[番組情報]2020年11月3日
今週は、株式会社 北研 営業部 石塚 誠さんへのインタビュー!![]() 今週は 株式会社 北研 営業部 石塚 誠 さん に お話を伺いました。 栃木県壬生町に本社を構える株式会社 北研は 「きのこの総合メーカー」。 研究開発、種菌、資材・プラント、 きのこ生産・販売を行っている会社です。 ![]() 今回は種菌工場の中に、 お邪魔させていただきました! この時は、 種菌の培地用の栄養体を混ぜる作業の最中でした。 北研は昭和36年に壬生町で前身となる会社を創業。 なめこの生産技術を確立して栽培用種菌を販売。 当時は「なめこの北研」と言われていたそうです。 昭和63年に北研600号という 臨床シイタケ栽培用品種と、特許技術を開発。 普及が始まると、主力事業が 菌床しいたけ栽培用種菌と、栽培敷材となり、 今では全国およそ2000件の農家・シイタケ工場が 使っているんです。 ![]() 北研は、自然の環境を利用して 設備投資を抑えたビニールハウスでの自然栽培、 断熱効果の高い建物での空調栽培など、 栽培方法に合わせた品種を取り揃えてもいます。 また、直径10cm以上の大型シイタケを栽培できる品種や しいたけが発生しない30°以上の環境でも栽培できる品種など、 ニーズに合わせて開発して品種もあります。 現在は国内に流通する生しいたけの、およそ50%の生産者が 北研の種菌で生産しているほどのシェア率を誇ります。 主力の菌床シイタケだけでなく、新種の開発にも力を入れ、 きくらげ・ヒラタケ・マイタケ種菌の販売、 そして、エノキ茸やエリンギの品種開発にも力をいれます。 ![]() 今後は海外への展開にも目を向けている北研。 現在の日本のキノコの生産量は年間47万t 世界では5千万tにもなるそうです。 世界的な健康志向により、消費量は拡大傾向、 さらに、シイタケは各国での中華街消費や 日本食ブームの広がりもあり、 欧米のスーパーでも店頭にも並ぶ商品なんだとか。 アジア圏でみると、中国は、 年間3千600万tで世界一のシイタケ生産量を誇ります。 これは日本の生産量の140倍以上の数字。 しかも、価格は日本の7分の1ほど。 日本の価格で販売することは難しいため、 海外展開には中国に合わせた、 ビジネスモデルの構築が必要になります。 ですが、市場は日本に比べてはるかに大きいため 海外展開には期待が持てる。と、石塚さんは話します。 また、来週もお話を伺います。 |
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