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デイリーフライヤー 13:00~13:30
2024/5/17 13:18/プール/スピッツ
ここ数ヶ月の間、自ら命を絶ってしまった芸能人のニュースが続きましたね。
本当に悲しい事です。ご本人にしか分からない、悩み、葛藤、衝動、様々な思いがあるんだと思います。だけど、命と引き替えに得られるものは、何もありません。僕はそう思います。生きていると、イヤな事もあるし、理不尽なこと、我慢できないことも沢山あります。
でも、たった1つしか無い、大切な、大切な、親からもらった尊い命を、自らの意思で、捨てるなんて絶対にしちゃいけないんです。僕には、7年前に、骨肉腫のがん細胞が、肺に転移した事により、亡くなった親友がいます。彼が病室で言った、「もっと生きていたい!」という言葉が、今でも忘れられません。生きたくても、生きられなかった人。突如として事故に巻き込まれて、命を失った人。病気と頑張って闘ったけど、天国へと召された人がいるんです。これを運命という人がいます。でも、そんな運命お断りですよね。誰もがそう思うはずです。以前に、ドキュメンタリー番組で、自殺未遂をしてしまった方がインタビューに応じていて、こんな言葉を言っていました。『死にたいっていう気持ちは、そんなにないけど、生きていたくない。』この言葉、ズシーンと重いですね。この方にとって、生きていたいと思える社会ではなかったんだと思います。社会は、僕たち一人ひとりで創り上げられています。一人のちょっとした言葉や行動、振る舞いによって、心に、癒える事のない傷が、付くことがあります。逆に、誰かが寄り添ってくれたり、楽しませてくれたり、美味しい料理を一緒に食べたりすることで、ハッピーになることがある。日常の中で、小さな幸せを見つける事ができれば、生きていたい、と思えるのではないでしょうか。その為には、誰かが誰かの支えになる。関係し合う。ほんの少しでも良いから、他の誰かを思いやる気持ちを、一人ひとりが持てば、命を大切にできると思います。今、芸能人による、命に関する暗いニュースが流れる度に、悩み相談の連絡先が表示されたり、アナウンスされます。これを否定するつもりは全くないのですが、本来なら、近くにいる誰かを頼れたり、あるいは、誰かが支えたりできるのが理想です。そうやって、みんなが生きたいと思える社会、誰かと共に生きている事を実感できる、そんな明るくて、楽しい社会にしたいものですね。命はたった1つしかありません。いのちだいじに。