[チャレンジing Photo]2016年8月29日
【茄子に魅せられて】![]() 前垣さんは以前まで都会に住み、
都会で働いていた。 夫はソフトウェアの開発者。 妻は夜勤もこなす看護士。 経済的には何も問題は無い。 美味しい生ビールも毎日味わえる。 でも、なんか引っかかる。 「これって幸せかなぁ。」 「他に楽しいことは無いかなぁ。」 そんな時に、夫は、前から憧れていた生活が 頭をよぎった。 それは「田舎暮らし」。 幸いなことに妻の実家は、「那須塩原」。 そうだ、那須塩原に行こう! そこから新たな夫婦の生活がスタートした。 ソフトウェア開発、そして看護士から一変。 文字通り「畑違い」の「農家」へと転身。 広い大地のもと、ナスと一緒に太陽を 浴びる道を選んだのだ。 しかし、当然ながら、最初からうまくはいかない。 1年間、大先輩のナス農家のもとで修業。 そして必死に勉強をした。 そして、今年、ついにナス農家として デビューした。 そんなことは知る由もない僕ら取材班は 畑を見た瞬間は、大ベテランの畑にやってきた! と勘違いするほどの光景だった。 ![]() つまりナスがこれでもかと言うぐらいに なっていたのだ。 これも、自身の努力のおかげであり、 修業後も、気にして、畑を見に来てくれたり 電話をしてくれる師匠のおかげでもある。 ![]() 味? それは言うまでもなく美味。 取材中、妻はこんなことを言っていた。 「農家をやると聞いたときは、開いた口が塞がらななかった。」 「でも、今は前よりも笑顔が増えて楽しそう。」 「そして、毎日一緒にご飯が食べられて嬉しい。」 「貧しいけど、幸せ。」 2人は大きな賭けをした結果、 幸せを手に入れたのだ! ![]() ![]() |
那須塩原に憧れ、都会からやって来て、
のんびりと、そして笑顔いっぱいで暮らす
人たちを僕らは何人見てきただろうか。
嬉しいことに、この番組に携わることで、
そういう「笑顔」を何度も見ることができる。
そして今回はその象徴と言える夫婦に
出会うことができた。
前垣ご夫妻。
若手のナス農家だ。