[番組情報]2018年1月16日
引き続き、株式会社 三本松茶屋 専務取締役 鶴巻 康文さんにお話を伺っていきます。![]() 具体的な取り組みとして、
「永続して稼げる地域を作る。」ことを掲げ、 従来の自然を案内するネイチャーガイド・クラフトガイド。 自然体験など、観光資源を活用し体験を提供。 例えば、普段入れないような区画を夜間開放した、 車でのナイトツアーや 中禅寺湖でヒメマスの産卵体験ツアーなども実施。 どちらも好評に終わり、手ごたえを感じたそうです。 そして、2つ目。 当たり前のように思える情報発信。 これは栃木県全体でも足りていない部分で、 インターネットやSNS上の文字だけに囚われない 見る人の五感に訴えかけることが大切だと言います。 三本松茶屋では、 来年からユニークな取り組みを実施する予定なんだとか。 ![]() また三本松茶屋のHPも多言語に対応しており
エコツーリズム担当スタッフが作成。 内容もリニューアルし エコツーリズムのHPはデザイン性を重視し 海外の観光客と距離を縮める工夫を凝らしています。 サービスにも価値を求められ、商品のみならず、 エコツーリズムを主体として自然体験を通じ、 心に残る、価値ある記憶を提供したいと鶴巻さんは話します。 観光=インバウンドではなく、アウトバウンドも視野に 現地のスタッフが海外の方と物や情報に加え 直接的な結びつきを持つことがインバウンド。 文化や価値観・言葉ではなく、 海外観光客とどういう形で相互の関係を築いていくかが、 現在の課題だと言います。 ![]() 三本松茶屋では、今年度中に、
台中と新宿に発信拠点を設け事業も拡大します。 2015年には、 3年間で3つの新規事業。という目標を掲げており、 1つ目は現在力を入れている「エコツーリズム」 2つ目のクラフトビール事業も、開始間近。 3つ目の事業も現在、台湾で準備を進めているとのこと。 これらの新規事業で将来、地域の内政化を進め、 結果的に地域雇用が生まれること。 育った子供たちが戻ってきて、密接な交流が出来ること。 地域と一緒に育っていくことが最終目標。 観光業・接客業を超えた、 未来へ生きる貢献事業を三本松茶屋は目指します。 ![]() それでは、鶴巻さんに世界への扉の鍵を開いていただきます。
インバウンドにおいて、最も大切なことは何でしょうか? 『相手が日本人であろうと、外国人であろうと 文化や価値観が違っても地元を訪ねてくれたなら、 家族や親しい友人と同じように迎えることが大切。』 今回も、 世界への扉がまた少し開いた音が聴こえたような気がします。 ![]() |
専務取締役 鶴巻 康文さんに、お話を伺います。
創業100年余、奥日光で最も古い歴史を持つ三本松茶屋。
天の川が肉眼で見られる天体スポットとしても人気なんです。
先週も話を伺いましたが、三本松茶屋では
インバウンドに積極的に取り組んでいます。
欠かせないのは、人材の雇用と育成。
外国人社員の積極的雇用を昨年から行っています。
さらに、奥日光で活動するネイチャーガイドスタッフを擁し
昨年からエコツーリズム事業を開始。
こちらは現地で働くネイチャーガイド雇用の受け皿にもなる
事業です。