[エール放送後記]2019年7月1日
【養蚕農家】![]() そこで、長年、蚕を育てる「佐々木一郎」さんにお話を伺った。 蚕を育て、繭を出させ、生糸を作る産業・・・。 これを「養蚕業」と呼ぶ。 この養蚕業を代々受け継ぐ佐々木さん。 ![]() 現在は敷地の小屋の中に25メートルほどのプールで 育てているが、昔は家の中で飼っていたそう。 扱いは虫ではなく、「家畜」。 つまり、〇頭と数える。 今回、養蚕の現場を始めてみた。 プールの中に敷き詰められた桑の葉におよそ21万頭もの蚕様。 正直、最初見た時は驚きの光景・・・。 ![]() しかし、着物離れによるシルクの需要の現状、
そして佐々木さんの想いを聞いているうちに、 「頑張れよ~」「しっかり繭を作ってくれよ~」と、 応援したくなる僕らがいた。 フロリンなんか、手に乗せて可愛がるほど・・・。 蚕から生まれる「繭」の重さ450キロのうち、 シルクになるのは20パーセント程度。 ![]() しかもその後は、鯉のえさになってしまうと言っていた。 何とも儚い生涯である・・・。 だからこそ、貴重な「シルク」とも言えるのだろう。 年々、養蚕業は縮小している現実。 しかし、大好きなこの仕事を全うしたいと、話してくれた。 ![]() |
繭が生み出されているとは・・・。
今回僕らが足を運んだのは、
那須塩原は三区町エリアにある「養蚕業」を営むお宅。