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要のある音楽 20:00~20:30
2024/4/29 20:08/ちょうどいい幸せ/スターダスト☆レビュー
作・絵 どいかや ブロンズ新社
自然と生き物をとても優しく描く、どいかやさんの絵本は、どの作品も愛情にあふれています。今回ご紹介の絵本は、森の奥の池に住む、かえるのピータンと、世界中を旅する渡り鳥のピーチクのお話です。
かえるのピータンが、お気に入りの蓮の葉っぱの上で虫の声を聞いていると、渡り鳥パーチクがやってきます。鳥のパーチクはもう何年も旅をして色々な国へ行って、色々なものを見るのが好きでした。そしてその旅の話をかえるのピータンにたくさん聞かせてくれました。そして鳥のパーチクは「君も旅をして色んなものを見てきたらどうだい?」と、提案します。かえるのピータンはそれも素敵だなぁ…と思いますが、もうすぐ生まれてくるオタマジャクシのこと、愛するものに囲まれて季節の流れをこの場所で感じることがピータンにとって、とっても幸せなことなのです。
それぞれの人生があって、どれも素晴らしくありますようにと、この絵本はそっとわたしたちに語りかけてくれているような気がします。
(新生活を送る皆さん。それぞれの場所で幸せでありますように、エールを込めてこの絵本を紹介しました。)