[B-UP!MORNING Report]2012年11月12日
☆第84回関東菊花競技大会☆![]() こちらのぼってりとした「厚物」と呼ばれるもの。 数百枚の花びらが中央に向かってうろこ状に高く盛り上がっているのが特徴です! まるで空に浮かぶ雲のようで、美しいです♪ さらにこちらも有名なのが「管物」という 花びらが細く長く真っすぐ伸びたもの。 厚物と比べると華奢なイメージです! ![]() 見ているだけでもため息が出るほど美しく見事な菊ですが、 競技大会ですから、審査の対象になっていることも忘れてはいけません。 菊たちには金や銀の札がかかっていて「特選」「最優等」「優等」などと 書かれています。 大菊・小菊盆栽・千輪作り・懸崖つくりなどなど 各部門ごとに1割ほど最優等が与えられ、その中でも優秀な菊には 特別賞が与えられます。 佐野市長賞や知事賞、晃陽会長賞などそうそうたる賞なのですが、 もっとも素晴らしい菊を育てると、なんと! 内閣総理大臣賞が贈られるんです! すごいことですよ…これは…。 ![]() 大菊部門では「厚物」で
育て方、色、形、すべてにおいてが相当するとのことで 大平の方が受賞されました。 菊の花ことばは「高貴」。 まさに品格のある美しい花たちの頂点ともいえる作品ですね! ![]() 簡単には育てられないからこそ人々を惹きつけ
魅了するわけです。 この日もたくさんの方が足を運んでいましたよ! 小学生の菊花写生も展示されており、菊は駐車場にも展示されているので 色鮮やかで見事でした。 今年は古典菊(肥後菊)の展示も行っているそうで、 歴史の中にも新しいものが取り込まれていたりするのも楽しいです! まだ見た事がないという方は、 ぜひ足を運んでみてください! 見ごろはまだ続いています♪ 第84回関東菊花競技大会 栃木県佐野市金井上町2233 佐野厄除け大師 惣宗寺の境内 11月23日(金)まで 9時~16時まで 無料 (問)晃陽会0283-22-1689 ![]() |
今年で第84回を数える関東菊花競技大会は、
昭和4年に始まり、戦時中でも1度も途切れることなく開催された
歴史と伝統ある菊の祭典なんです。
開催数は日本一とも言われ、各支部の師範クラスが腕を競う
花のレベルが非常に高いことでも知られています。
毎年11月1日~23日までの開催と決まっており、
審査日は11月4日と定められているので
出展者はその審査日に合わせて思い思いの菊を出展するために
丹精込めて手塩にかけて菊を育てるわけです!
それも1年かけて!
これは根気のいる作業です。
主催でもある晃陽会の幹事長・金澤さんは
「自分の子供を育てるように愛情たっぷり可愛がって育てるんです」
と、おっしゃっていました。
今年の夏の猛暑で出品数は減るかな~と予想されていたようですが
例年に比べ出展が多く、1400点以上とのこと。
県内以外にも、茨城・埼玉・新潟からも出展があったそうです。
一般的に菊花展でも多くみられるのが