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[齋藤さんの栃木市ラブ]

2012年9月24日

☆小惑星探査機「はやぶさ」をピックアップ☆

実は、プロジェクトに携わった吉川真さんが
栃木市ご出身ということでお話を伺うことができました。

小惑星探査機「はやぶさ」といえば、
そのプロジェクトの様子が何本も映画化されるなど、話題になりましたよね~

その小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトに携わった一人が、
JAXA宇宙航空研究開発機構の吉川真さん。
吉川さんは、小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトでは、
「はやぶさ」がどこを飛行するかを決める
「はやぶさ」の軌道の計算などを担当した後、
小惑星を詳しく調べる科学分野のまとめ役
サイエンティストとしてプロジェクトに関わりました。

小惑星探査機というのは、どういったものなのでしょうか?

太陽系のいろいろな天体を調べることが目的。
小さな小惑星を調べると太陽系が生まれた46億年前に
どんな物質があったとか様々なことが分かります。
(小惑星はその時代の形をとどめているので)

アメリカなどが盛んに行う惑星探査は、大抵が片道飛行、
月より遠い天体に行って戻ってきた探査機は、2つのみ、
ただ、天体まで行っただけなので、
惑星の表面に着陸して帰ったのは、「はやぶさ」が世界初なのです!!
今回たどり着いた小惑星イトカワは、地球から3億キロ。
(※地球から太陽までが1億5千キロです)
総移動距離は、60億キロで、帰ってくるまでに7年を要しました。
そうして、プロジェクトチームの大きな期待を背負って
広い宇宙へと飛び立った小惑星探査機はやぶさは、
イトカワの微粒子と共に無事に地球に戻ってきました。

でも「はやぶさ」は順風満帆に地球にたどり着いたわけではなく、
途中、地球との通信が7週間もの間、途絶えたこともありました。

電波を送っても帰ってこないので、
吉川さんは早く通信が戻ることを祈って
作業を続けていたそうです。

チームの皆、同じ気持ちで待ち続けていたそう。

自信を持って作り上げたものだからこそ、
信じて待ち続けられるのだろうな…と感じました。

「はやぶさ」が持ち帰ってきた微粒子は
最初の段階の解析は終わっています。

46億年前のイトカワは、現在、500メートル、
しかし、分析の結果、直径10キロ以上で生まれましたが、
互いにぶつかって壊れて変化したと考えられています。

最初は日本で解析が行われましたが、
今は持ち帰った微粒子が世界の研究者の手に渡され、
新たな解析が進行中ということです。

更に、はやぶさに続く次のミッションとして
「はやぶさ2」プロジェクトがはじまっています。

より進んだ確実な探査機を作り、
生命の元になった材料が宇宙空間にあるので、
その材料を見つけるというのがミッションです。

更に宇宙のどのようなことがわかるのか・・・
本当に楽しみですね。

さて、吉川さんは、栃木市で生まれ育ち、
栃木高校をご卒業、
大学では、天文学を学んで、
現在JAXAで宇宙について研究をされています。

幼い頃から天体に興味があり、
天体望遠鏡を買ってもらい、天体を見て
更に宇宙への興味を持ったという吉川さん。

自分の興味あることをとことん突き詰めて
仕事にされています。

夢をかなえている吉川さんは、
やりたいことにこだわって、集中して途中で投げ出さない、
そうすると夢がかなうのでは・・・とお話ししてくださいました。

仕事の上で「コミュニケーション」を大切にされているという吉川さん。

「はやぶさ」という大きなプロジェクトを成し遂げた一人ですが、
周囲の方、どなたにもやさしく、
科学について無知な私にも目線を合わせていろいろと
お話をしてくださいました。

多くの方とお仕事をする中で、
それはとっても大切なこととなんだと
改めて教えていただきました。

吉川さんはじめプロジェクトチームのみなさんの
これからのご活躍を期待しています。
※8月には、地元栃木市での講演もありました。
吉川さんもこの機会を心から喜んでいらっしゃいました。

  
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