[番組情報]2017年8月1日
今週は、ファナック株式会 サーボモータ製造本部長 遠藤裕一さんにお話を伺います。![]() 遠藤さんは、佐野市に生まれ 小・中・高・大学と宇都宮市で育った宮っこ。 高校も宇都宮東高校を卒業し、宇都宮大学に進学。 工学研究科機械工学を専攻します。 大学時代は熱工学研究をし、 当時、世に出回ったばかりの スーパーコンピューターを使って、 数字の解析などしていたそうです。 ![]() 大学卒業と同時(1985年)に ファナック株式会社に入社。 当時、ファナックは知名度がない会社だったため 大学4年のときに見学に行った 『日本国際工作機械見本市』(JIMTOF)で展示されている、 ほとんどの機械にファナックの製品が使われていることに 大変驚いたそうです。 同じく在学中、日産の栃木工業に見学に行った際にも ロボットが溶接をしていることに強烈な印象を受け、 それもファナックの製品でした。 それほどの衝撃を受けた、ファナック株式会社。 調べてると、株価も日本一。無借金の優良企業。 そして会社の規模等、若い遠藤さんには すべてが好印象だったそうで、迷うことなく面接を受け 入社したそうです。 入社後は商品開発研究所に配属され、 主にロボット用サーボモータの開発を担当。 サーボモーターとは、 コンピューターによって制御されるモーターのこと。 モーターにはシャフトの位置や 回転速度を検出する装置がついており、その情報をもとに、 プログラムされた通りにモーターが動く仕組みになっています。 その産業用のロボットに使われるモーターは、 小型で高出力のものが向いているということで、 高性能磁石を使った、モーターの開発に携わっていました。 ![]() 今では、世界で通用するファナックのサーボモーター。 始めから指示されていたわけでなく、 モーターは機械の工場を動かすのに使われるため、 24時間稼働をしても壊れないよう、 不具合がでないように改良を重ねてきました。 その苦労と労力の上に、いま成り立っています。 そして、遠藤さんは2015年に 『サーボモータ生産技術部長』となり、 壬生工場建設プロジェクトに関わることになります。 また、来週も遠藤さんに、お話を伺っていきます。 |
栃木県から世界各国へ進出する企業にスポットを当て、
海外展開のキーポイントを探っていきます。
今週は、ファナック株式会社
サーボモータ製造本部長 遠藤裕一さん に
お話を伺います。
ファナック株式会社は
日本で民間初のNCとサーボ機構の開発に成功。
産業用ロボット、コンピュータ制御システムを柱として、
一貫して工場の自動化を追求している会社です。
(本社は、山梨県忍野村)
今回伺ったのは、2016年・6月に完成した壬生工場。
10月から操業開始しています。
敷地の広さは、なんと21万坪もあります!