[番組で紹介した情報]2025年4月25日
『 子どもの自立、うながすには? 』 |
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2025年4月18日
『 言葉の発達とオノマトペ 』オノマトペ とは…、
音や声を表す 擬音語・擬声語、 モノやコトの様子を表す 擬態語 のことです。 日本語にも たくさんの オノマトペがありますが、 小さいお子さんと お話しをする時には、 そんなオノマトペを積極的に 取り入れるようにすると、 お子さんの言葉の発達に 役立つことが、 たくさんあるのだそうです! ::: どう役立つのか? と言うと… 例えば、オノマトペは『言葉の“聞き取り”』に役立ちます。 「ゴクゴク」「どんどん」「ふわふわ」 …といった オノマトペは、リズミカルで 音のくり返しが 使われることが多く、 注意を 惹きつけたり・印象に残りやすいですよね♪ なので、オノマトペを使うと、小さい子でも 文脈の中から単語を切り出し・聞き取る、 ということが しやすくなります。 ::: また、『言葉を理解する』のにも 役立ちます。 言葉の発達過程にいる 子ども達は、 常に自分の知っている言葉と・知らない言葉の両方を 聞いていますが、その中で、例えば 「雨が ザーザー 降っている」と 聞いた時、 「降っている」という言葉を まだ知らなかったとしても 「雨」という単語と、「ザーザー」が 分かれば、 お子さんは そこから 推測して「降っている」の意味が 掴めるかも知れません。 ただ「雨が降っている」と言うよりも、 「雨が ザーザー降っている」のように オノマトペを足して使ってあげると、 言葉の理解が 進むチャンスが、生まれていきます。 ::: そして、オノマトペは『おしゃべりを増やす』のに役立ちます。 「ポンポン」「ガリガリ」「ぺたぺた」のように 同じ音が繰り返されるオノマトペは、 お喋りがまだおぼつかないお子さんでも発しやすいという 特徴があります。実際のモノや様子を目の前にしながら、 たくさんのオノマトペを口に出してみると、 お喋りを増やす 練習になります。 ::: さらに、オノマトペは 『動作の言葉(動詞)の 習得』にも 役立ちます。 こどもは、モノの名前(名詞)より 動きを表す言葉(動詞)のほうが 覚えにくいと言われているんですが…、 例えば、「歩く」と「走る」の違いが分かりづらいと 感じる子でも、「のろのろ歩く」「タッタカ走る」のように オノマトペが組み合わさると、動詞の習得・使い分けの 助けになることが あります! ::: …こうして見てみると、 ことば・言語の習得って奥深いな~と思いますが オノマトペが こんなに 重要な役割を果たしているとは、 発見ですよね! 様々な見た目やイメージを 豊富に含むオノマトペの数々。 ぜひ 小さなお子さんとお話する時には、 たくさん使ってみてください♪ |
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2025年4月11日
『イヤイヤ期って なんなの? 』もしかしたら…、“イヤイヤ期”と聞くだけで、
頭を抱えてしまう パパママも いるかも知れませんが…。 イヤイヤ期とは、こどもが 1歳~3歳ごろにかけて、 自己主張が強くなり、「イヤ!」を繰り返すことが増える、 その時期を指します。2歳ごろにピークを迎えることが多く、 “魔の2歳児”とも呼ばれますね~。 「お風呂もイヤ、着替えもイヤ、おむつ交換もイヤ…」 「やめて欲しいことを注意しても 聞いてくれない…」 一体、子どもたちの中では、何が起きているのでしょうか。 ::: イヤイヤ期の正体は、 心・知能が 急激に発達する、その変わり目の時期です。 そして、この時期(1歳~3歳くらい)のお子さんは、 とくに、“自律性が育つ”段階にあります。 自律性というのは、ある目的を達成するために 自分で計画し・行動する、そのチカラのこと。なので、 そんなお子さんの 心の中を のぞいてみると… 一生懸命、自分で考え・行動しようとしているところへ、 考えや予定に無かったことを、ママやパパから アレコレ言われるので、「イヤ!邪魔しないで!」 と言いたくなる…、そんな気持ちなんだそうです。 ::: …とは言っても、中には、お子さんのイヤイヤが ツラく、 落ち込んでしまう親御さんも 少なくないですよね。 でも、ただ一つ、安心していただきたいのは、 世界中の2歳児たちが、「イヤ! NO!」と言っている、 ということです!“ウチの子だけじゃないんだ、 味方はたくさんいる”ということを、ぜひ、忘れないでほしいと思います。 ::: では その上で、できるだけパパママの負担を軽減できるよう、 どんな工夫ができるのか? というと…、 例えば、可能な範囲で、 時間に余裕をもつよう 心がけること。 イヤイヤ期のお子さんと向き合うには、 時間と心の余裕が必要ですよね。 時間に余裕があれば、パパママの心にも 少しは 余裕が生まれますし、お子さんの要求に 応えてあげられることも 増えそうです。 また、お子さんと落ち着いて会話するように心がけること。 小さなお子さんは、心の成長とはウラハラに、まだ、 自分の気持ちを 言葉で、上手に表現することができません。 なので、イヤイヤの強い言葉にも、反応しすぎないようにして、 お子さんが“本当は 何がしたいのか”を 聞き出すように、 時にはお子さんの気持ちを 言語化してあげながら、 落ち着いて会話をするのが オススメです。 ::: そのほか、先輩パパママの 対策・経験談も 参考になるかも知れませんので、ぜひ、近くに 先輩がいるかたは、相談してみるのも イイと思います。 そして、イヤイヤ期は、いつか必ず、終わりが来ます!! みんなで支え合いながら、じっくり、乗り切っていきましょう。 |
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2025年4月4日
『新学期の 変化とストレス!』この春 お子さんが 入学・進級されるご家庭では、
様々な準備に 慌ただしい日々…、 そして お子さんも きっと、大きな環境の変化に 「期待」と「不安」でイッパイではないでしょうか? そして、そうした 期待と不安、環境の変化は、同時に、 大きな「ストレス」を生み出します。。。 今日は、そんな“新学期の変化とストレス”について ちょっと考えてみましょう。 ::: もちろん、新しいステージへ向かうのは おめでたいことですし、お子さん本人もうれしく感じる子が 多いと思います。そして そんなお子さんは 新しい環境に適応しようと、頑張ります! 入学式や 始業式が 終わってしばらくは 緊張感と気持ちの高ぶりで、ある程度の頑張りがきくのですが、 少し慣れてきた頃…5月の連休明けくらいに ふと緊張が切れて、どっと疲れが出てしまうことが あるんですね。。。 では、そうした疲れをやわらげるために、 周囲の大人たちはこうした「変化」を どのような心構えで 迎えればよいのでしょうか。 ::: まずは 大前提として、 『変化はストレスだ』と 意識しておくことです。 今まで 当たり前だった環境… 生活リズムや 通学路、 制服や持ち物、担任の先生など人間関係が 変わることは、 お子さんにとって かなりの負担です。 でも、そうした変化は避けようとするよりも、あらかじめ 『変化はストレス。対処できる!』と意識しておくだけで、 ちょっと気が楽になるかも知れません。 そして『不安や心配を抱くことは 自然なこと』と 受け入れましょう。お子さんは、周りの人から 「入学・進級おめでとう!」とお祝いされて 「ポジティブな気持ちで頑張らなくちゃ!」と思ったり 本来感じている寂しさや不安を隠してしまうかも知れません。 でも、「新しい環境に入る時 不安や心配を抱くことは自然なこと」ととらえて、 お子さんにも それを伝えてあげると、お子さんも ちょっとリラックスして“頑張りすぎ”を防ぐことができます。 ::: また、とくに新年度の 前後は、 お子さんの様子を“普段の2割増し”くらいで よく観察してみましょう。 いつもとは違うストレスのサインを感じたり お子さんがポロッと 不安を口にしたら…、 「クラス替えが心配?」と声をかけたり、 「小学校ってどんなところだろうね。お勉強 難しいのかなぁ?」 など、お子さんが感じていそうなことを言葉にしてみます。 するとお子さんは、「自分の気持ちをわかってもらえた」と 安心して、ストレスに立ち向かう勇気が湧いてくるかも知れません♪ ::: 大人ができることは、お子さんの変化に気付き、 そのストレスが和らぐよう サポートをしてあげること。 様々に降りかかる、不安やプレッシャーも ぜひ 親子で一緒に、乗り越えていきましょう☆ |




お子さんの 朝の支度や、宿題、寝る前の準備など…
「なかなか 自分から動いてくれなくて 困る~」とか、
「学校の忘れ物を連発してしまった~」なんて経験、
あるのではないでしょうか。
そこで仕方なく、親御さんが手伝ったりすると
「このままでは ウチの子は 自立できないのでは…!?」
なんて焦ることも あるかも知れません。
そこで 今日は、お子さんに対する生活面のサポート、
向き合い方のヒントを、探ってみたいと思います。
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まず、知っておきたいことは、「親のしつけと
こどもの自立のスピードは、無関係である」ということ。
例えば 同じ親をもつ兄弟であっても
それぞれ得意・不得意があるように、
子どもの発達のスピードには、個人差があります。
ですから、なかなか自立できないな~と思っても、
親御さんが 自分を責める必要はない、ということです。
そして、「追い込めば 子どもが早く自立する」とか
「親が手伝うと 子どもが自立できない」といった思いは、
早めに手放しましょう!
このことは 既に、教育分野の研究でも
否定されているそうなので、ココロが悪循環に陥る前に
そうした考えは 捨ててしまいましょう♪
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では 具体的にできる工夫(サポート)には、
どんなことがあるでしょうか?
例えば、生活リズムのことで言うと、
お子さんが見る時計を、文字盤のあるアナログ時計にして、
また、「一日の時間割」を、
時計に似せた円グラフで作ってみましょう。
…そもそも、時計が読めたり
時間の感覚が分かるようになるのは、だいたい
8歳~9歳くらいから と言われています。
(意外とユックリです!)
なので、それまでは、アナログ時計と
一日の時間割を 照らし合わせながら行動できるよう、
工夫してみましょう。
また、お子さんへの声かけも、
「やりなさい」ではなく「できるかな?」
「そろそろじゃない?」という 問いかけがオススメ。
手伝う場合も、「一緒にやろう」と言って サポートします。
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そのほか、忘れ物の防止には、持ち物をメモする、
そのメモを 目立つ場所に貼る、寝る前に
翌日の持ち物をチェックする…など。
それでも 忘れ物をしてしまった時には、
「どうして忘れてしまったのか」
「今後 忘れない為には どうすればよいか」を
お子さんと一緒に相談する…、そんなサポートがオススメです。
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こんな風に、少しずつ工夫しながら過ごしてみて、
お子さんの口から「そろそろ始めないと☆」とか
「忘れないように…」な~んて言葉が出るようになったら、
大成功です!!その子のペースに合わせて・無理なく、
自立を 応援していきましょう♪