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2015年9月29日

9月28日新田裕子弁護士から

毎月最終週は、宇都宮中央法律事務所の新田裕子弁護士に海外展開における、法律問題のキーポイントを伺って行きます。

今回は、『シンガポール進出のメリット』について伺っていきます。

●新田さんはシンガポールでシンガポールへの進出を検討している、又は既に進出した企業のサポートを数多くされてきたと思いますが、シンガポールに進出する日系企業は多いのですか?

はい、とても多いです。例えば、メガバンクや大手商社などは全てシンガポール支店を構えていますし、中小企業でも、東南アジア進出の足掛かりとしてまずシンガポールへ拠点を設けることはよくあります。業種も様々で、製造業、サービス業など色々です。サービス業についていうと、特に飲食店はとても多いです。シンガポールに来ると分かるのですが、ラーメン店や和食のレストランなど、日本食はたくさんありますし、とてもはやっています。

●他の東南アジアの国と比べて、シンガポールに進出するメリットは何ですか?

いくつもあるのですが、まずは法律が安定していることです。東南アジアは国によっては、法律がそもそもない、一応あるけれどその通りに運用されていないなど、あり得ます。その点、シンガポールはそのようなことが一切なく、非常に安定しています。賄賂などの習慣も皆無ですので、日本企業にとってはビジネスのしやすい環境だといえます。次に、外資規制がないことです。東南アジアの国では、シンガポール以外の国はほとんど外資規制があり、つまり、外国の企業は特定のビジネスをできないか、もしくは許可を取得する必要があるのですが、シンガポールではこれがありませんので、外国の企業でも参入自体はしやすいです。

●逆にデメリットはありますか?
コストが高いことです。特に、家賃と人件費は高いです。家賃は東京と同じかそれより高い
くらいですし、人件費は業種にもよるので一概にいえませんが、日本人を日本で雇用するのと
あまり変わらないと思ったほうがいいです。もっとも、情勢が不安定な国、法律が不安定な国に進出すると、思わぬトラブルにあい、その対応に大きなコストがかかることもあるので、
そういったリスクまで考えれば、多少家賃や人件費がかかっても、シンガポールの方が
最終的に安く済むということも十分あり得ます。

●アジアへの足掛かりとしては、香港を検討することもあると思うのですが、香港と比べてのシンガポールのメリットはありますか?

はい、まずは、中国の影響が少ないことです。香港はどうしても中国の政府の方針に左右
されるので、これを避けたいと考える日本企業は多いです。それと、シンガポールの方が
英語の通用力が高いです。私も先月香港へ行って感じたのですが、香港はシンガポールのように誰でも英語を話すわけではなく、広東語ができないと厳しい局面はあります。例えば、タクシーの運転手さんやお店の人などは英語は通じません。更に、コストは香港の方が
シンガポールよりもさらに高いです。

●シンガポールへ進出したいという場合、弁護士さんに頼むと
何をサポートしてもらえるのですか。

会社の設立の準備はもちろん、ビジネスを行っていく上で、必要なライセンスを調べ、それを取得するお手伝いもします。例えば、お米を日本から輸入し精米し販売するというビジネス形態の場合、輸入のライセンスと食品販売のライセンスが必要です。ビジネスを始めてから、監督官庁にライセンスの不備を指摘されるとことがないよう、きちんと準備しておきたいですね。

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