[ミュージックメモリー〜音楽のSDGs〜]2025年2月17日
ダイアモンドダストが消えぬまに/松任谷由実 |
2025年2月13日
Never My Love/The Association浜田省吾「悲しみは雪のように」です。
オリジナルは1981年ですが、テレビドラマ「愛という名のもとに」主題歌に起用する際にリアレンジされ1992年に再リリース。ドラマがヒット曲を生み出していた時代ということもあり、爆発的な大ヒットを記録。浜田省吾自身最大のヒット曲になりました。 この曲は彼の母親が脳梗塞によって倒れ意識不明の重体になったことがきっかけで、ふと人にやさしい気持ちになれたという心境を歌った曲で「誰もが泣いてる涙を人には見せずに」はその経験から生まれた歌詞なのかもしれません。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年2月12日
悲しみは雪のように/浜田省吾浜田省吾「悲しみは雪のように」です。
オリジナルは1981年ですが、テレビドラマ「愛という名のもとに」主題歌に起用する際にリアレンジされ1992年に再リリース。ドラマがヒット曲を生み出していた時代ということもあり、爆発的な大ヒットを記録。浜田省吾自身最大のヒット曲になりました。 この曲は彼の母親が脳梗塞によって倒れ意識不明の重体になったことがきっかけで、ふと人にやさしい気持ちになれたという心境を歌った曲で「誰もが泣いてる涙を人には見せずに」はその経験から生まれた歌詞なのかもしれません。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年2月11日
ブルー・スカイ/チューリップチューリップ「ブルー・スカイ」です。
「サボテンの花」以来のスマッシュヒットとなったチューリップの隠れた名曲で、財津和夫の作品によく出てくる「青空」のモチーフを正面から表現した曲です。 「ブルー・スカイ」というタイトルに反して失恋をテーマとした歌詞になっていて、彼特有の繊細な心理描写と去っていく恋人と高い青空というコントラストが美しい、チューリップらしい爽やかな失恋ソングに仕上がっています。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年2月10日
モーニングムーン/CHAGE and ASUKACHAGE and ASUKA「モーニングムーン」です。
80年代初頭のフォーク歌謡「万里の河」の大ヒット以来なかなかヒットが出ずに低迷していた彼らですが、所属レコード会社をポニーキャニオンへ移籍したことをきっかけに本格的に路線変更。 キレのいいロックサウンドとアダルトな歌詞でそれまでの印象を打ち破り、90年代の黄金期への礎を築いた、まさにCHAGE and ASUKAのターニングポイントとなった一曲です。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年2月6日
空に太陽がある限り/にしきのあきらにしきのあきら「空に太陽がある限り」です。
「スターにしきの」としてお馴染み、70年代アイドルの先駆け、にしきのあきらの代表曲にして自身最大のヒットとなった曲です。女性のコーラスによる「愛してる~」という合いの手が入っていますが、これは現代のアイドルシーンでもお馴染みのファンによるアイドルコールを想定した作りになっていると思われます。 2023年のM-1グランプリ決勝戦ではお笑いコンビ「モグライダー」がこの曲の持つ独特なテンポをネタとして取り上げ会場を爆笑の渦に巻き込み、見事7位に輝きました。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年2月5日
Unchained Melody/The Righteous BrothersThe Righteous Brothers「Unchained Melody」です。
ロマンチックな雰囲気といえばこの曲と言えるほど一時期テレビなどでよく使用された名バラードです。元々は1955年の日本未公開の映画「アンチェインド」の主題歌として書き下ろされた曲でした。 その10年後ライチェス・ブラザーズが1965年に発表したバージョンが大ヒット。現在ではこの曲といえばライチェス・ブラザーズのバージョンを指すことが多くなりました。その後1990年、映画「ゴースト/ニューヨークの幻」の主題歌に採用され、世界的にリバイバルヒット。日本の洋楽チャートでも1位を獲得。発売から実に25年経ってからの快挙でした。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年2月4日
加藤茶のはじめての僕デス/加藤茶加藤茶「加藤茶のはじめての僕デス」です。
1970年代当時人気絶頂だったザ・ドリフターズのメンバー加藤茶の自己紹介のような曲ですが、この曲のオリジナルはあのエレファントカシマシのボーカル宮本浩次。彼が子ども時代に歌った曲を加藤茶がカバーしたという変わった経緯をたどった曲です。 宮本の子どもらしからぬ堂々たる歌いぶりとは違った彼特有のユーモラスな歌いまわしが面白い名曲ですが、両A面のカップリングはよりにもよって東村山音頭だったため、少し影の薄い扱いを受けている曲でもあります。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年2月3日
Relax/Frankie Goes To HollywoodFrankie Goes To Hollywood「Relax」です。
キャッチーなディスコサウンドは80年代を代表する名プロデューサー、トレヴァー・ホーンによるもの。日本でもバラエティー番組のオープニングにも使用されるなど、世界的に人気を博しましたが、歌詞の内容が問題視され、BBCやNHKをはじめ、多くの国で放送禁止扱いを受けてしまいました。 あまりの過激さゆえ、ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが彼らを差して「イギリスのヴィレッジ・ピープルだ」と評したこともあるいわくつきの名曲です。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月30日
Paranoid/Black SabbathBlack Sabbath「Paranoid」です。
メタルのカリスマ、オジー・オズボーンが所属していたブラック・サバスですが、最初からヘヴィメタルだったわけではなく、むしろ初期はジャズ、ブルース色が強いバンドでした。 悪魔崇拝やオカルトのイメージを除けば渋いバンドだったこの頃の彼らですが、2ndアルバム「パラノイド」で人気が爆発。以降の作風であるメタリックでヘヴィなリフが前面に押し出されるようになりました。特に疾走感のあるギターリフの「パラノイド」は彼らを代表する名曲になりました。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月29日
カメラ!カメラ!カメラ!(ギターポップ・バージョン)/フリッパーズ・ギターフリッパーズ・ギター「カメラ!カメラ!カメラ!(ギターポップ・バージョン)」です。
彼らの2ndアルバム「カメラ・トーク」に収録された「カメラ!カメラ!カメラ!」のシングルバージョンとして制作されたもので、アコースティックギターのキラキラとした音色と爽やかな曲調が印象的です。 「カメラ・トーク」はイギリス録音されたアルバムということで有名ですが、曲の終わり際の雄叫びは実は現地イギリスのミュージシャンのものだそうです。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月28日
なごり雪/イルカイルカ「なごり雪」です。
作曲は伝説のフォークグループ「かぐや姫」のメンバー伊勢正三。彼の初の作曲作品が「なごり雪」だったというから驚きです。なごり雪は1974年に伊勢正三自身が歌うかぐや姫版のシングルカットの予定もありましたが、レコード会社からの要望もあり実現しませんでした。 翌年のイルカ版の録音には鈴木茂や松任谷正隆、村上秀一など豪華なミュージシャンが参加。特にこれがプロデュース初挑戦となる松任谷正隆のアレンジが功を奏し、50万枚を売り上げる大ヒットに。昭和を代表する名曲として2002年には大林宣彦監督によって映画にもなりました。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月27日
涙のリクエスト/チェッカーズチェッカーズ「涙のリクエスト」です。
彼らの人気を全国区に押し上げた最初のヒット曲として現在でも人気の高い名曲です。元々はドゥーワップ系を得意としていた彼らでしたが、まずは曲をヒットさせようと当時の不良ブームにのっとって不良系の「ギザギザハートの子守唄」をリリースしましたが、100位圏外という結果に。 続いてリリースされた2ndシングル「涙のリクエスト」は映画「アメリカン・グラフィティ」をイメージしたドゥーワップ系の曲でしたが、これが大ヒット。「ギザギザハートの子守唄」よりも売上を伸ばす結果になりました。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月23日
キテレツ大百科/堀江美都子堀江美都子「キテレツ大百科」です。
この曲は「キテレツ大百科」のレギュラー放送で使われたものではなく、その前年に放送されたスペシャル番組で使われた主題歌ですが、基本的に作品とは無関係のタイアップ曲が使われていたレギュラー放送とは違い、作品の内容に沿った歌詞になっています。 作曲はYellow Magic Orchestraの細野晴臣。そして歌うのはアニメソングの女王こと堀江美都子。まさにスペシャル番組にふさわしい豪華な顔ぶれと言えるのではないでしょうか。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月22日
あの時君は若かった/ザ・スパイダースザ・スパイダース「あの時君は若かった」です。激しいドラムとギターとは裏腹に鉄琴の音色が可愛らしいギャップを感じさせます。
この時ザ・スパイダースはメジャーデビューから2年。まだまだ若かった彼らがこんな達観したような歌詞を書いたのは、この曲が少女に人気の芸能雑誌「平凡」または「明星」の懸賞企画で読者から歌詞を募集したからでした。 採用された歌詞を書いた人物はなんと当時女子高生!青春真っ盛りの最中にこんな達観した歌詞を書いた女子高生が昭和には存在したということに驚かされます。 あなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月21日
赤いスイートピー/松田聖子1月21日の今日はスイートピーの日、ということで松田聖子「赤いスイートピー」です。
松田聖子といえば、「ぶりっ子」と言われ女性からは揶揄の対象ですらありました。しかしこの曲を発表する直前に代名詞の聖子ちゃんカットをショートカットに変更、そのスッキリとした見た目と女性の繊細な心の動きを描いた歌詞から女性ファンが急増。一躍国民的アイドルの座に収まりました。 また1982年当時はスイートピーに赤色はありませんでしたが、品種改良の結果2002年に「赤い」スイートピーが実現。噓から出た実とはこの曲のことかもしれません。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月20日
Zokkon命/シブがき隊シブがき隊「Zokkon命」です。80年代という時代を反映した洋楽ロック風のサウンドとちょっと間の抜けた歌詞が絶妙なバランスで成り立っているまさにシブがき隊にしか歌えない名曲です。
ライヴの間奏では彼らのファンたちによる気合の入ったコーラスが客席から鳴り響き、ある意味で彼らとファンたちで作り上げた姿がこの曲の完成形なのかもしれません。 1983年といえばマイケル・ジャクソンが「スリラー」で大ブレイクした年。いよいよ日米ともにアイドルたちがヒットチャートにちらほら出現するようになった年でした。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月16日
I Need to Be in Love/CarpentersCarpenters「I Need to Be in Love」です。
日本では1995年のテレビドラマ「未成年」の主題歌、「青春の輝き」として人気の高い曲ですが、アメリカではビルボードチャートで25位、当の日本でも当時のオリコンチャートでは62位と振るわない順位でした。これは70年代後半に多くのミュージシャンを襲ったディスコブームの影響によるもので、カーペンターズも例にもれず徐々に人気を失っていきました。 生前のカレン・カーペンターが最も好んだということも頷ける美しいメロディがこの時期に発表されたことはあまりにも皮肉というほかないでしょう。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月15日
Strawberry Fields Forever/The BeatlesThe Beatles「Strawberry Fields Forever」です。
彼らの生み出した作品の頂点とも評される曲で、そこにはロックバンドとしての彼らは姿かたちもなく、メンバーがそれぞれどの楽器を担当しているのか一聴しただけではもはや分かりません。 同年1967年にはこの曲の映像が含まれた映画「マジカル・ミステリー・ツアー」も公開。以前までのアイドル映画とは違い彼ら自身によって監督された意欲作ですが、ザ・ビートルズの生み出したものとしてはほぼ初めてといったレベルの酷評を受け、彼らの活動が迷走を始めたきっかけにもなったいわくつきの作品として知られています。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月14日
あゝ無情/アン・ルイスアン・ルイス「あゝ無情」です。
元々はアイドル歌手としてデビューした彼女ですが、加瀬邦彦や沢田研二ら元グループサウンズ勢と交流を持ったことで、音楽スタイルがロックに変化し、歌謡ロックの女王として再デビューしました。 「サングラス外したら吹き出しちゃうほどあどけない目をしてる」とは吉川晃司のことで、公私ともに仲の良かった二人は同年1986年に公開された映画「テイク・イット・イージー」でついに共演を果たしています。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月13日
Africa/TOTOTOTO「Africa」です。
彼らにとっての代表曲でありながら、80年代を象徴する曲としても有名です。アフリカというタイトルではありますが、メンバーは当時アフリカに行ったことがなく、「想像上のアフリカを描いた」というインターネットが存在しなかった当時を想像させるエピソードも残っています。 また2018年のアメリカのバンド「ウィーザー」のカバーがビルボードチャートで1位を獲得したことで注目が再び集まり、Netflixのドラマ「ストレンジャーシングス」でも使用されるなど現在でも根強い支持を広げています。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月9日
Just Because/John LennonJohn Lennon「Just Because」です。
彼の1975年のアルバム「Rock ‘n’ Roll」に収録された曲で、ロックンロールのカバー集であるアルバムの最後を飾るナンバーになっています。また曲本編には使用されなかったものの、ポール、ジョージ、リンゴに向けた親しげな挨拶が録音され、まだ彼の中では「ザ・ビートルズ」が生きていたことを物語っています。 今日は1975年の同日、ザ・ビートルズが契約上正式に解散した日として知られ、解散した日にちは奇しくもジョン・レノンがラッキーナンバーとして好んでいた「9日」でした。 あなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月8日
Uncontrollable Urge/DevoDevo「Uncontrollable Urge」です。
日本ではクラフトワーク、YMOと合わせてテクノ・ポップの創生に携わった偉大なバンドとして知られていますが、「Uncontrollable Urge」とは「抑えられない衝動」という意味のタイトルで、若者の衝動を表現するパンク・ロックに近く、「テクノ・ポップ」というイメージで聴き出すと微妙に違和感を覚えるバンドです。 なおデビューアルバムでは添え物に近いシンセサイザーですが、徐々にDEVOの一員としてバンドに馴染んでいきます。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月7日
Scarborough Fair / Canticle/Simon & GarfunkelSimon & Garfunkel「Scarborough Fair / Canticle」です。
原曲は少なくとも1600年代には確認されているものの作者は不明とされています。元恋人の女性に「縫い目と針仕事なしでシャツを作れ」、「枯れた井戸でそれを洗え」、「それができれば私の恋人」というかぐや姫めいた要求をする歌詞になっているのが特徴で、妖精に関する伝承なのではないかと言われています。 サイモンとガーファンクルのバージョンはそこに新たな歌詞とメロディーを詠唱の形で付け足したもので、よりメロディーの美しさを強調した彼ららしいアレンジとなっています。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2025年1月6日
A HAPPY NEW YEAR/松任谷由実松任谷由実「A HAPPY NEW YEAR」です。
名盤「昨晩お会いしましょう」を締めくくる曲としてベスト盤などに収録されることも多い隠れた名曲です。弾き語りのシンプルなアレンジが荒井由実時代を想起させますが、かつての暗さとは違う新年とともに何かが始まるひそやかな期待感に溢れています。 なお実際にこの作品「昨晩お会いしましょう」はオリコンチャートで久々に1位を獲得し、低迷していた彼女の人気は第2次ユーミンブームによって急上昇することになります。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月31日
Komm, süsser Tod(コム、ズューサー・トート)/ARIANNEARIANNE「Komm, süsser Tod(コム、ズューサー・トート)」です。
南アフリカ出身のシンガー、アリアンヌによる名曲です。「ヘイ・ジュード」を下敷きにしたオーケストラによる壮大なアレンジと後半のゴスペルクワイヤによるコーラスが全てを包み込むように響き渡る、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」劇場版の最後を飾る名曲です。 今年も一年間懐かしの音楽とともに時代を振り返ってきたミュージックメモリー~音楽のSDGs~。来年もこの時間でお会いできる日を楽しみにしております。皆様よいお年を。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月30日
The End Of Asia (PUBLIC PRESSURE)/Yellow Magic OrchestraYellow Magic Orchestra「The End Of Asia (PUBLIC PRESSURE) 」です。
彼らのライヴアルバム「パブリック・プレッシャー(公的抑圧)」からの一曲ですが、実はこの曲はYMOの曲ではなくメンバーの坂本龍一のソロアルバムからの一曲でした。本来はサポートメンバーの渡辺香津美のギターソロが入っていましたが、諸事情により坂本の凄まじいキーボードソロにさし変わり、逆にそれがこのアルバムのテクノポップとしての評価を上げたとも言われています。 タイトルの「エンド・オブ・エイジア」とは「アジアの終わり」ではなく「アジアの果て」つまり極東の島国「日本」のことを指しているのだとか。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月26日
So in Love/Curtis MayfieldCurtis Mayfield「So in Love」です。
華麗なホーンアレンジなどでニューソウルの筆頭として知られるカーティスですが、バラードの名手としても様々な名曲を発表しています。「So in Love」は1975年に発表されたアルバム「There's No Place Like America Today」に収録された曲で、これまでの派手なアレンジを抑えたメロディーの良さで聴かせる名バラードになっています。 ニューソウルという動きは黒人音楽界に革命をもたらしましたが、当時を生きていたニューソウルのミュージシャンは現在スティービー・ワンダーだけになってしまいました。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月25日
Merry Christmas Mr. Lawrence/坂本龍一坂本龍一「Merry Christmas Mr. Lawrence」です。
1996年に発売されたアルバム「1996」は坂本自身の名曲をピアノ、バイオリン、チェロのトリオ編成で再演した作品で、オリジナルアルバムでありながら、ベストアルバムでもあるという特殊な立ち位置のアルバムです。 坂本が久しぶりにアナログピアノに回帰したということも話題を呼び、この路線は1999年の「Energy Flow」に続く流れを生みました。この「Merry Christmas Mr. Lawrence」もトリオアレンジされ、以降の彼のライブではこのアレンジが基本形になります。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月24日
クリスマス・イブ/山下達郎山下達郎「クリスマス・イブ」です。
原曲は1983年のアルバム「MELODIES」に収録され、アルバムの最後を飾る隠れた一曲でした。同年にクリスマスシーズンに向けてピクチャーディスクとして発売されましたが、限定生産だったこともありチャートでは最高44位でした。 1988年のJR東海のCM「ホームタウン・エクスプレス X'mas編」に使用されたことで脚光を浴び、発売から実に5年の歳月を経て大ヒットしたという世にも珍しい曲になりました。 あなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月23日
F・L・Y/スペクトラムスペクトラム「F・L・Y」です。
キャンディーズのバックバンド、MMPに所属していたメンバーが和製アース・ウィンド&ファイアーを目指し結成されたのがスペクトラム。職業ミュージシャンだったため、デビューアルバムから完成されていた彼らですが、セカンドアルバム「オプティカル・サンライズ」からは洋楽の後追いではないオリジナリティに溢れた完成度の高い作品を発表するようになりました。 イントロから怒涛のブラスが炸裂するF・L・Yは「オプティカル・サンライズ」の2曲目に収録されています。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月19日
Popcorn/Hot ButterHot Butter「Popcorn」です。
ディズニーランドの「エレクトリカル・パレード」の原曲「バロック・ホウダウン」を作曲した電子音楽の先駆者と呼ばれるガーション・キングスレイによって作られました。彼によるオリジナルバージョンはサイケデリックなアレンジでしたが、アメリカのシンセサイザーバンド「ホット・バター」によってポップにカバーされ全世界でおよそ200万枚を売り上げる大ヒットになりました。 日本では2005年のテレビドラマ「電車男」の劇中で使用されたことでお馴染みです。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月18日
おどるポンポコリン/B.B.クイーンズB.B.クイーンズ「おどるポンポコリン」です。
1990年から始まったテレビアニメ「ちびまる子ちゃん」の初代エンディングテーマとして使用され、国民的大ヒット曲となりました。作曲は90年代を代表する作曲家織田哲郎で、初代オープニングの「ゆめいっぱい」も彼の作品だったため、当時の織田哲郎人気がうかがえます。 その後、「おどるポンポコリン」はエンディングからオープニングに変更され、「ちびまる子ちゃん」を象徴する曲になりましたが、実はエンディング曲として使用された期間は約1年と意外と短いものでした。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月17日
Dream/Fleetwood MacFleetwood Mac「Dream」です。
60年代にブルースバンドとして結成された彼らですが、メンバーが頻繫に変わることでも有名で、1977年時点でオリジナルメンバーはすでに2人しか残っていない状態でした。 「Dreams」は彼ら最大のヒットアルバム「Rumours(噂)」に収録された大ヒット曲ですが、しっとりとした雰囲気とは裏腹に歌詞は生々しいバンドの内部事情がつづられたもので、息の長いバンドならではの人間関係の苦しみが見て取れます。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月16日
淋しい熱帯魚/WinkWink「淋しい熱帯魚」です。
第二次アイドル冬の時代と呼ばれる80年代末期に登場した彼女たちは歌うのは主に洋楽のカバー、テレビ出演の際はほとんど笑わないなど、それまでのアイドル歌手とは一線を画すオトナな雰囲気を醸し出していた異色のアイドルユニットでした。 さらに、「淋しい熱帯魚」のミュージックビデオで見せた独特の振り付けも話題になり、当時のボウリング場ではレーザージュークで頻繫にレーンにミュージックビデオが流されていたとか。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月12日
12月の雨の日/はっぴいえんどはっぴいえんど「12月の雨の日」です。
彼らが最初に作った曲で、日本語を意識的に使ったロックの第一号はこの曲だという説もあるとのこと。1970年にアルバムに収録したあと、翌年にシングルで演奏をやり直した数少ない彼らの曲の一つで、はっぴいえんどのメンバーにとっても重要な一曲だということがわかります。 シングルバージョンではギターが大胆にスピーカーの左右を移動し、ステレオシステムが登場したことが当時どれほどの衝撃だったのかを音に表したような、少し聴きづらいながらも遊び心あふれるアレンジになっています。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月11日
Hungry Spider/槇原敬之槇原敬之「Hungry Spider」です。
それまでの優しげなラブソングとは違う、怪しく猟奇的な歌詞が話題を呼びオリコン5位を記録する大ヒットになりました。全編にわたってアコーディオンのクラシカルな音色が使われているため、ヒットチャートのクラブミュージックに疲れた当時の人々に新鮮な感覚を与えたこともヒットの要因かもしれません。 なお、この年の8月に彼が1回目の覚醒剤所持で逮捕されてしまったため、不調だった前年から一転大ヒットとなったこの「Hungry Spider」もあえなく回収されてしまいました。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月10日
パレード/山下達郎山下達郎「パレード」です。
大滝詠一主導でリリースされたアルバム「NIAGARA TRIANGLE Vol.1」の収録曲で、当時はシングルカットもされずアルバムの中の一曲という扱いでしたが、1983年にテレビ番組「オレたちひょうきん族」、さらに1994年にテレビ番組「ポンキッキーズ」にともにエンディング曲として使用されるなどテレビ業界からの根強い人気が感じられる曲です。 ピアノは下積み時代の坂本龍一で、YMOでブレイクした後の理性的な演奏とはひと味違う情熱的な演奏はこの頃だけの特徴です。 あなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月9日
吐息でネット/南野陽子南野陽子「吐息でネット」です。
彼女が登場したのは80年代の後半。山口百恵から始まったアイドルブームに陰りが見えてきた最中でしたが、この曲は30万枚の売上を記録、さらに、「吐息でネット」を含めた8枚のシングルで連続1位を獲得するなど山口百恵から始まった昭和アイドルブームの最後を美しく飾りました。 謎のフレーズ「吐息でネット」とはカネボウ化粧品が発売した「フィットネット口紅」の「吐息の水分が唇にネット状のベールを作る」という宣伝文句から来たものでした。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月5日
そばかす/JUDY AND MARYJUDY AND MARY「そばかす」です。
テレビアニメ「るろうに剣心」のオープニングとして採用された曲でしたが、殺伐としたアニメ本編とは真逆のラブソングとなっています。これはタイアップが決定してから納期が3日と知らされ、焦った彼らがメンバー全員が唯一知っているアニメ作品「キャンディキャンディ」をイメージして作ったからでした。 まったくアニメ本編にはまったくそぐわない「そばかす」でしたが、結果的に120万枚の大ヒットとなり、JUDY AND MARY自体の人気も爆発したことで、現在でもよく見られるアーティストがアニメにタイアップする先鞭をつけた一例となりました。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月4日
欲望/ホフディランホフディラン「欲望」です。
ワタナベイビーと小宮山雄飛から結成されたホフディランはCMでもよく使用されるワタナベの独特な声で歌われる「スマイル」が有名ですが、ポップなワタナベとロックな小宮山と、二人の間で音楽の方向性が異なり、後年になるほど小宮山のロック路線の曲が増えていくことになります。 この「欲望」はホフディランのセルフタイトルの3rdアルバムに収録され、Oasisをはじめ、イギリスのブリットポップに影響を受けた壮大なスケールのバラードとして「スマイル」にとどまらない彼らの懐の深さを表している名曲です。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月3日
面影/しまざき由理しまざき由理「面影」です。
「熱い心を強い意志で包んだ人間たち」というキャッチフレーズでお馴染みのTBS系ドラマ「Gメン’75」の主題歌として使用されました。当時大人気だった刑事ドラマといえば「太陽にほえろ!」ですが、刑事たちの笑顔で終わることが多い同作に対して「Gメン’75」はほろ苦い結末で終わるエピソードが多く、刑事ドラマとは思えない哀愁を漂わせるこの曲はエピソードの終盤の雰囲気をくみ取ったものでした。 あなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年12月2日
愚か者/近藤真彦近藤真彦「愚か者」です。
彼と俳優の萩原健一の競作で、作曲はザ・スパイダースの井上堯之、さらに歌詞は小説家伊集院静という豪華な顔ぶれで制作されたこの曲はザ・ベストテンでは1位を獲得。近藤真彦の代表曲になりました。また、井上堯之と萩原健一は過去にPYGというスーパーグループに所属していたことがあり、ある意味、同窓会のような雰囲気を持った曲かもしれません。 あなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年11月28日
君がいたから/FIELD OF VIEWFIELD OF VIEW「君がいたから」です。
作詞はZARDの坂井泉水、作曲は90年代を代表する作曲家、織田哲郎という豪華な布陣で発表されたこの曲は当然ながら大ヒット。新人バンドだったFIELD OF VIEWはデビュー曲から80万枚越えのロケットスタートを切りました。その後も坂井、織田のコンビでFIELD OF VIEWはヒット曲を次々とチャートに送り出していきました。 この曲が発売された1995年は隔週学校週5日制が開始。これまでの第2土曜日だけでなく、第4土曜日も休日になったことで、月に2回、休日が2日間続くことになりました。 あなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年11月27日
Soul Bossa Nova/Quincy JonesQuincy Jones「Soul Bossa Nova」です。
今月初めに亡くなったことも記憶に新しい音楽プロデューサー、クインシー・ジョーンズの大ヒット曲です。マイケル・ジャクソンのプロデューサーを務めていたことでも有名ですが、それ以前は様々なドラマ・映画音楽を手掛けていました。 この曲自体は1962年に作曲されたもので、映画とは関係ありませんが、1997年の映画「オースティン・パワーズ」の主題歌として使用されたことでリバイバルヒット。結果的に映画音楽になったという面白い経緯を辿った曲です。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年11月26日
危い土曜日/キャンディーズキャンディーズ「危い土曜日」です。
まさに「危ない」といった感じのストリングスの緊張感あるアレンジがアイドルらしからぬ新境地を感じさせます。ヒットこそしませんでしたが、その後の「春一番」のようなロック調の曲につながる重要な一曲としてライブでも積極的に取り上げられました。 この曲が発売された1974年は朝日新聞で漫画「サザエさん」が休載。公式には連載終了ということではなく、長らく休載という扱いでしたが、その後も連載が再開されることはありませんでした。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年11月25日
Give Me Up/Michael FortunatiMichael Fortunati「Give Me Up」です。
彼のメジャーデビュー曲にしてユーロビートを代表する名曲として日本でも洋楽チャートで1位を獲得し、大ヒットしました。 この曲が発売された1986年はアサヒビールから「アサヒ生ビール」が発売。あまりの低迷ぶりから「ユウヒビール」とささやかれていた同社が業績の復活を願って不死鳥、フェニックスの綴りから「F」を取って「マルエフ」という通称で開発されたビールでした。終売後は長い間居酒屋でしか頼めない幻のビールでしたが、2021年、缶ビールとして復活。まさに不死鳥のように蘇ったのでした。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年11月21日
Cotton Eye Joe/RednexRednex「Cotton Eye Joe」です。
元はカントリーの民謡としてアメリカやカナダで歌われていましたがスウェーデンのバンド「レッドネックス」によってユーロアレンジされ、世界的に大ヒットしました。 この曲が発売された1994年は山崎製パンから「スイートブール」が発売。バブル崩壊のあおりを受けて、リーズナブルに大きなスイーツが食べたいというコスパ志向の風潮から登場した巨大な菓子パンで、現在もヤマザキのロングセラー商品として愛されています。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年11月20日
アジアの純真/PUFFYPUFFY「アジアの純真」です。
日本だけでなく海外でも人気を博した彼女たちのデビュー曲です。意味よりも韻を踏む気持ちよさに重点を置いた不思議な歌詞は井上陽水が手がけています。 この曲が発売された1996年はロッテからシュガーフリーチョコレート「ZERO」が発売。健康志向からシュガーフリーが流行していた当時、チョコレートにはシュガーフリー製品が無いという若い女性の意見を取り入れ大ヒットしました。糖質を気にせず食べられるということで現在では若い女性だけでなく糖質制限をしなくてはいけない大人まで幅広い支持を受けています。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
2024年11月19日
たたかえ!キャシャーン/ささきいさおささきいさお「たたかえ!キャシャーン」です。
「新造人間キャシャーン」は「科学忍者隊ガッチャマン」に続く作品としてタツノコプロが手がけ、「ヤッターマン」や「タイムボカン」などコミカルな作品が多いタツノコプロの作品には珍しい公害問題をテーマにしたシリアスな展開が特徴のアニメになりました。 この曲が発売された1973年はアメリカで「スカイラブ計画」が始動。「ラブ」とは「ラボラトリー」から取られたもので、NASAによる「宇宙の実験室」という意味を込められた宇宙ステーションでした。数々の無重力下での実験を行ったのち、1979年スカイラブは大気圏に突入、その役目を終えました。 spotifyで聴きながらあなたの記憶の宝箱を開けてみませんか? |
本日2月17日は天使の囁きの日ととなっています。これは外気温が寒すぎるあまり、空気中の水蒸気が凍ってできる光の柱、ダイアモンドダストを言い換えたもので当時よくこれが観察された北海道幌加内町の若者たちによって命名されたものだそうです。
ユーミンの曲ではなぜか夏の海のバカンスを楽しむ恋人たちの様子が歌詞で描かれていますが、これはスノーケルから漏れ出た泡が海面に立ち昇る様子を冬の現象であるダイアモンドダストに例えているという夏と冬をまたにかけた離れ技。さすがユーミンです。
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