[番組情報]2017年10月10日
今週も、株式会社ホリス、谷川美貴さんにお話を伺います。![]() 社内には”ゆず”のとっても良い香りが広がっています。
それもそのはず、株式会社ホリスでは、 栃木県産のゆずを使った商品に力を入れているんです! ゆずのアロマを主として、香り製品を製造・販売。 アロマオイルや入浴剤、そして、ゆず塩まで。 さらに安眠ピローミスト 等、ラインアップは様々。 これらの製品は、宇都宮駅や、道の駅もてぎ、 そして東京、とちまるショップなどでも販売されています。 ![]() 「ゆず」と言えば、高知県の名産品としても知られますが、
栃木をはじめとした北関東のゆずは 「実生(みしょう)ゆず」という希少なゆずも多く、 また、気候の影響で香りが複雑で、油胞(ゆほう)という、 ゆずの皮に含まれる香り成分が豊富なんだそう! そんな、ゆずのことを知るため、 谷川さんは、本場の高知まで、ゆずの勉強に。 専門家や農業試験場を頼り、 今後、データや、エビデンスが必要になると感じ、 ゆずを分析しデータ化するという徹底ぶり。 ![]() ゆずには「ペクチン」という
「粘りの強い成分」が含まれ、 香りの成分だけを抽出するのは非常に難しいようで なんと最初は台所で実験をしていたとか。 その後、機材を用意し、試行錯誤の末 抽出できるようになりました! その香り成分なのですが、、、 果汁を絞った後の皮10kgから、 およそ5mlしか抽出できないという代物。 しかし、ゆずの皮は基本的には捨てられるものなので、 再利用にも繋がっているんです。 ![]() 株式会社ホリスでは、基本的には県産ゆずを使用し
茂木町と足利市を中心に、 大田原市と宇都宮市でも栽培されているゆずを使用しています。 実は、この栃木で出来た「ゆずの香り」 8月からヨーロッパで取引が始まっているそうなんですが、 その話は、また次回、伺っていきます。 ![]() |
栃木県から世界各国へ進出する企業にスポットを当て、
海外展開のキーポイントを探っていきます。
今週は、株式会社ホリス 代表取締役
谷川美貴(たにがわ・みき)さん に
お話を伺います。
宇都宮市下栗に本社を構える、株式会社ホリスは、
オーガニック商品の開発・販売や、
アロマセラピーを始めとした、
様々なセラピストの養成スクールを運営している会社です。
茂木町にある香り公房はオープンから3年になりました。