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[今週のトピックス]

訓平的超ポジティブ思考 5

僕は2009年6月20日に不慮の事故により、脊髄を損傷し、車いすでの生活が始まりました。あの日から間も無く10年。障害者デビュー10周年となります。


僕と同じように中途障害者や、大きな手術を乗り越えた人などが「生まれ変わった日」、
「第二の人生がスタートした日」という意味から「もう1つの誕生日」として位置付ける人が結構いるんです。


僕は6月20日に、今自分の命があること、そして周りで支えてくれる家族や友人に改めて感謝しながら、祝杯をあげます。・・・まあ飲むための口実ですね(笑)

障害者デビューして、人生はガラッと変わりました。

悪い方にではなく、良い方向に。
もちろん車いすユーザーになって、高いところのものが取れなくなったり、階段をのぼれなくなったり、幅の狭いところに行けなくなったり、
できなくなったことや不便なことはありますが、不幸だと思ったことは一度もありません。


車いすユーザーになったからこそ、
見えた世界があり、それにより新たな仕事が生まれ、
友人も増え、そして人生の幅が広がりました。

実際、日本を代表するような企業さんと一緒に事業を行うことができるようになりました。
人生歩んでいれば、だれでも良いことも悪いことも起こります。

どんなことでもポジティブに変換できれば良いのですが、

そんな簡単にはいかないもんです。人それぞれ前を向くのにかかる時間も違います。
でも、1つ言えることは、過去は変えられませんが、未来は変えられるということ。

僕の未来の変え方は、常になりたい自分をイメージし、それに向かって努力し続けること。そして自分を信じて行動に移すことによって、必ず何かが変わるもんなんです。



パラリンピックの父と言われるルートヴィッヒ・グットマンは、


「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ。」と言っています。


自分には何の取り柄もないと嘆くのではなく、
壁にぶつかった時、まずは冷静に自分と向き合い、
自分の強みや個性、能力を知ることから始めてみてはどうでしょうか。


2019年5月20日

バリアフリーはビジネスの卵 4

今週は「バリアフリーはビジネスの卵」というテーマでお送りしました。

私の運営するNPOでは、
『人にやさしい街づくり』と『人が優しい街づくり』を推進する為に、
企業や行政、店舗や宿泊施設向けに、セミナーを開催していますが、
まず障害を知ることから始めています。

例えば「車いすユーザーのお友達は何人いますか?」という質問をしてみると、
「0人」と答える方が多いんですけど、
「佐藤さんという名字のお友達は?」と聞くと、
5人~10人いるという方が大半になります。

日本で一番多い名字の佐藤さんは、全国で約196万人いるのに対し、
車いすユーザーは、その佐藤さんを上回って、約200万人もいるんです。

同じくらいの割合にもかかわらず差が出るのは何故なのか。外出する機会が少ないんじゃないか・・・、だとしたら外出を阻むものは何なのか・・・という具合で、みんなで一緒に考えていくんです。

その後、どこに不便さや困難さがあるのか、ということに気付いてもらうために、実際に車いすに乗って街中を移動してもらったり、その動作を観察してもらったりします。都内のある企業様で行ったセミナーでは、最寄り駅の改札口からお店まで、実際に車いすで移動してもらったんですが、この時に一つ発見があったんです。

それは、ホームページ上で掲載しているアクセス情報では、そのお店に一番近い駅の出口から徒歩何分と書かれているんですが、実はその出口には階段しかないんです。
エレベーターが設置されている出口は、道路の反対側で尚且つワンブロック先にしかなかったんです。

実際に体験し、車いす目線で考えることによって、お客様が本当に必要としている情報を、正しく伝えることができるようになりました。


2020年に向けて、より多くの人が、社会に潜む様々な障害に気付き、それをどのように取り除いていくかについて、考える機会を、これからも創り続けていきたいとおもいます。

来週も是非 聴いてくださいね。

2019年5月6日

訓平的超ポジティブ思考 4

みなさんは、10連休のGWはどのようにお過ごしましたか?

平成から新元号『令和』に変わる歴史的な瞬間でしたね。

さて、今週は「訓平的超ポジティブ思考」でした。

昭和から平成、平成から令和という時代の流れの中で、障害者の生活やイメージ、そして障害理解はどのように変わってきたのか、についてお話ししました。


昭和初期、僕と同じ脊髄損傷患者は非常に短命でした。
特に感染症の治療方法が確立されていなかったことが原因だったそうなんですが、
皮肉にも第二次世界大戦で、脊髄損傷患者が増えたことで、治療法が進歩したそうです。
抗菌剤や抗生物質ができて、救急医療も発達してきたことで、
こうした障害者の平均寿命が伸びてきたんです。医療技術の進歩に感謝ですよね。

では、障害への理解はどうだったでしょうか。昭和の時代は、
障害者への差別や偏見が強くあって、
家族の中に障害者がいた場合、その存在自体を隠すご家庭も多かったんです。

平成に入ってから、世の中の障害者に対する思いやイメージをガラッと変えたのは、
約600万部の大ベストセラー『五体不満足』を世に送りだした乙武洋匡さんです。
障害者のリアルを知ると同時に、彼の挑戦し続ける姿から、勇気をもらった人も多いと思います。
そして、バリアフリー法や差別解消法が施行されたことで、障害は社会の側にあるという考え方も広まり、外に出やすい環境が整い、徐々にではありますが、障害者の社会参加や就労機会も増えてきましたね。

そして、令和の時代。僕が望むのは、企業や団体、政治や行政などのリーダーとして、数多くの障害当事者が活躍できる社会になることです。


「人が想像できることは、必ず人が実現できる。」と言います。
近い将来、だれもが輝ける時代にしたい。そう願っています。

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