[番組情報]2018年6月5日
今週は「鳳凰美田」でお馴染みの「小林酒造」を取材してきました!~海外就職、外国人雇用、グローバル人材を応援~
![]() 今週は、小林酒造 株式会社
専務 小林正樹 さん に お話を伺います。 栃木県小山市の小林酒造は、 全国屈指の銘柄である 「鳳凰美田」を製造する酒蔵です。 地元に根差した愛されるお酒、 愛される酒蔵を目指しています。 小山には、昔「美田村」という地名があり 「鳳凰美田」という銘柄の由来にもなりました。 ![]() 小林酒造は1872(明治5)年に創業。
歴史のある酒蔵です。 正樹さんは5代目になります。 元々は、下請けを中心に 日本酒を製造していた小林酒造。 小林さんが若い頃には家族から 「もう酒蔵はやめる」という話があり、 これには、当時日本酒が売れていた時代でしたが、 秋田から来ていた杜氏(酒職人)との関係もあり、 「別の仕事を探せ」と言われたそうです。 実は、当時、小林さんも「酒造を継ぐ」という意識はなく 様々な仕事を転々としていたそうです。 転機は、進学した「東京農業大学」
東農大には 全国を代表する酒蔵の跡継ぎが集まっていたため そこで始めて「酒蔵」というものを 意識・理解し始めたんだそう。 そのまま、小林酒造に入社しましたが、 時代の移りで酒造での生産量も減少。 経営も厳しく、仕事も少ない状況だった。と、 小林さんは話します。 蔵元という仕事は特殊で、 100の蔵元が一つのお酒を造った場合 99% → 1蔵元 残りの1% → 99蔵元 が担当。 という仕組みがあるそうです。 30年ほど前、吟醸酒の香りに驚き、
その製法が難しいとは知らずに、 若いながら生産をすすめ 吟醸酒に特化した日本酒の生産を始めます。 コレには学生時代の悔しさも原動力だったとか。 吟醸香は「マスカット」や「メロン」など、 たくさんの種類がありますが、 鳳凰美田は「マスカット」の吟醸香。 飲んだ瞬間に芳醇な香りが口に広がります。 たくさん飲んで欲しい。という思いから 色合いがあり、魅力的。だけど繊細で引き合いが早い。 と、いう特徴をもったお酒です。 アメリカ・香港・シンガポールを中心に 海外からの引き合いも増加し、最近は、 フランスなどヨーロッパ圏からもオファーがあるそうです。 人気に伴い、2014年には 栃木市内の工業団地内に新工場を新設しています。 |