メインメニューへ移動します
本文へ移動します
ここからメインメニュー
メインメニューここまで
サイト内共通メニューここまで
B・E・A・T 17:00~17:43
2024/4/29 17:30/楽園はいらない/Awkmiu
初メッセージ送ります。 訓平さんの取り組みは
ホントすごいなーと いつも発見があったり、その視点に驚きながら聴いています。
番組タイトルの 「命があればあとはかすり傷」いい言葉だと思います とても好きです。
この言葉に込められた意味やストーリーを 教えていただけますか?思いきってきいてみます。
この言葉、僕が父からもらった大切な言葉なんです。
この番組の初回放送でも少し触れさせて頂きましたが、改めてお話させて頂きます。
僕は約10年前に事故に遭って、病院に救急搬送されました。すぐに手術となったんですが、生死の境を彷徨って、意識不明の重体となりました。ちょっとした幽体離脱体験をしましたが、運よく3日間の意識不明から脱した時に、父から言われたのが、
「訓平、良かったな。命があればあとはかすり傷だな」でした。
家族は、主治医の先生から「一週間が山だ」ということと、例え戻って来れたとしても、脊髄を損傷していて、車いすでの生活になることを既に宣告されていました。そんな絶望的な状態でも命だけは助かってほしいと、僕の名前を呼び続けた母。忙しい仕事の後で疲れているにもかかわらず、毎日お見舞いに来てくれた兄夫婦。そんな家族のおかげで、僕は戻ってくる事ができたんです。そして父は、面会に来るたびに、「命があればあとはかすり傷」とまるで決まった挨拶のように言い続けてくれていました。事故の衝撃で、肋骨が内側に粉砕骨折して、肺に血と空気が入ってしまう、血気胸で命が危なかったんです。自発呼吸する事ができないから、人工呼吸器を使うために気管切開してて。だから最初は、しゃべれなくて、筆談してました。この時に、今まで当たり前だと思っていたことに初めて感謝する事を覚えました。命があるって、すっごく有り難いことなんだとも思いました。
そして事故から3週間経った7/14に主治医の先生から、「大塚さん、落ち着いて聞いてください。あなたの足は一生動きません。一生車いす生活になります。」と宣告されました。だけど僕は、「はい、分かりました。」と言えてしまったんです。もちろん、理解したことと、感情は反比例して、泣きましたけど、夜、見回りに来た看護師さんに「命があるだけで有難い!」って言ってるんです。僕がそう話したとカルテに記録されているんです。
まさにこの時が、僕が「命があればあとはかすり傷」の意味を本当に理解した瞬間だと思ってます。
どんな困難があっても、何が起きても、僕が真正面から受け止める事ができるようになったのは、父からもらった言葉、「命があればあとはかすり傷」があるからです。
「 なおちる 」さんメッセージ ありがとうございました!
番組ではあなたからのメッセージを お待ちしています。質問や相談、なんでもOKです。
番組のHPにある メッセージ応募フォームから どしどし送ってください!