[番組で紹介した情報]2024年1月18日
『こどものダラダラタイムを考える。』 |
2024年1月11日
『新聞の切り抜きと学力☆』皆さんのお家では、新聞はとっていますか?
デジタルで購読している、あるいは とっていないというご家庭も 多いと思いますが、 IT社会となった現代でも、新聞記事の切り抜き・スクラップは、 お子さんの学力を伸ばすのに 効果的なのだそうです。 新聞の切り抜き・スクラップが どうして子どもの学力につながるのか、 それには大きく 3つの理由が挙げられます。 ::: 一つは、「読み取る力がつく」。 新聞の切り抜き作業では、たくさんの記事に触れますね。 見出しや写真から記事の概要を把握し、 文章から 書き手の意図を読み取ること…、 知らない言葉があっても、前後の文脈からその意味を想像したり、 辞書で調べたりすれば、知識やボキャブラリーが 蓄積されていきます。 ::: そして、「書く力がつく」。 スクラップをまとめる時、記事の要点を短くまとめてメモしたり、 自分の意見や感想を書き出せば、書く力が 身につきます。 最後に、「情報をあつめて、整理する力がつく」。 スクラップする 記事を選ぶときには、 情報を吟味し・選択するという、 意外と高度な作業が 行なわれます。 「どの記事がいいかな~」と考えて探す経験によって、 情報を収集する力が磨かれ、また、 切り取った記事が バラバラにならないように 新聞の名前や日付をメモしたり ノートや台紙に貼って 保存する作業では、 情報を整理するスキルも 自然と身についていきます。 ::: この「読みとる力」「書く力」「情報を集めて 整理する力」が 幅広い学習効果につながることは、 勉強したことのある人なら 感覚的に分かるところですよね。 日本新聞協会の 2019年度の調査によると、 「新聞スクラップとコメントの記述」を、 週に1回以上行なう小学校では、全国学力テストの正答率が 国語・算数ともに 平均を上回っていたそうです! ::: 新聞の切り抜きは、小学校低学年からでも 新聞、ハサミ、ノート、のり、筆記具などがあれば、 気軽に 実践することができます。 複雑な文章が 読めないうちは、写真つきの易しい記事から お子さんの興味のわくものを選んで。 それをノートに貼って、余白には 新聞の名前と発行日、 記事に対する感想や 自分の考えなどを 書き込めば、完成です。 ::: さすがに、毎日続けることは 難しいかも知れませんが、 先ほど紹介した、新聞協会の調査のように、 週に1回でも、チャレンジしてみる価値はありそうですね♪ また、この作業は、お子さんがどんなコトに 興味があるのかを知るよい機会にもなると思います。 時には 親子で一緒に 新聞を広げて、 眺める機会を 設けてみては いかがでしょうか。 |
2024年1月4日
『ねんトレのハナシ☆』「ねんトレ」とは、「ねんねトレーニング」の略。
赤ちゃんが、抱っこや授乳など ママやパパの助けを借りずに、 自分のチカラで 眠れるようになるための、練習のことです。 近年は、子育て中の医師が書いた“ねんトレ本”なども 出版されていて「寝かしつけ・夜泣きが大変で困っている!」 という ママやパパから注目されています。 今日は、そんな「ねんトレ」のポイントを、 一部、ご紹介してみましょう。 ::: まず、この「ねんトレ」を 始めるタイミングは、 赤ちゃんの 生活リズムが整い始める生後6ヵ月頃からが 良いとされていますが、それより遅くても 問題はありません。 ただ、1歳半を過ぎた場合には、お子さんのやる気と 相談しながら、ゆっくり進めましょう。 ::: そして、「ねんトレ」に必要なのは、 赤ちゃんが 眠りに入るまでの ルーティンをつくることと、 眠りにつきやすい環境を 整えてあげることです。 具体的には…、就寝時間の 少し前から、 お部屋のテレビやラジオを消し、照明も控えめに。 そして、お布団へ移動したら、ユッタリ、 30分くらいかけて「おやすみの儀式」を始めます。 絵本を読んだり、子守唄を歌ったり、 おなかをトントンしたり…♪ 赤ちゃんがいちばんリラックスできるスタイルを見つけて、 それを 毎日の ルーティンにしましょう。 ::: ルーティンが終わったら、明かりを消して、 ママ・パパは、部屋を出ます。赤ちゃんが泣いても 数分間は 様子を見て、泣きやまなければ 部屋に入り、 声をかけます。これを繰り返しながら、 部屋に入るまでの時間を 徐々に長くしていき…、 最終的には、一人で寝つくようになります。 この流れを2週間も続けると、赤ちゃんはだんだん慣れてきて、 一人で眠れるようになる…というのが、 ねんトレの基本なんですね。 ::: ネントレ中は、どうしても赤ちゃんを泣かせることになるので、 「かわいそう」と感じることも あるかも知れませんが、 ネントレが 赤ちゃんの心の成長に悪影響を与えないことは、 医学研究によっても証明されているそうです。 ママやパパが、夜、眠れなくて、睡眠不足を感じているなら、 ためらわず、ねんトレに チャレンジしましょう! ネントレをするのは、赤ちゃんと家族の笑顔のため…♪ 最初は 泣いたとしても、 みんなが笑顔で過ごせる時間が増えたら、 赤ちゃんにとっても 幸せなハズですよね♪ ::: ほかにも、「ねんトレ」の参考になる 本を読んでみると、 規則正しい生活リズムのつくり方や、朝の起こし方、 月齢別のポイントなども、詳しく載っています。 赤ちゃんの成長度合や、ママ・パパの気持ちに合わせながら、 無理せず、ゆったり、取り組めたらイイですね。 |
2023年12月28日
『お餅を食べる時の注意点☆』もうすぐ お正月ですね♪
お正月の食べ物と言えば… おせち、そして、お雑煮などの「お餅」です☆ お餅は とっても美味しいのですが… 高齢者のみならず、小さなお子さんも喉に詰まらせやすいので、 注意が必要です。今日は、お子さんが お餅を食べる時の 注意点を チェックしてみましょう! ::: まず「お餅は何歳から 食べてOKなのか?」ということですが、 一般的には「3歳くらいから」と言われています。 その理由は… ・歯が生えそろっていて、食べ物をシッカリ噛むことができる ・飲み込むチカラが十分にある ・大人の話を聞いて理解し、行動することができる …こうした条件が、そろう年頃だからです。 でも、発育には個人差がありますよね。 まだ飲み込むチカラが弱かったり、 よく噛まずに 丸飲みしてしまうクセのあるお子さん、 また、噛むことができても、なかなか親の言うことを 理解できない場合は、安全のために、 お餅を食べさせる時期を 遅らせることも大切です。 お子さんの発育状況を見て、判断しましょう。 ::: そして、実際にお餅を食べさせる時に 気を付けたいことは、大きく5つです。 ① お餅を食べる前に、 先に飲み物を飲んで 喉を湿らせてから食べること。 ② 必ず、大人がそばで 見守ること。 できれば、お子さんの表情の変化が見えるよう、 正面に座って見守りましょう。 ③ お餅は 小さくカットすること。 サイズは 1センチ以下が目安ですが、 はじめてお餅を食べる場合は、5ミリ以下、または、 お雑煮などで トロトロに煮込んだものを、 小さくちぎって 食べさせましょう。 ④ ユックリ、よく噛んで食べさせること。 よく噛むことで、お餅が 喉につまりにくくなります。 ⑤ 遊びながら食べさせないこと。 お餅は、お子さんにとって 珍しいモノなので つい遊びたくなってしまいそうですが…、 遊びが始まってしまうと、注意力が散漫になって、 噛む回数が減ったり、姿勢が悪くなることで、 喉に詰まらせやすくなります。 キチンと座って・遊ばずに食べるよう、ながしましょう。 (同じ理由で、お子さんが“眠いとき”も、 食べさせないほうがいいですね!) ::: そして もし万が一、 お子さんがお餅を喉に詰まらせてしまったら… 咳をさせたり、背中を叩いてお餅を吐き出させる、 といった対処法があります。 正しい対処法は、政府広報オンラインや、東京消防庁、 日本小児科学会のWebサイトにも 掲載されています。 お正月を前に、ぜひ一度、 信頼できる情報をチェックしてみては いかがでしょうか☆ |
2023年12月21日
『たいせつな冬休み♪』栃木県内にある 公立の 小・中学校では
来週・26日(火)頃から「冬休み」というところが 多いようですね。期間は2週間ほどと、けっして長くは ありませんが、そんな「冬休み」や 年末年始は、 実は 子どもたちにとって大切な 成長の機会に なりうるのだそうです…! 今日は、そう言われる理由を、 ちょっとだけ 探ってみたいと思います。 ::: まず、冬休みの期間中には、お子さんの “意欲”を高めるための要素が、イッパイ詰まっています! とくに年末年始は、「クリスマス」や「お正月」など 普段とは違う出来事が たくさん起こる中で、 “年の変わり目”を意識することができる、大切なタイミング。 そんな節目の時期には、お子さんも、 自然と 気分が高揚したり、やる気が湧いたり、 前向きな気持ちになりやすくなっていますので、 パパママの皆さんは、そんな貴重なタイミングをとらえて、 ぜひ お子さんの意欲を 後押ししてあげましょう。 ::: その際のポイントの一つが…、 お子さんが この1年で頑張ったことや 達成できたことなど、 小さなことでも良いので、楽しく振り返ってみることです。 1年間の努力や成果を パパママに褒められたり、 自分で確認することができると、安心して、 「次も頑張ろう、来年はコレをやろう!」 という、前向きな気持ちに 向かいやすくなりますね。 また、行事の多い 年末年始は、 国内外の 文化的な知識を深める、絶好の機会ですよね。 例えば 会話の中で、「クリスマスの由来って?」 「どうして大掃除をするの?」 「年越しそばには どんな意味がある?」 「門松ってなんだろう?」など話をしながら 一緒に調べたりすると、楽しく学ぶことができそうです。 ::: そして、お正月には 日本伝統の“昔遊び”…例えば、 「福笑い」や「たこ揚げ」、「かるた」や 「こま回し」なども 盛り上がりますね。 昔遊びを 学ぶことはモチロン、 遊びを通して 家族の会話がはずんだり、 みんなで大笑いしたり…そんな時間も、楽しい冬の思い出に♪ さらには、普段 あまり馴染みのない昔遊びの中で、 お子さんの意外な得意分野が見つかったりすると、 それもまた面白いですよね! ::: …ということで、ただノ~ンビリ過ごすのもいいですが、 こんな風に、冬休み・年末年始だからこそできる、 ちょっとした キッカケをとらえることで、 お子さんのポジティブな気持ちや ヤル気を より引き出すことが できるかも知れません。 ぜひ、年末年始には、お子さんが大切な家族といっしょに、 様々なことを学んだり、自己肯定できるような、 そんな楽しい時間を、できるだけたくさん 作ってあげたいですね。 |
学校から帰って来て 宿題もせずに ダラダラしている…。
そんな姿を見ると、つい小言を言いたくなってしまう人も
多いと思いますが、何か言うと、
雰囲気が悪くなったり、親子ゲンカに発展してしまう…、
そんな悩みも あるようですね。
こういう時、パパママは お子さんに、
どんな風に、声をかけてあげれば 良いのでしょうか?
:::
まず、ダラダラタイムへ 突入してしまったお子さんに、
「いつまで休んでるの?」「宿題やらないの?」と問いつめたり
急かしたりすると、逆効果になる可能性・大です!
…自分が子どもの頃のことを
思い返してみても…そうですよね~。
:::
そもそも、家に帰ったお子さんが、どうして
ダラダラするのかというと、その「ダラダラタイム」は、
人間の脳の特性から見ても必要なモノだから…!
学校で1日を過ごしてきたお子さんは、
きっと、体も心も疲れています。
特に頭の中は、その日に取り込んだ 新しい情報で、パンパン!
ちょっと一息ついて ダラダラする時間は、
ストレスをやわらげながら 頭の中を整理して
次の行動に 備える…、実はとても、大事な時間でもあるんです。
なので、お子さんが ダラダラしているのを見たら、
「脳を整理する時間を 過ごしているんだな」
「心を休めているんだな」という視点も 意識してみましょう。
:::
そこで もし、声をかけるのであれば、
お子さんの様子を よく観察してみます。
疲れていたり、イライラしている様子に気づいた時には、
「どうしたの?疲れてる?」「何かあった?」と、
様子を汲み取って 言葉にしてみると、
お子さんは「うん、実は今日ね…」と、
その日にあったことや、困りごと、
グチなどを、話してくれるかも知れません。
お子さんが 話をしたくなるような 雰囲気作りも、大切です。
:::
また、お子さんの「ダラダラタイム」を
親子のコミュニケーションに利用してしまうのも、アリですね。
パパママのほうから積極的に、お茶やオヤツを用意して、
「ちょっと、ひと休みしない?」と、ダラダラに誘ってみます。
一緒にオヤツを食べながらの 何気ない雑談は、
チカラの抜けた、良いコミュニケーションになりそうです。
お子さんによって、「ダラダラタイム」にも
いろんな個性があると思いますが、
是非、その時々で、お子さんの状態をさりげなく観察して、
気持ちに寄り添った 声かけを 心がけながら、
お子さんが 日々を 楽しく過ごせるよう、
サポートしていけるといいですね。