[番組情報]2020年4月7日
今週は、株式会社 井上清吉商店 五代目蔵元・井上裕史さんへのインタビュー!![]() 今週は、 株式会社 井上清吉商店 五代目蔵元・代表取締役 井上 裕史(いのうえひろし)さんにお話を伺います。 宇都宮市白沢町にある株式会社 井上清吉商店は、明治元年創業。 全製品の原料米に栃木県産米を100%使用し 「真・地酒宣言」というコンセプトを掲げる こだわりの酒蔵です。 ![]() 若い頃は蔵元を継ぐ気がなかったという、井上さん。 ですが、昔から関わっていた家族のような 「杜氏」が体調を崩したことがきっかけで 23歳から蔵元を継ぐ修行の日々が始まりました そして、29歳という若さで、 澤姫の杜氏役に就任しました。 澤姫の日本酒づくりは「100%栃木米」に こだわっています。 一般的にコンテストに出すようなお酒を作る際は、 兵庫産の山田錦(酒米)を使うことが多いそうですが、 井上さんは、その製造工程に 「地域性」を出していくために、 栃木の米にこだわり抜いて選んでいるんです。 ![]() その考えを貫き、2010年に 「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」で 「澤姫 大吟醸 真・地酒宣言」が 世界最高賞『チャンピオン・サケ』に選定されたのをはじめ、 様々な賞を獲得。 そもそも何故、世界的なコンペティションに参加したのか? 「常識を変えたかった。」と井上さん。 栃木の米を使うのは王道から離れ、 オンリーワンな考えでしたが、 オンリーワンでナンバーワンになる方法を探しました。 そこでたどり着いた酒が、 本当に美味しい・クオリティが高いものだと証明するには コンテストで良い結果をだすことだ。と、参加を決意。 ただ日本だと、 どうしても山田錦と比べられてしまうため 外国の認識に挑戦してみよう。と考えたそうです。 自分たちの作った酒が世界的な賞を獲得することは 栃木の酒米が世界一になることと同じ。 なにより、地元の生産者たちも利益がでるように なると一番良い。と井上さんは話します。 ![]() ちょうど仕込みの現場にお邪魔できました。 大吟醸の製造蔵です。 芳醇なフルーティーな香りが 蔵いっぱいに立ち込めていました。 なんでも大吟醸は発酵途中に 人の気配がすると、泡が活性化して、、、 元気になるんだとか!?!? 来週も、引き続きお話しを伺います。 ![]() |
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