[B-UP!MORNING Report]2013年1月30日
懐かしい?新しい?木のエコ包装紙 経木(きょうぎ)![]() 現在のように、ビニール製品が少なかった昭和30年から
40年代半ばまでは、全ての商店で ものを包むものとして使われていたそうです。 経木の原料は赤松。県北は赤松が豊富で以前は県内にも38件もの 経木工場があったそうですが、現在は、県内に2件になってしまいました。 ![]() 赤松は、殺菌・抗菌に優れているそうで、おにぎりなどを
包むのにぴったりなのだそう。通気性にも優れているため 鮮度を保つのにもピッタリです。 他に揚げ物の敷物としても、余分な油を吸い取ってくれて 仕上がりがカラっとするそうです。 お肉などは、プラスチックトレイだと、底に当たっていた部分が 次第に黒っぽくなってしまいますが、経木に包むと そういう事がないそうです。 そして、なんといってもいいのは、最後に土に還ること。 今では、プラスチックの容器がほとんどになりましたが、 安心安全な自然の力を使う木の包装紙の良さが 再び見直されつつあるようです。 ![]() 削られた経木は、こんなに水分を蓄えていたのかというほど
しっとりしているので、ここでしっかりと、ゆっくりと 乾燥させて、製品になります。 そんな、経木は那須塩原ブランドに認定されています。 また、最近では、包む・敷くだけでなく、 ハガキやコースター・栞など、新たなお土産品としても 注目を集めています。 経木グッズをお求めいただけるのは 「アグリパル塩原」「塩原ものがたり館」「那須野ヶ原博物館」 「文具と包装資材の㈱タカダ」など。 また東京スカイツリーの下にある ショップの中の「とちまるショップ」でも販売しています。 ![]() 天然の木材だから、紙のように薄くても、手触りに年輪の
かすかな凹凸。そして香り、手触り。 自然からの素敵な贈り物。みなさんも是非、手にしてみてください。 「島倉産業」 住所 那須塩原市三区町633 問合せ 0287-36-0049 ホームページ 那須塩原ブランド 赤松の前で島倉さんと奥さまと3人で。 コースター・経木・ハガキを持っています。 ![]() |
経木と聞いて、懐かしいと感じる方と、初めて聞く方が
いるかと思います。
経木とは、昔から作られている木を薄く削って作った
包装資材なんです。
今では栃木県内に2社となってしまった、経木工場で
島倉産業 代表取締役 島倉彰秀さんにお話を伺いました。
おにぎりを包んでいる、コレが経木です。
名前の由来は、紙の無かった時代に、この、木を薄く削って
紙のようにしたものに、お経を描いた事から経木と呼ばれるように
なったとか。