[放送内容]2019年5月23日
ギャラリーやまと「写真展 指先の羅針盤-馬頭へ-」![]() 看板のある細道を入り奥まで行くと
そこにあるのが「ギャラリーやまと」 古いお蔵を改装したギャラリーです。 ![]() 福島県いわき地方を中心に炭鉱事業を展開し
数多くの実績を挙げた実業家・戸部光衛氏。 その戸部氏は晩年に私財を投じて 戸部育英会(現・戸部記念財団)を設立し、 主に学生に対する奨学金貸付事業を行ってきました。 戸部記念財団は近年、事業の一つとして 「写真文化の振興・発信」を追加し、 東京にあるアトリエシャテーニュを運営するなど 取り分け、フィルムカメラ文化の 発展・技術の保存に力を入れています。 ここ、盛泉のお蔵は戸部家が所有しているもので 東日本大震災の影響を受け、改装。 現在はアトリエ シャテーニュ企画の 写真展会場として年に2回オープンされているのです。 (普段は一般開放されていないそうです~) ![]() 今週末、その貴重な機会がやってきます。
千葉桜 洋さんの写真展『指先の羅針盤 -馬頭へ-』 会社員をしながら写真活動をしている 千葉桜 洋(ちばざくら・よう)さん。 幼少時に聴覚障害になり、 絵や写真のカードで言語を習得していったとか。 普段は休みの日に 自閉症の息子さんの付添いの道中で 写真を撮っているそうです。 ![]() もともと旅好きだという千葉桜さん。
息子さんとともに旅あるきをするときは 観光地として賑わっている場所よりも 静かに横たわっていて あるがままの日常が美しい―― そんな場所を選んで出かけているといいます。 旅あるきをするなかで、 息子さんが指をさすなどして興味を示したところに カメラを向けたことで出来たのが 写真展・指先の羅針盤。 昨年、銀座と大阪のニコンサロンを会場に 行われました。 行ったことのない場所を好む千葉桜さんは 基本的には何度も同じ場所に行くことは あまりないそうですが…… 長年のご友人が馬頭に移住したのをきっかけに たびたび馬頭に訪れるように。 今回の写真展『指先の羅針盤 -馬頭へ-』は 銀座、大阪の写真展とは内容を変え、 これまで馬頭で撮影された未公開・新作の写真を展示。 デジタルではなくフィルムカメラで撮影し 千葉桜さんご本人が暗室で印画紙に焼き付けた モノクローム写真 20 点が並ぶ予定です。 盛泉の風景に溶け込んだお蔵のギャラリーで楽しむ 馬頭の風景写真。 そこにしかない、たったひとつの美しさを楽しみに 訪れてみては。 【千葉桜洋 写真展『指先の羅針盤 -馬頭へ-』】 日時:5/24(金)~26(日) 10時~16時 ★入場無料 会場:ギャラリーやまと(那珂川町盛泉75) ※敷地内に駐車スペースあり(5台ほど) お問い合わせ:03-6262-8977(アトリエ シャテーニュ) ![]() |
ある坂道の途中でこんな看板に出会います。