信無いのか…そういう時もあるよね。 でも、ママ(パパ)は、どんな時も、 がんばるアナタが素敵だと思うよ!」 …というような 声かけが 良いみたいですね。 ::: レジリエンスを育てる声かけのポイントは、 やはり、ネガティブな感情を 無視したり 否定したりしないこと。そして、大きな安心感に守られた中で、 ネガティブな感情と向き合い・耐えて、 対処できるチカラを育てていく…、ということなんですね。 ::: ある研究では、この「レジリエンス教育」を実践していくと 心の回復力に加えて、「どんなことがあっても 自分は大切な存在だ」という“自尊感情”や、 「自分はやれるんだ」という“自己効力感”も向上する、 という結果が 出ているそうです! …長い人生、お子さんの歩む 道の先には、 きっといろいろなことが 待っていると思います…! ぜひ パパママも、ご自分のレジリエンスを意識しながら お子さんへの声かけを 工夫してみてはいかがでしょうか。 |
2025年3月14日
『防犯ブザーのこと!』4月から 小学校にあがるお子さん・保護者のみなさんは
学習用具など 様々な準備が あると思いますが、 ピカピカのランドセルに、付けておくと安心なのが、 「防犯ブザー」!近年では、様々な機能が付いた防犯ブザーが 登場していて、種類も豊富になっていますが、 その中から どんなものを選べばよいのか、 今日は、簡単に チェックしてみましょう。 ::: まず 防犯ブザーを選ぶ時に 大切なのは、 お子さんが 実際に使う場面を よく想像すること♪ そのためには、こちらの 3つのポイントをチェックします。 ① その子にとって 使いやすく、持ち運びやすいもの。 ランドセルに取り付けやすい 吊り下げタイプや、 コンパクトなキーホルダー型などがありますので、 お子さんの 普段の行動パターンを振り返って、 選んでみましょう。 ② ブザーの音量 一般的には 100dB以上のものが 望ましいとされていますが、 あまり大きな音は 怖いという お子さんもいますよね。 事前に確認して、十分な音量で、かつ、 お子さんに合ったものを 選びましょう。 ③ 機能性 防犯ブザーには 音が鳴る以外にも、 GPS機能や自動通報機能、ライト機能など、安全性・利便性を 高める 様々な機能が搭載されているものがあります。 欲しい機能がついているか、よく比較検討する必要が ありますが、逆に、機能が多すぎると操作が複雑になって、 お子さんが使いにくくなってしまうこともあります。 “本当に必要な機能”を 見極めましょう。 ::: そのほか、電池式か・充電式か、大きさやデザイン、 カラーなどもお子さんと一緒に 選ぶと良いと思いますが、 防犯ブザーについて よく言われるのが、 「みんな持っているけれど、本当に役に立つの?」 という問題…。実際のところ、子どもたちがイタズラで ブザー鳴らすことも多く、音を聞いても 「あぁ、また鳴っているナァ」と思う大人も多いそうなんです。 でも、防犯ブザーは「付けている様子を見せること」に 意味があると言われます。例えば、犯罪者の目線を 想像すると…防犯ブザーを持っている子と・そうでない子、 どちらが狙いやすいでしょうか…? つまり、“抑止力”に なり得ます! また、子どもが走っているのを見た時、大人は、 何も鳴らしていなければ、ただ「子どもが走っている」と 思いますが、ブザーを鳴らしながら走っていれば、 「子どもが 走って逃げている」と気付いて、 早めに 助けてもらえるかも知れません! ::: 小さな防犯ブザーですが、やはり、効果は大きいものです。 そして、小学校の 中・高学年になって 「防犯ブザーの使い方を忘れてしまっていた」 なんていうお子さんも、是非、この春を機に、 使い方やその効果について、 おさらいしてみては いかがでしょうか。 |
2025年3月7日
『入園前後の健康管理☆』もうすぐ新年度♪
4月から 保育園や幼稚園に通い始める、というお子さんも たくさんいらっしゃいますよね。 その中で、生活スタイルの変化によるお子さんの 健康状態が心配…という ママやパパは 多いと思います。 今日は、そんな入園前後のお子さんの健康管理について おさらいしましょう。 ::: まず、これまで お家で過ごしていたお子さんが 保育園や幼稚園に入ることは、かなり大きな、環境の変化です。 その変化に心と体が慣れるまでは、お食事やお昼寝が 上手くできなかったり、緊張やストレスから 体調をくずしやすくなる子も 多いようです。 ::: また、とくに免疫力が弱い0歳~1歳くらいまでのお子さんは 集団生活が始まると、様々なモノに 触れる機会が増えて、 必然的に、感染症のリスクも高まってきます。ですから、 ワクチンで防げる感染症の 予防接種は、 入園前に済ませておきたいところ。 お子さんの年齢ごとに、推奨されている予防接種の スケジュールを見て、しっかり接種できているか、 母子手帳などで 確認しましょう。 もし 受け忘れがあったり、気になることがあるなら、 かかりつけのお医者さんへ 相談してみてくださいね。 ::: そして、新しい環境に慣れるには、 親子ともに、それなりの時間が かかるものですが…、 生活を軌道に乗せるための近道は… やはり、“規則正しい生活リズム”です! そのためには、お子さんの朝の支度にかかる時間や 夕食、入浴にかかる時間などを、一度、試しに計ってみて、 そこから、 お子さんに合った 起床・就寝・食事の時間を 組み立ててみましょう。 ::: また、その基本となるのが、 「早寝・早起き・朝ごはん」です! 最初は うまく行かないかも知れませんが…、 とくに、朝食をキチンと摂ると、午前中のエネルギーが 湧いてきて、また、お腹も 順調に、動き出します。 朝でも なるべく時間に余裕をもって、スッキリ排便を済ませて お出かけできたら サイコーですね!! ::: さらに、お子さんのサポート体制も改めてチェックします。 とくに入園1年目は、風邪や、皮膚疾患、便秘・腹痛など、 お子さんが 頻繁に体調を崩す可能性がある!ということを 前提に…、その上で、パパママが どのように連携・役割分担 していくか 相談したり、身近に頼れる家族や仲間がいそうなら もしもの時に協力してもらえるか、相談しておきましょう。 また、地域の「病児保育施設」などを調べて、 事前に登録しておくと安心です。 ::: こんなふうに、入園前後は はじめてのことがイッパイで 不安も多いと思いますが、できるたけ周囲の協力も得ながら、 焦らず・じっくり、そして 楽しく♪ 新生活をスタートさせていきましょう! |
2025年2月28日
『ランドセルの置き場所、どうしてる?』この春 小学校へ入学する皆さん、おめでとうございます♪
親御さん達も、新入生のサポートに忙しくなる頃かなぁ~ と思いますが、小学生になると、意外と悩む人が多いのが、 “ランドセルの置き場所”。大切なランドセルが、 毎日放りっぱなしにならないために…、きょうは、 「ランドセル置き場」について チェックしてみましょう。 ::: まず、「ランドセル置き場」をどこにするか、 決める時のポイントは・・・ ① 「勉強する場所は どこなのか?」 子ども部屋に学習机があるなら、そちらのほうが 良いかも知れませんし、“リビング学習”を取り入れるなら、 リビングや その周辺のほうが良いかも知れません。 ママやパパの 目が届く場所なら、持ち物のサポート・ 管理がしやすいという面も ありますね♪ ②「設置したいスペースの広さは どれくらいか?」 設置したい場所が、広いか?狭いか?によって、 「ランドセル置き場」のために 選ぶアイテムが 変わってきます。 ::: では、「ランドセル置き場」・ランドセル収納のアイテムには どんなものがあるのか、見てみましょう。 まずは、収納BOXと一体型の「ランドセルラック」。 こちらは 一般的なカラーBOXのような見た目ですが、 いちばん上に ランドセルが ピッタリ収まるように 設計されています。下の段には、学校関係の書類や、 教科書、学用品などを まとめて収納が可能♪ 高さ:70センチくらいのものなら、 キッチンカウンターの下にも 設置できそうです。 また、ランドセル用の「ハンガーポール」。 こちらは 背の低いコートハンガーのようなもので、 置き場がスマートで・かさばらないのが魅力です♪ ランドセルだけでなく、その他の持ち物(運動着の袋など)も サッと掛けておけるので、忘れ物防止にもなりそうです。 さらに、ランドセルを置きたい場所に フックだけを 設置するタイプも人気です。 これは、短い“手すり”のような形をした専用のフックで、 ランドセルやリュックのショルダー部分を サクッとかけることができます。壁や棚などに、 ネジで 簡単に取り付けられるものもあって、コレなら ランドセルも、流行りの“浮かせる収納”が叶います♪ ::: …と、いくつかのポイントを見てみましたが、 そもそも、「ランドセル置き場」を 作るメリットは、 お子さんがランドセルを 大切に使うことができたり、 片付けや整理整頓の 習慣がつくこと。 そして、そうした習慣を“長く”続けていくためには、 やはり、(大人目線ではなく)“お子さんが使いやすい” というのが、大切です! ぜひ、「ランドセル置き場」を 決める時には 親子でよく相談して、お子さんの意見も 取り入れながら…、 ピッカピカの一年生を楽しく、スタートできたらいいですね。 |
今は デジタルで購読している、あるいは とっていない、
というご家庭も多いと思いますが、
あらゆるものが デジタル化された現代でも、リアルな
新聞記事を 切り抜いて・スクラップブックを作ることは、
お子さんの 学力アップに 効果的なのだそうです!
:::
新聞の切り抜き・スクラップが
どうして 学力につながるのか、
それには大きく3つの理由があるそうです。
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一つは、「読み取る力がつく」。
新聞の切り抜き作業では、たくさんの記事に触れます。
見出しや写真から 記事の概要を把握し、
文章から書き手の意図を読み取ること…、
知らない言葉があっても、前後の文脈から
その意味を想像したり、辞書で調べたりすれば、
知識やボキャブラリーが 蓄積されていきます。
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そして、「書く力がつく」。
スクラップをまとめる時、記事の要点を短くまとめて
メモしたり、自分の意見や感想を書き出せば、
「考えて・書く力」がつきます。
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最後に、「情報をあつめて、整理する力がつく」。
スクラップする 記事を選ぶときには、
“情報を吟味し・選択する”という、じつはかなり高度な
作業が行なわれています。
「どの記事がいいかな~」と考えながら 探す経験によって
情報を収集する力が磨かれ、また、切り取った記事が
バラバラにならないように 新聞の名前や日付をメモしたり、
ノートや台紙に貼って 保存する作業では、
情報を整理するスキルも、自然と身についていきます。
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…ということで、この、「読みとる力」、
「書く力」、「情報を集めて 整理する力」が、
幅広い学習効果につながることは…、
何となく 想像がつきますよね!
日本新聞協会の 2019年度の調査によると、
新聞のスクラップを週に1回以上 行なっていた小学校では、
全国学力テストの正答率が、国語・算数ともに
平均を上回っていたそうです!
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新聞の切り抜きは、新聞、ハサミ、ノート、のり、
筆記具などがあれば、小学校低学年からでも、
気軽に始めることができます。
複雑な文章が 読めないうちは、写真つきの易しい記事から
お子さんの 興味のわくものを 選んで。
それをノートに貼って、余白には 新聞の名前と 発行日、
記事に対する感想や 自分の考えなどを 書き込めば OKです☆
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さすがに 毎日は 難しいかも知れませんが…、
先ほど紹介した 新聞協会の調査のように、週に1回でも、
チャレンジしてみる価値はありそうですよね♪
また、記事のスクラップは、お子さんが 普段から
どんな事に興味をもっているかを 知る、
よい機会にも なると思います。時には 親子で新聞を広げて、
楽しくスクラップしながら、アレコレ、
語らってみては いかがでしょうか。