[放送内容]2021年12月23日
ブラRio散歩 ~那珂川ふしぎ発見!~ 発掘調査の巻![]() 今回の調査は、その2つの間にある 「鹿島前遺跡」の調査です。 7年ほど前にも 県埋蔵文化財センターが発掘調査済みで 今回はその調査の続きになるそう。 結果によっては、国指定文化財・那須小川古墳群に 鹿島前遺跡が追加指定されるかも!しれないんです。 : 調査場所は、稲刈りが終わった田んぼ。 テニスコートサイズの くぼみが左右に2つ並んでいます。 これを農工具のようなもので綺麗に整地。 黒い土のエリアと黄色い土のエリアが見えてきます。 ![]() 実はこれ、黄色の土=当時の地面の色 黒い土 =後から入ってきた土 なんです。 つまり、黒い土のところは 当時、もしかしたら住居の柱があった(穴の跡)かも? と考えられるそう。 ちなみにここは、竪穴住居があったようなんですが 通常よりも少し大きめであることから 周りにある古墳を納めていた地域のリーダー(豪族)の 住まいだった可能性も……(゚∀゚) : それにしても、発掘調査はとても静かで地道な作業。 初井さん曰く、発掘調査も遺跡破壊行為の一つなので 最低限で慎重に進めなければならないといいます。 また、発掘調査の魅力を伺うと… 「個人的には……その遺跡を世界で掘っているのは 自分しかいない!というところにロマンを感じます」 今回も、大きめの土器が見つかり そんな時はやはり達成感があるそうです。 : 今回、見つかった土器の一部を見せてもらいました。 ![]() ↑下の画像は、よく見ると土器の中に木炭が入っています。 つまり、これを使って、 住居内で何か行われていたと考えられるんですね! また、出土した土器の破片は この後、洗って くっつけるそう。 もちろん、どれがどこの欠片なのかは分かりません。 だからこそ、ここぞ!という場所にハマった時は 気持ちが良い!鳥肌ものです、と初井さんは話してくれました。 ![]() 調査はこの後、ドローンで全体像を把握するために 空撮し、図面にして…… (↑の画像は以前のものです) 終わると、なんと埋め戻してしまうそう。( ゚Д゚)エッ 元の田んぼの状態になって、 いつも通り農作物が育てられるんですって。 : 今後、国指定文化財としてのエリアが 広がるかどうかはお楽しみ! 町の史跡の新たな可能性に どうぞご注目ください♪ ★今回は、なす風土記の丘資料館 学芸員さんにご案内いただきました ↓ 【那珂川町なす風土記の丘資料館】 住所:那珂川町小川3789 お問い合わせ:0287-96-3366 ※開館時間、休館日は公式HPをご確認ください ![]() |
新たな那珂川町の魅力を探るシリーズ
「ブラRio散歩 ~那珂川ふしぎ発見!~」
今回は、特別に発掘調査の現場にお邪魔しました!
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場所は古墳が点在する
国指定文化財の那須小川古墳群付近。
北には観音堂古墳(方墳)、
反対側には、こんもりした山…那須八幡塚古墳があります。