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JET STREAM 00:00~00:55
2024/5/8 00:42/アイブ・シーン・オール・グッド・ピープル/イエス
そして2004年アテネオリンピック代表…。
数々の輝かしい実績を持つ、日本ロードレース界のレジェンド、鈴木真理。
そんな鈴木真理の選手生活は今、混迷を極めている。
その発端となったのは、2012年。
トレーニング中の落車によって大腿骨(だいたいこつ)を骨折。その治療過程においてできた血栓(けっせん)は、
一度は消え去ったと思われたが、着実に彼のカラダに根を張っていた。
投薬によって血栓が溶ける可能性、手術によって血栓が改善される可能性、
あらゆる可能性にかけて治療に取り組んできた鈴木真理だったが、
状態が改善することはなく、続くレースに出られない日々。
そして今年10月、ついに「来シーズンは宇都宮ブリッツェンと契約しない」
という決断が下された。
「結局、ロードレースは最終局面に残れないと意味がありませんし、
いかに余力を残した状態でスプリントに挑めるかがすべて。」
15歳で自転車競技を始めて28年…
宇都宮に来て5年、大黒柱として、チームのキャプテンとして
若いチームを引っ張ってきた。
「次のシーズンに走れるかわからない状態の中、ブリッツェンと契約させていただいて
…プロ選手として救われました。」
「ブリッツェンには感謝しかありません。5年間本当にありがとうございました。」
今シーズンいっぱいをもって選手契約をやめる意志を伝えたのは、鈴木真理からだった。
10月21日、赤いジャージを着て走る最後のレース
「ジャパンカップ・クリテリウム」では、最後のスプリント賞をもぎ取った。
来シーズンの予定は決まっていない…
それでも鈴木真理は前だけを見つめる。
「引退しようとは思っていません。血栓の治療を続けて、回復の具合を見て
レースに復帰するつもりですし、復帰して“勝ちたい!”という気持ちも
まだまだ衰えていませんから」
レジェンドの挑戦は、終わることはない…