[Let's農!~たんたんマスターへの道~]2011年11月30日
~トマト農家~![]() ハウス栽培をされている篠崎さん。
入口からまずびっくり! なんと靴を脱いでハウスに入るんです。 篠崎さんは、土を使わず作っているんだそうです。 ロックウール栽培と言って、 スポンジ状の石綿に肥料入りの水を貯え、 そこに苗を植え付けることで、トマトが育つんです。 ロックウール栽培の最大のメリットは、 「トマトの発育が土に比べて早い」 「収穫の後、苗の植え替えがすぐにできる」 ということで、大量生産に非常に適しているんですね! 多くのトマトが作れるというだけじゃありませんよ! 篠崎さんは、ロックウールに流す肥料の量などを 細かく調整して、トマトの味の管理も丁寧にされているんです。 与える肥料の量で、甘味が変化するんだそうです。 ハウスの環境設備も凄い。 天井には自動扉のようなものがついていて、 トマトが育つ環境を維持するために、 温かくなったり、涼しくなったり… ハウス内の酸素濃度まで、 自動でコントロールするんだそうです。 さてさて、では篠崎さんは何の仕事してるの? というと、「収穫」…ではなく、 (収穫はパートさんが手作業でするそうです) トマトの管理作業を行っているんです。 管理作業というのは大変なんです。 トマトの茎が枝分かれしてくると、 栄養分が分かれた枝のほうに流れてしまわないように 枝の剪定作業をしたり、伸びた苗の誘引作業を 行ったり、と…管理だけでも非常に忙しそうですね。 私たちの食卓に何気なく存在するトマトも こうしたトマトに対する管理をされている トマト農家さんたちの努力と働きぶりあってこその トマトなんだなと改めて実感しました…! 微妙な味の違いや、作り方の違いにも、興味が湧いてきます。 みなさんも、トマトを食べるときは、 味と、見た目と、そのトマトの放つオーラを、 じっくり感じてみてください。 ![]() |
おひさまと、水と、土に感謝しながら、
様々な農産物を作ってきた高根沢。――
そんな高根沢の農業の魅力を広く伝えるべく
パーソナリティ五十嵐愛が高根沢の農業と
その精神を熟知するたんたんマスターを目指し、
学び、挑戦するコーナー。
『Let's 農!~たんたんマスターへの道~』
今回は、トマト農家へ行ってきました!
サツマイモ掘りや農家めぐりツアーで
お世話になった篠崎さんの育てているトマトを
どんな風に育てているのか現地で見てきました!