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2025年7月4日

とちぎ まちネタ【栃木県立美術館 企画展「動くゴッホ展」】

本物じゃないから本物を感じる!?

栃木県内の「旬なまちネタ」や「わがまち自慢」を
展開していくコーナー「とちぎ まちネタ」

今日は岩見沙耶加が担当します。
これからときどき登場しますのでよろしくお願いします!

お話を伺ったのは、
栃木県立美術館 学芸員 武関彩瑛(ぶせき さえ)さんです。


【デジタルアートは実物を超えるのか!?】

19世紀フランスで活躍した画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。
当時のゴッホの手紙をもとにその背景を紐解き、
絵画をデジタルで「動かし」、モニターやプロジェクターに投影する新しい展示です。
今回、ゴッホが描いた絵画という意味での、本物の展示はありません。

でも…
人物はまばたきをし、胸を動かし呼吸をする。
髪も草木も風になびき、星はまたたく。

動くからこそ、美術館で絵画を見ているというよりも、
その人がここににいる、その景色がここに広がっている、
その絵画のモデルそのもの=「本物」を目の前にしているという感覚がありました。

『ひまわり』の高さは、なんと4mほど。
デジタルだからこそ、天井までの大きさで、さらに動いていて、
植物として生きている、生命力を感じました。
ちょっと揺れすぎでは?と思ったほど!(笑)

展示を通してゴッホの生き様が語られていて、
ゴッホという一人の人間の人生を見たような、見てしまったような、そんな気持ちになりました。


◆栃木県立美術館 企画展
「親愛なる友 フィンセント 動くゴッホ展―デジタルアートは実物を超えるのか」
期間:~9月7日(日)
会場:栃木県立美術館 企画展示室
時間:午前9:30~午後5:00(入館は午後4:30まで)
休館日:月曜日[7月21日(月)、8月11日(月]は開館)、7月22日(火)、8月12日(火)
観覧料:一般 1,250(1,000)円、大高生 600(500)円、中学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金


詳しくはこちら👇
 栃木県立美術館HP



  
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