[放送内容]2022年9月15日
展覧会「もうひとつの生きかた - 自分の時を慈しむ」![]() ![]() 廊下の突き当たり、大きな絵は 大道あやさん作。 ![]() 展示室には、女流画家協会展に入選した 「しかけ花火」も。 自ら花火師の資格もとった大道さんは 花火工場の事故で夫を亡くし、 息子も花火が原因で大けがを負いました。 圧倒されるようなエネルギーと同時に 胸を締め付けるような哀しみもあふれた絵は 61歳で描かれたとのこと。 また、その隣の展示室では大道さんの母 丸木スマさんの作品が並んでいます。 母の絵を手本にしたという大道さん。 二人の作品を見ると、似ている構図もありますが タッチはまったく違っていて、 性格や こだわりの差を感じられます。 : お子さんが思わず夢中になるというのは 富永武さんの作品。 これらはなんと ビールの空き缶を切って作った 電気仕掛けのカラクリ人形!! ![]() ↑酔っ払いの通天閣が手酌で酒を注ぎ グラスを口元へ持っていくと、 口をガパッと開けて酒をあおります。 人形が動いている様子は 展示室にあるタブレットで見られるそうです! (分からない時は美術館の方にお訪ねください) : 一番手前の展示室にある森冨茂雄さんの作品は 会期中、一部入れ替えがあります。 原爆が投下される前――かつての広島の風景を描いた鉛筆画は 森冨さんが記憶を辿りながら描いたもの。 細かく描き込まれた絵からは 当時の広島の日常、人々の息づかいを感じられます。 なお、森冨さんの絵と証言をまとめた本の解説を その関係者と行ったスペシャルトークが 7/30に開催されましたが、 「聞きたいけど (遠方で・・・、コロナの感染拡大で・・・)行けないの~!」 という声にお応えして、 スペシャルトークの様子を9月中に有料配信するそうです。 そして、毎月第3土曜日には 作品について解説してもらえる「ギャラリートーク」を開催! いずれも詳しくは、公式HP等でご確認ください。 【もうひとつの美術館】 住所:那珂川町小口1181-2 時間:10時~17時(入場は16時30分まで) 休館日:毎週月曜日 (月祝は開館し、翌日火曜に休館) お問い合わせ:0287-92-8088 ★展覧会「もうひとつの生きかた - 自分の時を慈しむ」 期間:2022年7/15(金)~11/27(日) 入場料:大人 1,000円、大学生・70歳以上 700円 小中高生・障がい者・重度の方付添 500円 障がいのある小中学生 400円 ※展覧会への寄附を受け付けています。 詳しくは、美術館HPをご覧ください。 ↓ミュージアムショップとカフェも併設 ![]() |
2022年ラストを飾る展覧会は
『もうひとつの生きかた - 自分の時を慈しむ』
創作活動というと
10代・20代のうちから始める方が多い印象ですが
今回の展示作品の作家さんは
年を重ねてから表現者としての活動を始めた方たちです。
出展作家は8名。
岩本義夫さん・下妻喜枝さん・大道あやさん・武石トシ子さん
富永武さん・丸木スマさん・森冨茂雄さん・山口直道さんです。
展示室は4つあります。