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日本郵便 SUNDAY'S POST 15:00~15:50
2025/12/7 15:17/ママには内緒/はなわ
初めて食べるものに出会うことも 多いと思いますが、
今日は、そんな食の体験にも欠かせない、
お子さんの“味覚の発達”について、お話ししてみたいと思います。
そもそも、ヒトが 食べ物から感じる“味覚”には、
甘味、塩味、酸味、苦味、うま味 の、
5つがあると 言われていますね。こうした味覚は、
その食べ物に どんな成分が含まれているか、
体に悪いものが含まれていないか、などを 識別するための、
生きていくうえで 大切な役割を 担っています。
では、味覚はどのようなメカニズムで感じられるのか?
と言うと、主に、舌の表面にある細かな突起
「舌乳頭」の、「味蕾(みらい)」という器官で感じ取っています。
この味蕾が、味の成分をキャッチして、味覚神経を介し、
脳に信号が送られることで、味を感知することができます。
そして、この味蕾の数が
最も多いと言われているのが“幼少期”、
そのあとは 徐々に 消耗されていくそうです…!
とくに 味覚の発達のピークは、3才~4才頃と考えられていて、
だいたい10才頃までに食べたものの 味の記憶が、
その後の 味覚の基礎になる、とも言われています。
…なので、味覚の 良好な成長・発達には、
味に敏感な 子どもの時期に 正しい味覚を身につけること、
また、子どものうちから 様々な味を経験して、
味覚の“幅”を 広げることが 大切なんですが、、、
では、健やかな味覚を育てるための
具体的なポイントは?というと…
例えば、「食材本来の味を感じられるよう、
薄味を心がける」こと。とくに 味付けの濃い調味料
(ケチャップ、マヨネーズ、ソース、ドレッシング)などは
食材の味を隠してしまうので、控えめにしましょう。
また、「多彩な食べ物に チャレンジさせる」こと。
様々な食材の味を たくさん経験して、味覚情報(味の記憶)を
数多くインプットすることは、その後の 食の楽しみ、
味覚の幅につながります。なので、もしかしたら…
“食わず嫌い”は、モッタイナイかも知れません!
食材への警戒心をやわらげる意味でも、
お子さんがキライな食材も時々 食卓に並べてみましょう。
そして 最後に、「しっかり咀嚼をさせる」こと。
味の成分をキャッチする味蕾は、
舌の奥のほう(奥歯の近く)にたくさん存在すると
言われています。奥歯でシッカリ噛めば 味を感じやすく、
味わいも持続して、食材のおいしさを
より多く感じることができます。
…ということで、この夏休みも、
お子さんと一緒に旬のおいしいもの、
様々な食材をじっくり楽しんで、ぜひ“違いの分かる人”の
育成にも、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?