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宇都宮プライド「愉快なラジオ」 12:00~12:49
2024/5/17 12:45/Kerouac Days In Montana/ザ・ファイヴ・コーナーズ・クインテット
地震だけでなく、台風、豪雨など、
いつ・どこで発生しても おかしくない、自然災害。
そのとき、幼い子どもたちの心には、
どのような変化が起こるのでしょうか。
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近年は 書籍などでも、様々な災害で
小さなお子さんと被災したママやパパのインタビューを
まとめたものが出版されていたりしますが、
そうしたものを見てみると、例えば…
当時、1歳7か月のお子さんを抱えて被災したママの体験談では、
自宅が津波で流されて 避難生活をしていたとき、
当時のお子さんは、普段なら
おばあちゃんに預かってもらっても泣かないのに、
その時は ママの姿が見えないと、ずっと泣いていたそうです。
また、被災当時:1歳10か月のお子さんがいたママも、
被災したあと・すぐは、お子さんがママから離れず、
少しの物音にもビクビクしたり、
敏感に反応するようになったそうです。
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こうしたお子さんの反応はとても自然なことで、
むしろ、こうした反応が
被災後・すぐに出たほうが、安心です。
まわりの大人が 気づきやすく・早めにケアできるので、
結果的に早く 回復することができるんですね。
一方、被災した直後に不安や恐怖が 表に出なかった子は、
生活が落ち着きはじめた頃に反応を出すことも 多いようです。
例えば、急に 夜泣きがはじまる、わがままになる…など。
時間差があると、まわりの大人は 困惑したり、
すぐに原因がわからず、対処が遅れてしまうことがあります。
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こうした傷ついた心のサインには、そのほかにも、
泣きやすくなる、安心を求めての後追い、
かんしゃくを起こす、また、腹痛や発熱・過呼吸など、
体の変化として表れることもあります。
そんな変化に気づいた時、パパママは
何をしてあげると良いのか?というと…
まずは、スキンシップを増やすこと♪
被災した直後は、いろいろ大変だと思いますが、
おんぶや抱っこなど、短い時間でOKです。
できるだけ、お子さんが求めているタイミングで
ケアしてあげると、お子さんの心は満たされて、
落ち着きを 取り戻しやすいと言います。
そして、できるだけ生活のリズムを整えてあげること。
環境が変わっても、食事は1日3回、できれば温かいものを、
しっかり食べさせることが、大事になります。
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こうしたケアをしていくと、お子さんの不安は
一時的なもので おさまっていくそうですが、
災害だけでなく、何かショックな出来事が起きた時にも
お子さんの 心のサインに気付き
すぐに対処することができるように、
お子さんの様子は 普段から、
よ~く、見守るようにしたいですね。