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B-HOT!(24:55) 00:55~01:00
2025/5/14 00:55/カラスフライト/JIJIM
今回は、『シンガポール進出のメリット』について伺っていきます。
●新田さんはシンガポールでシンガポールへの進出を検討している、又は既に進出した企業のサポートを数多くされてきたと思いますが、シンガポールに進出する日系企業は多いのですか?
はい、とても多いです。例えば、メガバンクや大手商社などは全てシンガポール支店を構えていますし、中小企業でも、東南アジア進出の足掛かりとしてまずシンガポールへ拠点を設けることはよくあります。業種も様々で、製造業、サービス業など色々です。サービス業についていうと、特に飲食店はとても多いです。シンガポールに来ると分かるのですが、ラーメン店や和食のレストランなど、日本食はたくさんありますし、とてもはやっています。
●他の東南アジアの国と比べて、シンガポールに進出するメリットは何ですか?
いくつもあるのですが、まずは法律が安定していることです。東南アジアは国によっては、法律がそもそもない、一応あるけれどその通りに運用されていないなど、あり得ます。その点、シンガポールはそのようなことが一切なく、非常に安定しています。賄賂などの習慣も皆無ですので、日本企業にとってはビジネスのしやすい環境だといえます。次に、外資規制がないことです。東南アジアの国では、シンガポール以外の国はほとんど外資規制があり、つまり、外国の企業は特定のビジネスをできないか、もしくは許可を取得する必要があるのですが、シンガポールではこれがありませんので、外国の企業でも参入自体はしやすいです。
●逆にデメリットはありますか?
コストが高いことです。特に、家賃と人件費は高いです。家賃は東京と同じかそれより高い
くらいですし、人件費は業種にもよるので一概にいえませんが、日本人を日本で雇用するのと
あまり変わらないと思ったほうがいいです。もっとも、情勢が不安定な国、法律が不安定な国に進出すると、思わぬトラブルにあい、その対応に大きなコストがかかることもあるので、
そういったリスクまで考えれば、多少家賃や人件費がかかっても、シンガポールの方が
最終的に安く済むということも十分あり得ます。
●アジアへの足掛かりとしては、香港を検討することもあると思うのですが、香港と比べてのシンガポールのメリットはありますか?
はい、まずは、中国の影響が少ないことです。香港はどうしても中国の政府の方針に左右
されるので、これを避けたいと考える日本企業は多いです。それと、シンガポールの方が
英語の通用力が高いです。私も先月香港へ行って感じたのですが、香港はシンガポールのように誰でも英語を話すわけではなく、広東語ができないと厳しい局面はあります。例えば、タクシーの運転手さんやお店の人などは英語は通じません。更に、コストは香港の方が
シンガポールよりもさらに高いです。
●シンガポールへ進出したいという場合、弁護士さんに頼むと
何をサポートしてもらえるのですか。
会社の設立の準備はもちろん、ビジネスを行っていく上で、必要なライセンスを調べ、それを取得するお手伝いもします。例えば、お米を日本から輸入し精米し販売するというビジネス形態の場合、輸入のライセンスと食品販売のライセンスが必要です。ビジネスを始めてから、監督官庁にライセンスの不備を指摘されるとことがないよう、きちんと準備しておきたいですね。