[B-UP!あれこれ]2013年9月27日
今日のKeiさん![]() そして右手にはクリィミーマミ ![]() クリィミーマミの甘い香りを漂わせながら今日のひとこと 「重ね着は暑いな…」 |
[B-UP!MORNING Report]2013年9月27日
日本初!夏季いちご栽培実験が大谷で宇都宮市大谷の大谷景観公園近くで、その実験は6月から
行われていました。もしかして、栃木の未来を左右するかもしれない 地味ながらも?壮大な実験!! それは、夏場の苺栽培を低コストで。しかも大谷の採掘場跡地の とある特性を利用した素晴らしい実験なのです。 お話を伺ったのは、大谷地域振興グループ主任主事の 佐藤大地さんです。 ![]() 私たちが知る「とちおとめ」は、12月頃からが出荷の最盛期。
実は夏場の苺は9割が海外からの輸入に頼っているそうなんです。 日本では夏場は暑すぎて、涼しい山の上でしか栽培が難しいのだそう。 てっきり、大谷石の採掘場跡地のひんやりした地下の空気を 利用しているのかと思ったら、どうやら違う様子。 ビニールハウスは、暑い地上にあって、ハウスの中は たっぷりのお日様を受けて・・・あつい・・・。 それでは、一体どんな仕組みで育てているのか?? ![]() ビニールハウスの裏手にあったのは、大谷石の採掘場跡地。
地上の暑さが嘘のように、その大きな穴を覗くとひんやり 冷たい空気が流れてきます。 そしてよく見ると、その地面にたっぷりの地下水が溜まってるのです。 通常の地下水でも平均15℃程ということですが、 なんと、こちらの採掘場跡地の水は、年間を通して7℃ほどと かなり冷たい。 ハウスに延ばした水道のホースのようなモノを、水道水で満たし、 そのホースごと、大谷石の採掘場跡地のこの冷たい水の中に 浸します。すると、ホースの中の水が冷やされて、ポンプでハウスの中に 運ばれます。 ![]() そして、そのホースは、ビニールハウスの中の一本一本の
苗にピタッと沿うように這っていて、これで、苗を 直接冷やすことで、夏場の空気が暑くても、苺が元気に 実を付ける事ができるのだそうです。 てっきり、冷たい空気を充満させる・・・とか 冷たい水を汲み上げて、水をあげている・・・のかと 思っていたのですが、全く違った方法で、すごい成果を上げていました。 これを「クラウン冷却システム」というそうです。 ![]() 通常、この方法を行う時には、ホースを通す水を冷やす為の、
エネルギーが必要になってきますが、この大谷の採掘場跡地の 通年冷たい水があるお陰で、自然の力で冷やす事ができ、 動力は汲み上げる小さなポンプだけ。水も、新しいものは 必要なく、ホースの中で、ずっと循環させているものなのだそうで 最高の再生可能エネルギーです。 この実験では、「とちおとめ」の他に話題の新品種「なつおとめ」の 栽培実験も行っていて、共に、猛暑にまけず次々と瑞々しく甘酸っぱい 赤い実をつけていました。 大谷地区が、夏の苺の名産地になる日も近いかもしれません。 ![]() |
ということで今日のKeiさんは楽天仕様でした。