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A・O・R 19:00~19:45
2024/4/29 19:42/リッスン・トゥ・ザ・ミュージック/ドゥービー・ブラザーズ
年々、時間が経つのが早く感じるっていう方、多いと思います。
何年か前に家族で食事している時に、「今年もあっという間だったね〜」なんて話していると、父がこんな事を言いました。「訓平は今何歳だ?」って。
その時、多分33歳だったので、「33だよ。息子の年齢も忘れたのか」って言って笑っていたら、「羨ましいな〜。年齢と、時間が進む速度は同じなんだ」って言うんです。
どういうことかって言うと、当時僕は33歳だったので、
33kmの速度で走っているのに対して、父は66歳だったので、
66kmの速度で一年を駆け抜けている。
倍のスピードで時間が進んでいるだっていうんですよ。
スピードが速くなることによって、今まで確実に視野に入っていたものが、
いつの間にか過ぎ去って捉えられなくなる。
だから速度がゆっくりな内に、いろんな経験をして学びを深めることが大切なんだと思いました。一方で、年齢を重ねても色んなことに、常に挑戦し続けている父を見て、人生いつからでもチャレンジすることができるんだ、ということも教わりました。
僕の大好きな映画、ベンジャミンバトンの中でもこんなシーンがあります。主人公のベンジャミンが、「なりたい自分になれば良い。タイムリミットはない。いつ始めてもいい。変わってもいいし、変わらなくてもいい。ルールなんてない。人と出会い、様々な価値観を知る。誇りを持って生きる。道を失ったら・・・大丈夫。また自分の力でやり直せばいいんだ。」
人は生きている限り、いつからでも何度でも新たなスタートラインに立てるし、
何をするにもしても遅すぎることはないんですよね。
僕は、この言葉から、とっても良い刺激をもらっていて、
講演する時にもよく使わせてもらっています。
あの時、あれをやっておけば良かったとか、なんであの時やらなかったんだろう。
なんて、過去のことを後悔したり、嘆いたりすることってありますよね。
過去を変えることなんて出来ないのは、誰でも分かっているんですけど、
そう簡単には前を向けない。僕の場合は、過去と向き合わずに、
今いる「現在」と向き合うようにしています。
今自分の目の前にある、壁や課題をどうやったら乗り越えられるか、解決できるか。
過去を見ることは悪いことではないんですけど、見過ぎると、他人を責めたり、
自分を責めたりしがちになるもんです。
本質は今にあって、どういう未来を描きたいかが重要なんだと思ってます。だからこそ、色んな困難を乗り越える事を楽しむようにしています。