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渡辺 裕介
渡辺 裕介
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2016年11月8日  15:13
隊長! 「奇跡」って・・・・
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先週末はRADIO BERRYと那須中央観光バスさんの合同企画「東北復興応援バスツアー」でした。

目的地は岩手県陸前高田市で、『気仙大工左官伝承館→牡蠣の養殖見学→普門寺見学→高田松原巨大堤防の見学→りんご狩り→猊鼻渓舟下り』と盛りだくさんの1泊2日。

中でもとりわけ目を引いたのは、“奇跡の一本松”
巨大堤防のすぐ近くにあるんです。
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白砂青松の景勝地、高田松原にあった7万本の松林のなかで、3.11の巨大津波を耐え抜いた松の木。
すぐ隣のコンクリート製の建物(冒険活動センター)が無残に破壊された姿で残っているので、その津波の威力がどれほどすごいものか伺えます。

ひとつの“奇跡”として注目を集めるのも納得できます。

メディアでも何度も取り上げられ、松の木を主人公にした絵本も何冊か出版されています。もちろん、陸前高田のお土産にもたくさんの“奇跡の松”関連商品があります。

一方で、保護費用に1億5000万円がつぎ込まれた事に非難が出た事実もあります。
自分の目で見ることで、改めていろんなことを考えさせられます。
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スポーツにおける弱小チームの“奇跡”の優勝、
病気の人の“奇跡”の回復、
ずっと離れ離れだった人たちの“奇跡”の再会、
激甚災害からの“奇跡”の生還。

さまざまなシーンで、良い意味で“奇跡”が使われますが、人々が望む奇跡と、望んでいなかった奇跡に分けられます。
津波は歓迎されるものでないので、一本松はもちろん、後者。

ただ、この松が残らなかったら、震災後に陸前高田を訪れる人もさらに少ないかもしれませんし、市外、県外からの注目度も下がっていたかもしれません。
今後、松の周りは公園に整備されるそうですが、ひとつのシンボルがあることは重要です。

まだまだ復興の道は半ばですが、陸前高田の1日でも早い“奇跡の復興”を見届ける松になってくれることを願うばかりです。

※東北復興応援バスツアーの模様は11/11(金)のB-UP!内で放送します。
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