[放送内容]2022年12月15日
馬頭広重美術館「浮世絵でわかる!忠臣蔵展」![]() 今回、展示数が特に多いのは
「忠臣蔵の登場人物」がテーマの第2章。 一枚につき一人の人物絵と、 その人物の説明文がびっしりと書かれています。 名前はやはり実名ではなく、若干 モジられたもの。 説明文にはプロフィールや、どんな働きをしたのか、 また、この文を書いた人の見解のようなものも書いてあるとか。 かなりの数ありますので、自分の推しを見つけてみては? ![]() ちなみに この文章、とてもビッシリと書かれていて
親切にも ふりがなまで振ってあるのですが…… 浮世絵版画ですから、この文章も版画で刷ったもの。 これだけの細い字を彫った人も、 字をにじませずに刷った人もすごい!! ![]() そして、第3章「明治以降の忠臣蔵」では
講談でスピンオフ的に語られた赤穂浪士の説話が描かれた 明治時代の浮世絵が展示されています。 忠臣蔵本編とはまた違った場面や 水彩画のような柔らかな雰囲気を楽しめますよ。 : 長年、人々を魅了してきた忠臣蔵の世界。 事件の顛末もさることながら、 関わった人々の生きざまや いまだ明らかにされていない謎が 多くの人の想像力を掻き立ててきたのかもしれませんね。 見ごたえたっぷりの企画展ですので 時間をとって ゆっくりと見るのがオススメです。 なお、1月3日(火)は、観覧無料となっています。 皆様ぜひ、お越しください! ●企画展「浮世絵でわかる!忠臣蔵展」 期間:2022年 12/2(金)~2023年 1/9(月・祝) 入館料:大人 500円、高・大学生 300円 中学生以下 無料 ![]() 【那珂川町 馬頭広重美術館】
住所:那珂川町馬頭116番地9 開館時間:9時30分~17時(最終入館 16:30) 休館日:月曜(祝日は営業)・祝日の翌日・展示替え期間 ※年末年始休館は12/26(月)~1/2(月) お問い合わせ:0287-92-1199 ![]() |
現代にいたるまで広く人々に愛されてきました。
馬頭広重美術館で開催中の『浮世絵でわかる!忠臣蔵』展では
テーマ別に3章に分け、忠臣蔵の世界をより深く知ることができます。
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第1章は「物語を楽しむ」がテーマ。
浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』の名場面を描いた浮世絵が
ストーリー順に紹介されています。
実名を出すと体制批判に繋がることから、
当時はあくまでフィクションのていで
登場人物の名前は、実名と異なるものにされていたとか。
第1章のはじめにある「相関図」を見ておくと
どれが誰なのかが分かりやすいです。