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[今週のつながる劇場]

2013年12月27日

12月27日 ~サンシャイン水族館~

12月27日の舞台は「サンシャイン水族館」
私の名前はテシロギ・サブロウ、70歳。
今日は息子たち家族が栃木から遊びに来るので、朝からワクワクしている。
息子夫婦が結婚して早30年以上、最初の数年は一緒に暮らしていたものの、息子が転勤になり
離れてしまった。孫のサトエは今年で25歳。
すっかり大人の女性になってしまったが、
まだお相手は見つからないようで、それが心配のようで嬉しかったりもする。
そう、私は孫にべったり。そして孫も私にべったりのおじいちゃん子なのだ。

(メール着信音)
「お、サトエからだ。なになに…“もうすぐつくよ。お父さんとお母さんは買い物にでかけたい
らしいから、私はおじいちゃんとお出かけね”か」
孫が今年の誕生日に買ってくれたスマートフォンは今では私の宝物だ。
最初は「そんな難しいもの、使いこなせん!」と拒否していたが、
サトエがかんたん設定をしてくれたおかげで、今じゃメールも朝飯前。
カメラだって使いこなせるようになった。

そうこうしてるうちに“おじいちゃーん、こんにちわー!”とサトエの声。
お、来た、来た!


「サトエ、今日は久しぶりに池袋でも行くか?」
私の誘いに、間髪入れず“サンシャイン!?”と目を輝かせるサトエ。
子供の頃から数えきれないほど通ったサンシャイン。
中でもサトエは水族館が大好きだったっけ。
「サトエ、水族館が新しくなったの知ってるか? 今はアシカが空を飛んでるらしいぞ」
“またまた?、おじいちゃんウソばっかり!”サトエが笑う。



『天空のオアシス』をテーマに、2年前にグランドオープンした『サンシャイン水族館』。
高層ビルの10階という非日常の空間はそのままに、よりエンターテイメント性高く生まれ変わったらしい。
私たちが足しげく通った思い出の水族館は、今、どんな変貌を遂げているのか…。
ドキドキと懐かしさが入り交じった気持ちでエントランスをくぐる。

「お、マイワシの大群! この水槽は昔からあったなぁ。覚えてるか?」
“もちろん!”マイワシを真剣に見つめたまま返事をするサトエ。
“昔は背がちっちゃくて、全然見えないってよく泣いてたのに。今じゃ私と同じ目線か。
もう抱っこしてやる必要ないんだな…” 時間の流れの速さを実感し、少し寂しくなってしまった。

“おじいちゃん、次に行こう”。私の気持ちなどそっちのけで、どんどんと進んで行くサトエ。
相変わらず、せっかちなんだから…と思ったら、サトエがメインの大水槽に携帯を向けていた。
「何してるんだ? ん、動画? そんなもん撮ってどうするんだ? え? インスタ…何だって?」
どうやら撮影した動画を携帯にアップして、友達と共有するらしい。
“私の撮った動画が、世界中で見られるんだよ!”と誇らしげに教えてくれたのだが、
私にはチンプンカンプンだ。
“おじいちゃん、おじいちゃん”と私の後をついて来たサトエは、すっかり私の前を歩き、
世界と繋がっているというわけか。

「サトエ、そろそろアシカを見にいこうよ」
屋外へ出ると大きな円形プールが空に浮かんでいた。
そしてその中を気持ち良さそうに泳ぐアシカたち。
下から眺めると本当にアシカが飛んでいるようでなかなか面白い。
「ほら、アシカが飛んでるって言ったろう?」
“ホントだー! 高層ビルの間をアシカが飛んでるように見えるよ。なんか不思議な景色だね!”
一所懸命その光景を携帯カメラに収めようとするサナエ。
そう言えば、昔も私のカメラをいじりたがって大変だったっけ。
あの時の写真、どこへしまったんだろう。

“おじいちゃーん、一緒に写真撮ろうよ!”サナエが呼んでいる。
「せっかくならペンギンと一緒に撮るか。昔から大好きだったろ」

スタッフのお兄さんに携帯を渡して、ハイポーズ。

“おじいちゃんの携帯にメールするね!”と、サナエが送ってくれた写真はあっという間に私の元へ。
「すごいなぁ、一瞬で写真が共有できちゃうんだから。
昔じゃ考えられなかったよ。
もっと前にこんな携帯があったら、子供の頃のサナエと一緒にもっとたくさん写真撮ったのにな」

悲しそうな顔をした私に気付いたのか、サナエが“おじいちゃん、コレ見て”と携帯を差し出した。
そこに映っていたのは、まだ若い私がサナエをおんぶして笑っている写真…!
「サナエ、これどうしたの? え? おばあちゃんから見せてもらって、携帯に取り込んだって? 
そんなことができるのか?」

“こうすれば、いつでも昔のおじいちゃんと私に会えるでしょ?”サナエが笑う。
一緒に行った動物園、サナエの幼稚園の入園式。いつでも見返したいお気に入りの写真たちが
脳裏に一気に溢れ出してきた。

「サナエ、おじいちゃんの携帯にも取り込んでくれるか?」

“もっちろん!”待ってましたとばかりにピースサインをして見せるサナエ。
そうか、時間が流れることを悲しむことなんてなかったんだ。
あの日も今日も繋がっているんだから。

そしてこれからだってずーっと、だ。

  
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