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Otona no Radio Alexandria 12:00~12:49
2024/4/29 12:23/ニュー・シネマ・パラダイス/Paul Potts
先月末、東京都庁で開催された都庁マネジメント本部の講師として、
僕含め4人をお招き頂き、小池都知事はじめ副知事、各部局の局長、部長などそうそうたるメンバーが集まる中、「ひとりを起点に生まれるインクルーシブアクション」と題して、取組を発表させて頂きました。
障害攻略課は、マチ、モノ、コト、ヒト、など関する、社会に潜む障害を、
まるでゲームを攻略していくかのように、楽しく解決しちゃおう!という想いのもとに、
各分野のプロフェッショナルが集まった団体です。
そこで、僕らが目指しているのは、例えば段差をならしてフラットにするという、従来型の、不便なモノを普通の状態にするだけでなく、思わず「ふふふ」となってしまうような、新しい価値を創って、次々と社会障害を攻略できる発明をしていくことなんです。
それを実行していくのに必要なのがALL FOR ONEという考え方で、一人の課題や想い、
ニーズにとことん向き合って、深掘りして、プロダクトやサービスを開発しています。
その結果、生まれたものが、みんなにとって嬉しいものであって、
「ふふふ」と思えるものになっています。
例えば僕が開発した「ふふふ」は、宿泊施設のバスルームの提案。
この番組でも何度かお話していますが、車いす対応客室のある宿泊施設はまだまだ少なく、あったとしても使いづらかったりする。そこで僕は、本当に使いやすいと思えるバスルームを提案するために、あえてバスタブをなくし、全ての人がベンチのような、幅広のスペースに座りながらシャワー入浴するという、新たなスタイルを創り上げました。
結果、車いすユーザーだけでなく、ご高齢の方や妊産婦の方から、「浴槽をまたぐのが怖かったから、これだと安心だ」という声や、障がい児をもつ親御さんからは、「隣に並んで座りながら入れるから、子供が喜ぶ」との嬉しい声を頂きました。
この座るスタイルをつくっただけで、障害者、高齢者、妊産婦、子育て世代、と、あらゆる人が使えるように、または使いやすくなったんです。
不便をふふふにすると、素敵なことが起こるんです。